月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

きあしやまどりたけ

2015-07-23 12:45:00 | キノコ
キアシヤマドリタケ(仮称)

名前の通り黄色い柄のヤマドリタケ。ヤマドリタケモドキより少し遅れて出てくる。まだ仮名称の段階で図鑑にもあまり載っておらず、コガネヤマドリと混同されることが多いようだ。たしかに成長した後は傘の茶色が薄くなって、何なんだかわからないようになる。若いキノコの傘ははっきりと茶色いのでわかりやすい。

マイナーな割には発生が多く、このへんではごく普通。最近数を増やしたものか、すくなくとも中部から近畿一帯には広く分布しているように思う。

食べられるが、ヤマドリタケモドキに比べると、旨み、香り、歯触りなど、全てにおいて格下。む~、残念。


幼菌。配色だけならアカヤマドリ似。


成菌。これはかなり茶色みが強いが、ヤマドリタケモドキのような淡い色合いになるものも多い。