ぎんなんの作業現場(左の袋は果肉を外したぎんなん、真ん中はまだ固いぎんなん、周囲は外した果肉)
朝方、冷え込んで動きたくない。
なんとか味噌汁を温めて朝食をとったが動きたくない。じっとしていても寒い。冬のようである。気温の揺さぶりはかなわない。
どうしようかと思いつつうじうじしていたらメールが来た。
なつめのコンポートをあげた人からで「おいしくてどんどん食べたらもう五つしかない」とのこと。こういった野生果実は採る人は粋がって興奮するがそれをもらった人が喜ぶとは限らない。よって妻から「人に差し上げるときは一度で食べきれる量よ」と念を押されている、げんに妻は、甘いものはダメでコンポートを受け付けない。
喜ぶ人がいた。嬉しくなっても一度なつめの木に行く。毛糸のシャツを着て合羽を着て雨へ出る。出てみると家でじっとしているより体から熱が出る。
雨の中の活動が嫌じゃない。
なつめは木にそうとう付いていて、ざっと140個ゲット。鍋2杯以上の量。
むこうの山が840粒、こちらの山が700粒。まだ洗浄できていない。
なつめ採取で下半身びしょびしょなので濡れたついでに2キロ半北へ行き、ぎんなんを拾う気になった。
現場へ行くと雨でたくさん落ちていた。布の袋二つで840粒。今年の合計が2840粒となった。大粒の上物である。
拾ってやめとうと思ったが、樹下のぎんなん置き場へ来で今日の収穫を置くとそこに2200粒も集まったことになる。
濡れたついでにぎんなんを洗浄する気になった。
手でぎんなんの果肉を外して約600粒を近くの水道で洗う。専用の棍棒を握って水を入れたバケツの中でトータル400回攪拌する。米を研ぐのと一緒。掻き混ぜてぎんなん同士ぶつかって果肉を落としてゆく。水はむろん替えるが攪拌を飽きずにやることが大事。後で大胸筋が傷む。それくらいやらないと綺麗にならない。
作業をやり終えたら11時過ぎ。雨が小降りになって気温が上がった。
体もかなり温かくなった。引っ込んでいなくてよかった。得をした気分。
午後は、なつめを煮る。俳句はテキトーにやる。
これは熊さんが食べるくぬぎの実
前回のなつめのコンポート