Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

音楽を作る責任

2010-06-12 01:48:17 | OWL
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先日、OWLのメールにうれしいご報告がありました。
海ほたるでのライブをご覧になりCDも購入頂いた方から、その時ご一緒されてた彼女さんと今月ご結婚なさるとのこと。そして結婚式でOWLの楽曲を何曲か使わせて頂きたいので承諾を、というメッセージでした。
もちろん快く承諾させて頂きお祝いの言葉とともに返信させて頂きました。


このメッセージを頂いた時に思ったのですが、もうこのお二方の人生の一部には確実にOWLの楽曲が刻み込まれるわけですよね。
結婚式のことを思い出す度に、OWLの曲を聴く度にそのときのシーンが思い出されるかもしれません。


そう考えると、これは責任重大なことだなあと。


音楽を発信してる以上(プロ、アマまたは技術のレベルにかかわらず)いつ誰かの人生の一部に影響を与えるか分からないとすれば、これはいい加減なことはできないぞ、と身が引き締まる思いがしました。


自分の中でマンネリ化してくると、所詮自己満足かもしれないなあとも思うときがあるのですが、こうして確実に誰かの人生のワンシーンに何かを残せるのだと知ると心からうれしいく思いますし音楽家冥利に尽きます。
と同時にライブでもレコーディングでもちゃんと音符ひとつひとつに神経を使ってやらないといけないし、そうでなければ本気で聴いてくれてる側に失礼なことになりますよね。
だってその音が聴いてくれた方の記憶に一生残るかもしれないんですから。


極論を言えば「OWLさんのライブを見て死ぬの止めました」なんてこともあるかもしれなでしょ(笑)
そうなると人生のワンシーンどころか人生大どんでん返しなわけで!


ちょっと失礼な話になってしまいましたが(笑)音楽を作って人様に聴いてもらいたい、その人の記憶に留めてもらいたいというならば作り手は常に責任を持ってやらねばならないと思ったのであります。


そしてあらためてお二方には心からのお祝いと感謝の意を表させて頂きます。