「アンビエント・ドライヴァー」を読んだ勢いで、中古で買って少し寝かせていた「映画を聴きましょう/細野晴臣」を読了。
細野サンがキネマ旬報で連載していたエッセイ「映画を聴きましょう」を一冊にまとめたもの。2017年にキネマ旬報社より刊行。
映画音楽に留まらず一般的な映画の話も多く、細野サンの映画好きの一面が良く分かる楽しい一冊でした。
幼少の頃に母や姉と映画館に通っていた辺り、育ちの良さを感じさせる。何せ爺さんがタイタニックの生き残りの人ですから(笑)。
しかし良く観ている。今でも映画館へ行ったり、レンタルビデオで観ていたりと探求心は半端ではない。
この本を読んでみると最近の細野サンが演っている古い楽曲の出自も少なからず見えてくる。
巻末の中沢新一との映画対談もがっぷり四つの横綱相撲で唸らずにはおられない。何とワタシの生まれる前の映画の多い事!
ここに出てくる未視聴の映画を観るだけで生活も豊かになる様な気さえする。
何よりも嬉しかったのは、細野サンがワタシと同じ西部劇ファンだったって事だ!