Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

MOTIF ES8

2010-06-07 19:30:31 | 楽器、PC
Ca3g0096


時の経つのは早いもので、MOTIF ESシリーズが発売されたのが2003年だそうですが、おかげで中古市場でもかなり値が下がって参りまして…いってしまいました、YAMAHA MOTIF ES8


MOTIF ES のラック版や廉価版のMO8を使って来てはいるので音にはすっかり馴染みがあるのですが、やはりこの図体にシビレます!
音色的には同じMO8はライブに持ち出すのには最適な大きさと重量なのですが、ちょいとルックスがねぇ…。
演奏者側から見てれば両機とも大差無いのですが、MO8はなんといっても客席側のリアパネルがいただけない。
ES8が持つフラッグシップ機としての風格っつうのかな、やはりそれには敵わないんだなぁ。


まあ、この中古のES8も美品といえるものではなく、我が家にやって来た時はけっこう傷んでたのですが(多分一度ぶっ倒してるね)、サイドパネルの欠けた部分の色を塗り直したり、鍵盤やスイッチのくすみをクレンザーで研いたり、反応の鈍いスイッチは接点復活液で浄化したりと3日くらい手間ひま欠けてやりました。



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しかし、フラッグシップ機であるだけに本体重量もフラッグシップ。
これから幾度となくこいつを持ち運ぶわけですからそれなりの覚悟が必要です。
ここ何年かライブで使ってたメイン機材を振り返ってみると、


P150 (33.7kg) → KX88 (28.5kg) → MO8 (21kg) → MOTIF ES8 (28.3kg)


と、まあP150よりは5kg以上も軽く、ほぼKX88と同じくらいなので何とかなるかとは思いますが、なんせボディの形状がやたら持ちにくい!
滑止め付き手袋が必須です。


ところでMOTIFシリーズとMOシリーズで音の違いはあるのかないのか、と某掲示板などでも話題になったことがありますが、並べて弾いてみるとはっきり言って違いがあります。
デジタル部分である音色に関してはおなじ波形を使って同じプログラムですから全く同じなのですが、アナログ部分のパーツの違いで音質には違いが見られます。
そりゃ使ってるパーツが全部いっしょなわけはないので違ってあたりまえですが、どっちが良くてどっちが悪いという感じでもなく、あくまで好みの問題になるかと思います。
ES8の方が若干ヌケがよいのですが場合によっては細く感じるかもしれませんし、MOの方は中低域があって幾分マイルドな感じがします。
どっちにしろオケに混ざってミックスの為にEQ処理などされれば全く一緒かと思いますが、ライブなどではそのまま生音と絡むので違いが出るかもしれません。




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次回のライブ用に音色を仕込んでいますが、MOの時はレイヤーした音色などでは音が途切れることがあったので同時発音数がMOの倍の128音なのが地味に助かります。


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