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牛筋と切り干し大根の煮付け。クラブハウス・サンド/事件です

2014年10月31日 | 田舎生活の衣食住
 今年はいち日の気温差が激しいですね。今朝は(未明だけど)そうでもありませんが、昨日などは、朝は結構な冷え込み。この時期にこれだけ寒いとなると真冬の寒さも計り知れると言うもので、炬燵だけでは無理かと、暖房機を検討中です。
 石油ストーブがあるにはあるのですが、大き過ぎるので、小さな物にするか電気の暖房気にするか…。ただ電気は部屋全体を温めるのには役不足らしいので、やはり石油ストーブか! 石油ストーブって灯油の補充が面倒ですよね。寒い中、シュポシュポ(家ではこう読んでいる)で補充していた思い出があります。
 最後に石油ストーブを使用したのは北日本震災の日でした。こちらもガス、電気が止められたので、石油ストーブを引っ張り出して暖を取り、そこで湯を沸かしてカップ麺を食べて寝ちゃいました。
 最後と書きましたが、ここに住み出して初めてでもありました。真冬は綿入れ2枚を着込んで炬燵で凌いでいます。

 牛筋が64円と格安だったので急遽店にてメニューを考え、家にある切り干し大根と煮付けにする事に決定。こんな時、最低でも3品は入れたいので、油揚げに目を付ける。
 牛筋は一度じっくり湯がいてから細かく刻み、油揚げも、切り干し大根と同じくらいに刻んで、甘辛味に煮るだけ。簡単で美味しくて、ひと品で十分な栄養。
 牛の甘味も加わってご飯のあてにぴったりです。コンニャクも合いそう。




 焼売・卵・チーズを挟んだクラブハウス・サンドイッチです。焼売を横に半分に切って卵焼きにしました。これなら、つなぎにもなり、バラバラにならず、食べ易いかと思って。



 
 忘れられない事件です。所はシンガポール。オフィスは、昔は遊郭街だったとかで、夜になると陸の孤島のように静まり返る場所にありました。
 治安も悪いとかで、大きな施錠を余儀なくされていました。
 その同じ建物内で、フィリピン人のメイドが、主の妻子を刺殺する事件がありました。犯人は直ぐに逮捕されましたが、裏で糸を引いていたのは、主。愛人関係にあったそうです。
 それだけでも十分怖いのに、その事件直後に、深夜帰宅しようとエレベータに乗ろうとすると、なんと、開いたドアから見えたのは、燃え盛る光景。
 何者かが火をつけた模様。これは怖かったですよ。直ぐさま警察に通報し、階段を使って下り警察が来るまで地上で待機していたのですが、何と何と何と、通報から40分も過ぎた頃、口をもぐもぐさせた警察官が暢気にやって来ました。
 「飯喰ってたんだ」。
 「大丈夫だ」と、警官はバケツで火を消し、事情聴取もなく、帰されました。良いのか、それで!
 ニューヨークで滞在していたホテルでは、深夜に通りで発砲事件があり、咄嗟に、窓から遠いバスルームに避難。
 仕事で訪ったフィリピンでは、まずは台風の為にディンギー(小型ボート)が転覆しそうになる。目的地である上陸した島(漁村でユネスコの小学校があるのみ)で一週間足止め。元より暑い国なのでシャワーは水のみにも関わらず、折からの台風のため、気温が下がり、すっかり風邪を引いてしまいました。
 する事もなく、台風の風雨が吹き込む部屋で日がな寝て過ごすのみ。しかも着いた翌日からは全島停電です。トイレに行くにも頼りはライターの火のみといった有様でした。
 漸く島を出られる運びになってもマニラまでの航空券が取れずに、10時間以上のバス移動を余儀なくされ、そのバスがパンクで2時間の停車。
 這々の体で着いたマニラでは、乗車したタクシーが接触事故を起こし、またも2時間。もう地べたに座り込んでいました。
 マニラでホテルにチェックインし、暑い風呂に浸かった時は、身も心もほっとしたものでした。言うまでもなくその晩は爆睡です。
 しかし、安心出来たのはそこまで、翌日はマニラがアキノ氏暗殺の事件に殺気立ったのでした。
 何とか脱出出来ましたが、「マニラには二度と行かない」。
 所変わって上海。これは同僚の話です。疲れ果て爆睡していたところ、泥棒に入られたそうです。そして、枕元にあったMacを盗まれたそうです。気が付かないのも何だかなですが、もし目覚めたら命の保証はなかったかも知れず窮地に一命を得た事件でした。
 同じく上海にて、また別の同僚ですが、目の前を自転車で通り過ぎた二人連れが、100元紙幣を数枚落としていったそうです。そして、直ぐに戻って来ると、その同僚に「お前が盗っただろう。お前の口座に入金しただろう」と、有無を言わさず銀行まで連れて行かれて現金の引き出しを余儀なくされたそうです。
 そんな事有る訳がありません。「どうして銀行まで行ったのか?」不思議で聞いたところ、「怖くて身動き出来なかった」そうです。確かに現場でひとり切りならそれも否めないかも知れません。
 そして事はこれだけでは終わりませんでした。現金を引き出させたのは、その場で暗証番号を知る為で、その場でカード入りの財布を引ったくられてしまったそうです。
 その後、直ぐに会社に引き返し、中国人の同僚に話、カードを使用停止などの手続きを済ませた為、被害は最小限に留まりましたが、聞いただけでも怖い話でした。
 ほかにも自転車の籠に入れていたバッグを引ったくられたなど、上海で無傷の日本人はほとんど居なかったくらいに、怖い町でした。
 かく言う自分も財布をやられていますからね。
 香港では、ダブルデッカー(2階建てバス)の2階で居眠りをしていたところ、夢うつつの中、煎餅を焼く様な香ばし漂ってきました。「煎餅だ」と思いながら全身の気怠さで、うつらうつらしていたのですが、そのうちに煙に気が付き、目覚めるとバスは無人。大慌てでバスを降りると、火を噴いているじゃないか。
 ほかの乗客や乗務員は既に避難し、道路上。
 バスが火を噴いている以上に、「誰も起こしてくれなかった」怖さが先立ちました。幾ら個人主義だからって。
 タイ人は、日本人が転ぶのと同じくらいの回数で交通事故に遭います。これ、強ち嘘ではありません。2年住んだ自分も、乗っていたバスが衝突事故を起こしました。自分は後部座席に座っていたので、足を踏ん張り堪えましたが、丁度前の座席の無い通路の最後部座席に座っていたタイ人は、でんぐり返しをしながら前まで転げていっていました。
 そしてバスを下ろされ、ほかのバスに乗るように指示されてお仕舞い。次のバスではしっかりと乗車賃をまた取られました。前記の香港では、同社のバスが直行し下ろされた乗客を無料移送してくれたのですがね。
 ざっと思い出しただけでもこれだけありました。怖い話が続いたので、最後は笑える話です。
 上海の路上を自転車で走っていた同僚の話です。後方から近付いて来た2人乗りのバイクにかぶっていた帽子を盗られたそうです。
 するとそのバイクの2人連れは同僚を追い越して、はるか前方の自転車のおっさんにその帽子を被せて走り去ったとか。
 突然に帽子を被らされたおっさんは、自転車を降りると、帽子を投げ捨てたそうです。
 そんなアメリカンジョークを知っている中国人が居たとは…大笑いの話でした。
 




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ロールキャベツ/トロントにて

2014年10月30日 | 田舎生活の衣食住
 朝晩冷え込むようになりました。早くも綿入れを着込み、炬燵に入っています。今年は、布団のいらないヒーター炬燵が欲しくて(布団がいらないと部屋がすっきりするので)、ネットで調べてみたのですが、5から10度くらいまでの気温が限度で、それよりも寒くなると暖房効果は低く、ストーブなどと併用しないと過ごせないらしいので断念しました。
 布団レスで、石油ストーブ並みの暖かさを保てる炬燵、出来ないでしょうか?

 ロールキャベツ。珍しいでしょう! 自分でも意外です。ふいに食べてみても良いかな? 程度の思いです。滅多に拵えず、滅多に食べず、滅多に食べたくならない。我が家では、ロールキャベツってそんな位置づけです。
 どうにも挽肉が余り好ましくないのです。ハンバーグ然り。ハンバーグってそもそもはステーキの代用食だったと認識しています。言われてみれば、安い肉や切り落としをミンチにして玉ねぎで量増ししていますものね。    
 ですが、ふと思ったのは、ロールキャベツって野菜と肉が一緒に摂れるのですよね。ひとつでお菜として成り立つ。食べ辛いのが難と言えば難ですが、小振りなロールキャベツならそれも解消。
 コンソメやトマトソースで煮込むのが常ですが、出汁醤油で和風に仕上げてみました。




 昔、トロントを旅しました。何処だったのか、何と言う名前だったのか忘れてしまいましたが、郊外に日本で言う所の時代村がありました。結構な時間バスに揺られた記憶が有ります(行き先を告げておいて、降車停留所をドライバーに教えて貰ったくらい、分からない場所でした)。
 そこは、カナダ入植時を再現し、当時の姿の人々が当時の仕事をしています。そう、「大草原の小さな家」や「赤毛のアン」の世界観が広がり、ノスタルジックな気分に浸れました。楽しかった思い出です。
 日本でも外国でも歴史的建造物が好きなのです。
 その時のトロントでは、新聞王の住居後(観光用に開放されている)も訪いました。スタッフが案内してくれるのですが、折よく(悪くかな)私ひとり。マンツーマンの案内でした。
 アイロンや台所用品の使い方から、活版印刷まで説明されたのですが、何せ流暢な英語の前で全身を耳にしながらなので大層気疲れしたものです。
 そしてこちらは気遣いの日本人(笑)。質問もしなくては悪いしと、なけなしの英語で質問もしましたよ。
 ただ、ひとりだったので活版印刷の試し刷りも私の名前入りで作成してお土産に頂きました。それがふと出てきたので、トロントの思い出を書いてみました。
 その時、泊まったホテルが、チャーチ・ストリートにあったのですが、通り名を鮮明に覚えているのは、そこがゲイ・ストリートだったから(笑)。本当に、レイザーラモンRGみたいな姿の人がうようよ居ました。「すげー」とカルチャー・ショック。
 そんなゲイの方たちよりもカルチャー・ショックを受けたのは、酒類を販売している店がとても少ない事でした。少ないなんてもんじゃなく、スーパーでもコンビニでも売っているのはノンアルコールのビール止まりです。「何処で売っているのだ」と不思議でなりませんでしたが、町内に一軒程度の酒屋のみの販売でした。
 なので、風呂上がりにビールを飲みたいと思ったら、ゲイまみれになりながら店に行くしかなかったのです。
 どうしたかって? ゲイの中にちんちくりんな東洋人ひとり(私の事だけれど)で場違い感を全身で感じながら、飲んだビールの味は忘れません(笑)。現在は全くアルコールは嗜みませんので、今なら困る事も。ゲイまみれになる事もなく、クリーンなカナダに染まれるでしょう(笑)。
 そもそも、クリーンな国には余り気が乗らないらしく、それ以来カナダを訪った事もなく、シンガポールも合いませんでした。観光とビジネスが共存した雑多な町、ニューヨークや香港。褐色のイメージのある町、北京。そういった所が好みです。
 



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ようかい体操第一/青菜/日本語遣い

2014年10月29日 | 田舎生活の衣食住
 年甲斐もなく、上半身の筋が伸びるので、健康の為、毎日「ようかい体操第一」を踊っています(笑)。
 一応、室内で行っていますが、外から見たら不気味な光景でしょう(笑)。以前、関ジャニ∞の「浪花いろは節」に凝って踊っていた時期がありました。これもかなり不気味だったと思います(笑)。

 これから冬に掛けて青菜が美味しい季節になります。何よりも安価になるのが嬉しい。150円で山のように買えました。早速さっと茹でて、1回分づつ小分けにして、冷凍保存。火を通すとこんなに縮んでしまいます。





 そう言えば、もう大昔になりますが、毎晩一把食べていた時期がありました。焼き魚と青菜を飽きずに食べ続けたのです。まあ若かった事もありますが、元気でした。
 ちょっと前までは、餡子とバターのコッペパンに凝っていました。今はリンゴ。果物は滅多に食べないのですが、どうしてもリンゴが食べたくてたまらないのです。
 こういう時って身体に備わっている自然治癒力がそうさせているのだと思い、ケチらずに食べていますが、リンゴって確か庶民の食べ物だったような気がするのですが…。
 1個100円もするのですよ。それとも100円を高いと思うくらいに貧乏生活になってしまったのでしょうか(笑)。
 2年前(確か)に食べたリンゴの種を植えたのですが、未だにひょろひょろ。30センチくらいです。まあ、実が成る事はないでしょうが、万が一を期待しているのです(笑)。
 
 日本語遣いと言うのは、海外において、日本語を巧みに使いながら日本人観光客をカモにした詐欺を行う人の事です。どこかイントネーションがおかしかったり、優しい日本語を遣ったりする外国人には、こちらの警戒心も和らぎ勝ちかつ見知らぬ外国での日本語は心強く懐かしく感じがちですが、どっこい、かなりの悪も居るものです。
 実は、一度だけ、この日本語遣いに引っ掛かってしまった事があるのです。
 所は桂林。中国人の誰もが中国で一番良い所と言うので、訪った時の事でした。それまでも、日本語遣いに話し掛けられる事はあったのですが、そんな時は、韓国人か香港人の振りをして、日本語? 分かりませんといった顔をしてやり過ごしていました。
 ですが、その日本語遣いは、最初流暢な英語で話し掛けてきたのです。それも場所を尋ねられました。よくよく考えれば、中国人ならわざわざ英語を遣って観光客に聞かなくても、中国語で地元の人に聞けば良い話です。
 そして、英語で答えたところ、これまた流暢な日本語で「日本人ですか」ときました。それまでの韓国人や香港人の振りを忘れて「はい」と答えてしまったのは、その中国人がくちゃくちゃになった地図を持っていたからです。
 すわ、旅行者に違いないといった優しい心で、分かる限りの場所を教えてしまったのです。
 すると「一緒に食事をしよう」と誘われました。普通なら断るのですが、何せ、中国語は分からず、ホテル以外は中国語しか通用せず、名物料理のひとつも食べていなかった事もあり、承諾してしまったのが運のつき。
 行った店は、その中国人がホテルで聞いたという小さな店で決して高級店ではありません。ローカルが集う様な店です。
 そこで、名物のスッポンを食べようと言い出しました。食べたかねーよ。そのスッポンとほかに3菜程です。
 運ばれて来たスッポンは姿煮。見事に生前の姿で煮られていました。どこからどうやって食べるんだ。っていうか、料理というより、死骸です。
 その中国人は甲羅部分を齧っていました。甲羅が軟らかいのだと変な事に驚いていると、何と、何処からどう見てもバッタもんの翡翠の欠片(端が欠けている)。何かの装飾が取れた物(決してアクセサリーではない)と思われる、安っぽい物です。
 それを差し出して、「親しくなった人と物を交換するのが中国の風習」と言うではありませんか。当時自分は香港に住んでいましたが、そんな風習見た事も聞いた事もありません。
 増してやそんな物、欲しくもありません。半ば強引に渡された後、「日本の物をください」と言うではありませんか。「ありません」と答えると、何と何と、私の指輪に目を付け、「それをください」ときた。馬鹿言ってるんじゃねー。金とプラチナだ。
 「嫌です」と言い、缶バッチを「これならあげる」と言うと、嫌な顔をして受け取り拒否。日本の物が欲しいなら缶バッチで良いじゃん。
 しつこいのと、何だか断れずにシルバーのブレスレットを上げました。1000円くらいです。
 もうこの時点でうんざりと言うか、不信感は真実になり、これ以上カモにされないうちに帰りたいと思い始めました。
 そして支払い時、なんと、400元です。割り勘で200元。10元もあれば一汁一菜が食べられるのです。幾らスッポンを食べたからって(箸も付けていないけど)、400元は高過ぎます。
 しかし仕方なしに(店に確かめたり抗議する中国語能力が無い)200元を支払うと、その中国人は店を出た所で別れを告げて来ました。
 折角の旅行が嫌ーな気分になってしまいましたが、後々考えると、その中国人は店に戻り、自分の払った200元とバックマージンを受け取ったのではないでしょうか。第一、普通の中国人が200元も出して食べないでしょ。
 その時に貰った(押し付けられた)翡翠のバッタモンと電話番号が書かれた紙は、帰りしなに捨てました。
 大損です。物質的な損失も腹が立ちますが、自身の情けなさに苛立ちを隠せなく、悔しくてその後の旅行も沈み勝ちになってしまいました。
 やはり日本語遣いには要注意です。そいつは自称北京からの旅行者という事でしたが真実は定かではありません。
 ほかには、以前書いた上海での財布盗難事件。実はこれ、社内説が有力なのですが、証拠がありません。思うにコートのポケットから落ちたのを拾われたのでしょう。それ依頼、財布や鍵は紐でバッグに繋げるようになりました。その習慣は帰国した今でも続いています。
 帰国直後、東京でファストフード店に入り、うっかり財布をテーブルに置いたままなのを忘れ、何かを取りに寸の間席を離れたのですが、無事でした。さすが日本です。
 もうひとつだけ、海外で犯罪に巻き込まれたのは、忘れもしない12月24日。クリスマスに沸き返るニューヨークは五番街でした。デイパックを背負ってウロウロしており、喫茶店でデイパックを下ろすと、ファスナーが開いていたので不思議に思い中を確認したところ、ポーチが無くなっていたのです。大きさからいって財布と間違えたのでしょう。
 財布や貴重品は身に付けていました。そりゃあそうですよ。アメリカだもの。
 と、計3度。これだけです。この数は旅行回数からしたらラッキーな部類に入ると言えるでしょうが、悔しいねぇ。
 
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今更ながらのジャッキー・チェン/受刑者の話

2014年10月28日 | 田舎生活の衣食住
 近頃のマイ・ブームの話。元々格闘技が好きで、カンフーにも興味があり、カンフー映画を観始めたのが香港映画にはまった経緯です。しかしその頃は、ジャッキー・チェンは然程でもなかったのですが、ここ数週間、はまりまくりました。
 それも古装束物が良いですね。日本で言うところの時代劇です。こんなに面白かったなら、折角香港に居たのだから、もっと観ておくべきでした。



 知人の弟さんが、2泊3日の旅程で香港を訪った折り、タクシーに乗車中、赤信号で止まった隣の斜線の車がジャッキーだったそうです。
 因に、自分も一度だけ見掛けた事があります。世界的なスーパースターさへ、あの狭い香港では遭遇出来るのです。
 織田裕二主演の「トライ」。実は自分が持っていた上海のイメージはこの映画でした。町には路面電車が走り、日本でいったら昭和30年代の風景。「三丁目の夕日」の世界です。そんなノスタルジックなイメージを勝手に抱いていたのでした。
 ですから初めて訪れて、「期待外れ」なほどに外見は近代化されていたので、がっかりしました。
 北京や香港には、歴史的建造物も多く、目を楽しませてくれるのですが、上海は私の生活圏内にはそういった物もなく、当初は期待外れ感が否めませんでした。租界や上海外灘は遠過ぎて一、二度しか行っていません。
 なので、「上海影視楽園」(映画村)に行った時には、小躍りしたいくらいに浮かれました。実際にスキップしたくらいです(笑)。日本映画もここで撮影されており「三丁目の夕日」、「わが家の歴史」、「華麗なる一族」などなど、昭和初期が舞台となる映像はだいたいここを使っているようです。
 地下鉄網が張り巡らされたお陰でぐんと便利になり、地下鉄9号線の松江新城駅からタクシーで10分ぐらいで30~35元が目安で行けます(詳しくはカテゴリー、「今時の上海2010」にて)。




 香港スタンレーの刑務所敷地内でのバーベキューの話は以前書きました。仲間に看守がいたので、職員用のバーベキュー施設を利用させてもらった訳ですが、金網越しに受刑者が見られる位置で、そのオープンさに大層驚いたものです。
 しかし、そればかりではありません。警察病院に急患で入ると今は一律100ドルだそうですが、当時は無料だったので、胃けいれんで利用させてもらいました。
 待合室には、一般患者と受刑者が、ほとんど手の届く距離で待っています。最も受刑者は手錠をはめて、腰からロープも掛けられていますが。
 異様な光景でしたが、香港の人たちは動じません。
 また、出勤途中の中湾の坂の中腹に止まった一台の小型バスから、わらわらと女性受刑者が下りて建物の中に入るところに出会しました。
 町中に刑務所があるのか、それとも裁判所か何かなのかは分かりませんが、十数人の受刑者は手錠もなく、繋がれてもおらず、ただ受刑服(グレーのワンピース)を着用していたのでそれと分かった次第。
 いずれも、軽犯罪かと思われますが、我が国と比べて、余りの違いにただただ驚きを隠せません。
 因に、海外では最下層と最上階は住むなと言われています。最下層は分かるけど、最上階も!? そう、アクション映画を観てお分かりのように、上から泥棒に侵入されるからだそうです。あのキレキレのアクションは映画だけではないようです。
 おまけの話。香港で大手日系のセキュリティ会社があります。社長も従業員も格闘技の猛者揃い。警備もハイテク技術を駆使しています。
 そんな社長宅に泥棒が侵入し、とうてい持ち出せそうも無い大型のかなりの重さの金庫を、そのまま盗まれるという事件がありました。
 笑えない話ではありますが、どんだけ力持ちなんだと思うと同時に、寄りにも寄ってセキュリティ会社の社長宅とは、イメージダウンだよなあ。
 



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月末はかき揚げで乗り切れ/△地点が生活範囲

2014年10月27日 | 田舎生活の衣食住
 月末になると、やはりこれに頼らざるを得ません。そう有り合わせの野菜のかき揚げです。ボリュームのあるし、野菜の甘みが凝縮されてメインにもなるので、大量に作りおきします。
 今回は玉ねぎとニンジン。そして先日買って焼いて冷凍保存しておいたサーモンのアラを出汁醤油に漬け焼きにしました。後は卯の花と納豆の味噌汁。
 今月も乗り切るぞ。




 アジア圏に住んでの利点は、ゴミ出し。分別もいらずに24時間好きな時に出して良いのです。日本のように神経質なくらいの決まりはありません。
 そして何と言ってもマッサージです。香港で約1000円くらい。大陸では数百円からあります。店によっての当たり外れは否めませんが、自分は、色々足を運んで「ここだ!」という店を見付けました。
 まず香港では、銅羅湾の「そごう」近くにある店(名前は忘れてしまいました)。
 上海は、中山公園近く(こちらも名前は忘れてしまいました)。北京では朝陽区(またまた名前は忘れてしまいました)と、行く店を決めていました。
 しかしそこに辿り着くまでには、無駄なマッサージを受けたり、「どうしてこれで金を支払わなくてはいけないのだ」と憤慨するような店もあったのです。
 大体、足マッサージと全身をセットで受けていたのですが、風邪を引いた時は、生姜マッサージ。背中がポカポカして温まります。
 深圳にはヘルスセンター並みの大規模なマッサージ屋もあり、そのまま泊まる事も出来ました。
 小さな店でもマッサージ後、泊まれるシステムもあり、同僚は3カ月の家無しで、マッサージ屋から出勤。「ホームレスじゃん」と言っていたものです(笑)。
 そして、実はタイ式マッサージが好きではありません。中国式のきっちり痛いマッサージでないと効いた気がしないのです。一説によると痛みを伴うマッサージは筋肉を固くするので良くないらしいのですが、やはり好みは変えられませんでした。
 そして一軒だけ、漸く見付けた台湾式マッサージ店に通ったものでした。
 何処の国でも休日の過ごし方は、寝ているか、買い出しとマッサージに限られていたもので、会社、スーパー、マッサージの△地点を巡るだけ(笑)。なので、「世界中何処にでも住める」と、人から言われたものでした。スーパーのない所は駄目だけれど。
 上海ではこれにDVDの店や露店が加わりました。因に、露店は、道路にずらっと並び、あちこち見て回れば、日本のドラマはほとんど100%に近くカバーされています。バッタもんだけどね。
 そしてそれらの店では自分は上得意客らしく、通り掛るだけで、「ジャパン」と呼び止められたものです。そう、「ジャパン」と呼ばれていました(笑)。
 「いいえ、私は、郷ひろみではありません」。そう言いながらもついぞ覗き込んでしまいます。
 日本のドラマ、ワンクール分が2枚に収まり、10元が相場ですが、「ジャパン」は(私の事)7元で購入出来ました。




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コロッケ・カレー/シャンプー、洗顔剤

2014年10月26日 | 田舎生活の衣食住



 日溜まりが暖かい。早くもそんな季節になってしまったのですねぇ。スーパーではお節料理の注文も始まりました。あっと言う間に正月もくることでしょうね。
 まずは秋の庭の様子から。
 台風で枝が倒れ、支柱で支えている南天が赤い実を付けました。頑張れ。




 2年程実を実らせなかった金柑も、今年は正月の鏡餅の上に飾れそう。ただし、葉は毛虫にやられてしまっています。




 きんずも今年は実を付けました。金柑よりも小粒な黄色い実が生ります。こちらも毛虫の被害で丸坊主状態ですが、実は無事。




 山茶花はたわわな蕾。





 庭のあちこちで小菊が花盛りです。全て挿し木で増やしたものなので特をした気分です。





 
 何も拵える気にならず、レトルトカレーと惣菜コロッケのコロッケ・カレーで昼食を済ませました。コロッケは2個で100円。レトルトカレーも今では56円で買えるのです。拵えるよりも安い。それに電子レンジでまとめて温めるだけの手間入らず。たまには、こんな手抜きもありでしょう。手抜きの筈が、いつもよりもボリュームもあり、豪華かも知れませんがね。




 
 我が国では、髪に艶を出したり、ダメージを防ぐまたは補修するなど、髪への労りシャンプーの宣伝が多いですが(男性用では地肌もある)、中国はでは髪よりも地肌重視。思うに、シャンプーの回数が少ないのではないでしょうか? ネットリとした髪の人、結構います。
 品揃えはかなり豊富で、各メーカー雲脂(ふけ)取りまたは防止のシャンプーも数種類あるのです。そして効果も優れています。
 自分が住んだ国では、どこにもメイクダウンの洗顔剤を売っていませんでした。「ワトソンズ」(日本のマツモトキヨシのような店)やスーパーなどの事で、高級ブランド商品やデパートの化粧品売り場は分かりません。
 店員に尋ねてみても、そもそも知らずにキョトンとしていました。通常の洗顔剤は豊富にあります。
 と言う事は、メイクダウンも通常の洗顔剤で十分なのではないか? と思うようになりました。実際そうせざるを得なかった訳ですし。
 因に、中国はメイクに関わる商品が高額です。未だメイクは贅沢品なのでしょう。
 以前は、香港・中国の方が、衣類なども安く手に入り(粗悪品も多かったが)ましたが、現在は「ユニクロ」などの出現で、日本の方が品も良く安いくらいです。帰国時にまとめ買いする人も多く居ました。
 無くて困った物は、ヘッドの小さい歯ブラシ(不定期に時折見掛けるようになった)、バルサン等の噴射型防虫剤(大陸では防虫剤そのものがない。香港にはあり)、うがい薬(病院でもリステリンのような液体は磨き粉で代用)、顔反り用の剃刀(安全剃刀はある)でした。
 虫の害で悩まされたのは香港、深圳、バンコク。深圳の時は大慌てで香港まで噴射型の除去剤を買い出しにわざわざ行ったものでした(笑)。
 バンコクは会社に蟻塚まで出来ており、小さな蟻がコンピュータの中まで侵入。しかも、蟻にも好みがあるらしく、侵入するコンピュータとそうでない物がありました。この時は、タイ人スタッフから樟脳を渡されたのですが、樟脳って蟻除けにもなる事を知りました。同時に、蟻のせいでどうにかなる事もなく、コンピュータって案外丈夫です(笑)。








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炭水化物が止められない/自分は中国人なのか?

2014年10月25日 | 田舎生活の衣食住
 朝晩は寒いくらいに冷え込みます。一昨日、一周間ぶりにテレビを灯け、偶然にも全国の天気予報が流れていたのですが、日中の最高気温が北海道は15度だそうで、今更ながらに日本が縦長の地形だと思い知らされました。北海道の人が、「冬になると烏が凍って(飛べなくなり)転がっている」と言っていた事を思い出した次第。今で15度ならそれも納得です。

 ご飯、パン、うどん…美味しくて、美味しくて。「どうしてそんなに食べるんだよ」と、言いたくなるくらいに食べてしまいます。



 生き物には自然治癒力があり、その時欲する物が身体の治癒力を高めるのだと言う人も居ますが、だとしても炭水化物は如何なる物か…。
 その説を信じるなら、夏はトマト。とにかくトマトが食べたかったものです。これは身体の熱を取る働きが有るので納得。
 以前、もう何十年も、お菜は無くても具沢山の汁物があれば良かったのですが、このところは、汁物無しでもいける。
 お菜も然程凝らなくても、なんなら納豆だけでも飯があれば大丈夫なのです。納豆は毎日食べるようにしています。
 これって、太る事を身体が要求していると言う事? と思えるくらいに炭水化物が美味しくてたまらないのです。流石にセーブしていますが、カリッと焼いた食パンなんか一斤はいけそうな勢いです(笑)。
 昨日のお昼も、盛り蕎麦にランチパック2袋で足りずに食パンを1枚シュガートーストにして食べてしまいました。それでも未だいけそうだったのですが、我慢我慢(笑)。
 思春期に、お八つに食パン一斤とか、カップ麺3個なんて食べていた時代もありました。勿論、デブでした(笑)。Gパンなんか内股は擦れまくっていましたし、入学時に誂えた高校の制服はウエストがしまらない(笑)。
 しかし、体力はあったようで、風邪ひとつ引きませんでした。
 そもそも果物は余り食べないのですが、大学生の頃、普段は滅多に口にしないミカンを、掌が黄色くなるくらい食べていた時期もありました。いち日ひと袋。この時も風邪を引かなかったですね。
 タイの住んでいた時も、パパイヤばかり食べていました。

 屋根から落ちてしこたま打った尾てい骨の痛みはほとんどなくなりましたが、今度はお尻の筋肉が痛んで歩くのも困難。尾てい骨の痛みから、おかしな歩き方で、使っていなかった筋肉を使ったためと思われます。
 本当にもう! あちこち痛んで悲しくなります(笑)。それでも心の痛みよりかはましか!

 何時でも、何処でも、誰からもです。
 昨日も書いた航空機内で、たまたま隣の中国人と似通った服装だったため、ペアと間違えられたのは良いとして、先ずは中国語で話し掛けられる事が多いのです。
 成田空港最終搭乗口にて、香港行きの便を待っていた時、中国語で、「香港から広州までの列車は何処から出ているのか」と尋ねられました。最初は中国語だったので、勿論、理解出来ません。「中国語は出来ません」と英語で答えて英語での会話となりましたが、九龍の駅から出ていると言っているのに、「そこからは深圳行きではないのか」としつこい、しつこい。だから、出ているんだよー。
 ニューヨークの五番街を御機嫌に歩いていた時も、「今何時だ」と聞かれた模様(当時は中国語全く分からないからね)。
 香港にて、ポリスに道を尋ねた時も、英語で聞いたところ、中国語での返答。「なんだ、このポリス英語が分からないのか」と、広東語で聞いたら、英語で返された。そして、発音がなまっちゃっているのでしょう、「日本人だったのか、だったら英語が良いだろう」って、だから最初から英語で話していましたよ。はい。
 中国大陸では、実に中国語で「ほかの人に聞けよ。幾らでも中国人いるだろっ」と叫びたいくらいに、道を尋ねられたり、スーパーで商品の事を聞かれたり…。
 そんなに中国面なのか?
 中国人曰く、「四川省には○○(私の事)みたいな人がいっぱい居る」のだそうです。
 海外に住んだら自然に言葉って話せるようになると思っていましたが、そうではないのですよ。当たり前だけれど。
 そして、日本人の「皆一緒」といったつるむのが嫌いで、海外に行ったのもあるのですが、海外の方が狭い日本人社会が密なのでした。それも限られた人たちとの交流で、嫌でしたねえ。わざわざ険悪になる必要もないので、そこそこ付き合いましたが、時間の無駄と思えるシチュエーションも多々ありました。
 だったら言葉を覚えるしかありませんよね。それに英語圏と思っていても住んでみるとローカルの言葉しか通じない所が実に多いのです。
 最初に住んだのが香港だったので、広東語はそこそこ覚えましたが、その後がいけない。タイ、シンガポール、中国大陸に住んだのですが、現地の言葉をひとつ覚えると、広東語をひとつ忘れる。そんな具合でした(笑)。今でも広東語と中国語はコンヒューズしてしまいます。そもそも語学のセンスがないと分かりました。
 なので、日本って楽ですよね(当たり前だけれど)。そんな日本で、「~だったでしょうか」。「~の方だったでしょうか」。とかおかしな日本語が流行っているのが嘆かわしいを通り越して嫌悪です。
 こういった言葉遣いをされると自分の中の沸点がマックス。メトロノームなら振り子が振り切れ、地雷は爆発。相手が販売員なら買うのを止め、業者なら付き合いを止めるくらいに徹底して嫌いなのです。
 こんな自分はやはり、中国でも気性が荒いと言われている四川人なのか(笑)。





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豚の角煮と卯の花を食す/航空機トラブル

2014年10月24日 | 田舎生活の衣食住
 昨日は、冷たい雨の肌寒いいち日でした。
 仕込んでおいた豚の角煮と卯の花です。角煮が軟らかくてほのかに甘味もあり、美味しく出来ました。卯の花も、薄味で食が進みます。





 これではボリューム不足だったのか、このところの猛烈な食欲の為か、麦ご飯を一膳食べたのに、菓子パンも食べてしまいました。


 思い起こせるだけの航空機トラブルです。
 ユナイテッド機にて、私のシートが外れており滑り落ちる。成田出立前に乗務員に知らせると、直ぐさまメンテナンスの人が修理。しかし、離陸は遅れました。私のせいじゃないもんね。
 成田発香港行き。未だ東京在住時です。香港にコンサートを観るための1泊2日旅。当日のコンサートでした。しかし、天候不順で、マカオに着陸のアナウンスが…。コンサートがおじゃん(古っ!)かと諦めかけたのですが、無事香港啓徳空港に着陸出来、その足でコンサート会場へ。
 デンバー発ロサンゼルス行きのアメリカン・イーグル。前の便が積雪で離陸ならず。振替となり、我がアメリカン・イーグルは大混雑でした。しかも、前の便の搭乗員たちがまず乗り込むので、座席数は少なくなります。もはや早いもん順の椅子取り合戦。
 何とか無事にシートを確保出来たのですが、コンピュータシステムにも関わらず、座席に座っている人数を地上係員が数えて、補充するといった超アナログでした。
 ペナン島発バンコク行き。ペナン島へは、タイの労働ビザ取得の旅でした。その頃はペナン島が簡単にビザが出るので、そういったツアーが有ったのです。今はペナン島も厳しくなったようです。
 空港まではツアー会社のガイドが送ってくれましたが、空港入り口まで着くと、逃げるように帰って行ったのが不思議は不思議だったのが、チェックイン・カウンターで理由が判明。
 乗る筈の航空機がキャンセルになっていたのです。チェックイン・カウンターは振替便への移動の人の長蛇の列。にも関わらず、係員がコンピュータが使えねー奴で、右手の人差し指一本で探るようにキーボードを叩いているではありませんか。
 どうせコネ入社なのだろうけど。
 「何やってるんだよ」。「ほかの人に代われよ」。「時間がねーんだよ」。と日本語で罵倒しながらイライラする事数十分。振替便が離陸の時間になっているのに、未だイミグレーションも通れません。
 すると、「未だ大丈夫」だとか抜かしやがる。
 結局、マレーシア経由でバンコクまで半日遅れで帰れましたが、乗り継ぎの人や、乗れなかった人も結構いました。
 成田発香港便が、オーバー・ブッキングで、振替希望者を募っていました。こういう時、ツアーではない乗客がまずターゲットにされます。案の定、個人的に翌日の便への振替を依頼されました。
 その時は、日程に余裕があったので、承諾。見返りは、当日の成田のホテルと、日本初香港便の航空券1回分(この時以外の)でした。
 また、別の折りの成田発香港ユナイテッド便もオーバー・ブッキングで、その時は成田発バンコク経由香港着に変更。バンコクで一泊とあって快諾したのですが、バンコクに着いても空港内施設の宿泊所を宛てがわれ、出国成らず。そう、空港内しか出歩けなかったのでした。
 ただし、宿泊した部屋の中の飲み物はフリーとあって、鞄に詰めて全部持ち帰ったぜ。
 成田発バンコク行き便にて、バンコクで荷物を受け取ったところ、水浸し。もう深夜にも関わらず、文句を言う。インド人の係員が最初は取り合わなかったものの、こちらの剣幕に負けて中を改めると言うので、ナイロンの大きな鞄のファスナーを開くも、私はいつも荷物は衣類、洗面具、本類など全て小分けにしてビニール袋に入れているので、ほとんどが中まで水が浸透しておらず、係員曰く「問題ないじゃないか」ときた。
 ここで怒りが、沸点に到着してしまったのです。「それは私がきちんとしていたからだろうが。お前のところの航空機のミスに変わりはない」と、一歩も引かなかったところ、漸く、弁償のための書類を渡され、後日申請の運びとなったのです。
 その内容は濡れた衣類のクリーニング代や書物の価格などでした。クリーニングには領収書が必要。(クリーニングに)出していないので、そんな物もなく、そのまま。「分かれば良いのだ。分かれば」と納得してお仕舞い(笑)。
 成田発ニューヨーク行きユナイテッド機にて、食事のサービスの最中にエアポケットに入る。卓上のドリンクが波打って宙に飛び散るくらいの激しさ。
 フライトアテンダントは、サービス途中のトレイを床に這わせるように手放し、席に着いてしまう程の激しい揺れ。これは怖かったですね。何事もありませんでしたが。
 ノースウエスト機で、同じく食事のサービス途中で、フライトアテンダントの手がすべり、ミールをかけられた事がありました。
 今だったらただじゃおきません(笑)。クリーニング代を請求しますし、こんな時って最高級のシャンパンなんかをお詫びにくれるものですが、その時は、海外旅行3回目で、慣れていなかったのが悔やまれます。簡単に拭き取られてお仕舞いでした(笑)。
 最後は、自分のミスの話です。前の番にしこたま呑み、そのまま早朝便で成田から香港に日本航空で向かいました。
 すると、最終着陸態勢に入った瞬間に腹部に嫌な痛みが…。我慢、我慢。しかし、ついに限界に達してトイレに向かおうと立ち上がると、既にシートに腰掛けていたフライトアテンダントが直ぐに駆け付け、シートに戻るように指示されました。
 が、まさか飛行機の中で洩らす訳にもいかず。「駄目だ。限界」と言う私の顔からは冷や汗が流れる始末。
 すると、「しっかりと(トイレの中の)バーに掴まっていてください」と言われ、直行。
 すっきりしてトイレのドアを開けた時には、既に香港に到着していました(笑)。
 トラブルではありませんが、日系航空会社だったのに、たまたま隣に座った中国人と、たまたま似通った服装(黒のポロシャツに黒のパンツ)だったため、ペアと思われ、ずっと英語で話し掛けられていた事もありました。「面倒臭せー」。
 そうそう、成田で、搭乗まで計4回荷物を開けられ、最後は靴を脱がされ、コンピュータまで立ち上げさせられた事もありました。この時は赤いパスポートを持っているのに、ずっと英語で話し掛けられていたのも不思議。「もう乗せてくれなくていいよ!」の気分でした(笑)。
 ざっと思い出しただけでもこれくらい。また思い出したら第二弾を書きます。
 話は変わりますが、若い人はご存じないかも知れませんが、昔の飛行機は喫煙出来ました。禁煙席と喫煙席に別れており後部が喫煙席でした。
 ほかにも最後部では立って自由に喫煙出来ました。
 それが次第に禁煙モードに入ると、後部1列が喫煙席となり、その中の1~2席をフリーにしておき、ここに座って喫煙するのです。
 また、禁煙に関しても、フライト乗務員に委ねられており(多分海外の航空界社だからだと思う)、「この機は喫煙者(乗務員)が多いので(喫煙しても)大丈夫」と、最後尾で立って喫煙出来たりもしました。
 その頃は最後部に段ボールを重ねてテーブルにし、トランプ・ゲームをする人もいたり、機内ではかなり自由に出来たのです。
 飽きてフラフラ歩き回る人も居ました。
 今では考えられないくらいに自由だったのです。よって客同士のコミュニケーションも多く、長いフライトで退屈凌ぎになったものでした。懐かしいですね。
 






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鰈(かれい)の唐揚げと仕込みの日/家電と住まい

2014年10月23日 | 田舎生活の衣食住
 健康の為に、数日前から「ようかい体操」を始めました。ラジオ体操を忘れてしまったのでその代わりです。モニターで見ながら真似してやっていますが、単純な振りなのに、覚えられない。老化現象ですね。そんな老化現象で、昨日、失敗が有りました。
 冷たい雨が降っていた昨日。合羽を着込んで自転車でGO! 買い物です。
 店を出る頃は本降り。「あちゃー」と雨に濡れそぼりながら帰宅してホッとひと息…付いた筈が、「無い」。お昼のお菜にしようと購入した鰈の唐揚げ88円が「無い」。
 「忘れた!」。これ結構ショックだったのは、雨のせいばかりではなく、自分の物忘れ=老化現象。しかも、確認に掛けた電話が最初は違うスーパー(2軒回った)。そして次は間違い電話でマンスリーマンションの会社。「鰈の唐揚げ忘れたのですが届いていますか」と聞いて笑われた(笑)。そして漸く3回目で「あった」。
 また雨の中、脱いだばかりの濡れた合羽に身を包みGO! お腹は空くし、踏んだり蹴ったりで、無事手元に戻ったのがこれ!
 手間を掛けただけあって「美味しかった」です。はい。



 
 仕込みの日です(自分で決めただけ)。仕込みの日は変動します。なぜなら消費期限・賞味期限ギリで半額になった食材をゲット出来た日だから。
 まずは、これだけで98円のサーモン。脂が乗っていて美味しそう。焼いて冷蔵保存。




 次に、豚バラ124円を角煮にしました。




 おから64円は卯の花です。ニンジンと椎茸入り。





 一昨日、とってもとても嫌な事がありました。例えるなら、突然野良犬に噛まれたような…。静かに大人しく暮らしているのに、土足で入り込まれたような…。まあ、ビックリするやら何やらで、お昼ご飯を食べたにも関わらず、食パンにクリームチーズを塗って4枚も食べてふて寝してしまいました(笑)。
 お陰で、夜になってもお腹が空かずに夕飯はパス。
 思うのですが、親族と近所の問題は正論や法律が通用しませんよね。常識やモラルの欠けた人って結構身近にいて、なるべく接しないようにしていても、向こうから突飛に飛び込んで来る。そして、自分の常識が世間の常識と勘違いしたまま生きているので、相手にするだけ無駄と悟り、相手にしなくても限度も知らない。
 まあ、そんなところです。
 親しき仲にも礼儀有りと申しますが、こんな場合、親しい人ほど厄介ですよね。

 気を取り直して海外ネタは、間違った家電。上海の住まいは長方形のワンルームでしたが、何故かエアコンが窓際の短い辺に向かって取り付けられていました。
 よって、窓際しか冷えない。温まらない。広いフロアのほとんどを空間にして、エアコン前に机、ソファ、ベッドなど全ての家具を終結させ、間借り人のように暮らしていました。
 タイでの聞いた話。家を建てる職人さんが、換気扇の意味を知らないがため、何故か逆に取り付けられ、意味内ばかりか、作動させると外の排気ガスが(タイは空気が悪いからね)室内に充満するんだとか(笑)。
 北京近郊の鶏鳴驛(詳しくは「北京の旅」を参照)。城壁に囲まれ、時代に取り残されたような陸の孤島です。ここには水道がありません。なので水は貴重。食器もちょちょちょっと洗う程度です。民家で食事を提供しているので、昔ながらのオンドルのある古風な部屋で食べたのですが、敷地内に立てられた彼らの住居には最新型の薄型テレビがあり、衛生アンテナもたっていました。その前に水道だろう!
 香港は土地が狭いため、住居もこれでもかとコンパクトにまとめられた所が多く、コンパクト化の一番は、テレビを宙に浮かせる事にありました。
 「仮住まいだから良いか」と思いそのまま2年近く住んでしまった3畳もないような部屋は、ベッド(これが無意味にでかいセミダブルときた)だけで部屋は満杯。ベッドを下りると一歩でトイレでした(笑)。まあ、寝に帰るだけでしたけどね。やはりテレビは宙に浮かせてあり、小型の冷蔵庫があっただけ。
 こんな部屋でも住めるのですよねえ。日本は恵まれていますよね。
 YWCAのマンスリーマンションもテレビは宙に浮いていました。
 あっ、自分が住んだ国は、基本的に家具・家電は部屋にセットされています。ほかに欲しい場合は大家さんとの交渉になります。このシステムは有難い。
 日本でもマンスリーマンションなどでは採用されていますよね。
 日本のマンスリーマンションで、「これは凄い!」と思ったのが、システムバス(シャワーのみ)で、真ん中に洗面台があり、向かって右手がトイレ、左手がシャワーだったのですが、どう考えてもシャワースペースがないのですよ。まあ、香港から帰国して直ぐだったので、便器を濡らしながら香港流のシャワータイムを過ごす事数日。
 ある日、分かりました。洗面台が半回転して便器をすっぽりと隠し、シャワースペースが出来る事を。
 「なんだったのだ。あの狭い中で、嫌な思いをしながらシャワーを浴びていたのは」。歯ぎしりしたものです(笑)。





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沖縄そば/日系ラーメン

2014年10月22日 | 田舎生活の衣食住
 つい先日知ったのですが、今日本でも携帯電話どうしなら電話番号でメールが出来るのですね。
 中国では随分前からそうだったので、便利だなあ。日本もそうなれば良いのにと思っていたのですが、知らない間になっていたとは(笑)。そのうちに、中国のように電話線でもネットが出来る時代がくる…これはプロバイダー・システムがあるから無理か…。

 一見パーコー麺に見えますが、沖縄そばのアレンジです。ラフティの代わりに先日からのポークソテーを乗せています(2パック買っちゃったから連日でしたがこれにて食べ切りました)。
 沖縄そばは、棒状の乾麺で、茹でて水切りをするタイプ。粉末スープが付いていました。随分前にセール品で2食分90円だったかな? 
 麺に腰が有ってつるつるで美味しかったのですが、こういうタイプではなく、もっとぼきぼきした素朴な沖縄そばが食べたい。





 これぞっと思った沖縄そばは、香港は九龍側の「時代劇場(タイムズ・スクエア)」内に昔はあった沖縄そばでした。何でもバイヤーこだわりの麺だそうです。いつの間にその店舗はなくなってしまいました。香港人に沖縄そばは受け入れられ辛いのでしょう。
 香港で大ヒットとなったのは、「味千拉麺(メイチンライミン)」。濃厚な豚骨スープの細麺で博多ラーメンを彷彿とさせますが、香港資本だそうです。
 今、ホームページを見ました。熊本ラーメンじゃん。香港資本と言い切ったのは何故だ 
 テーブルに高菜漬けとガーリックが置かれ、好きなだけトッピング出来るので、金欠の時は一番安い(金欠でなくてもだったけれど)味千拉麺を頼んで、これでもかと高菜を乗せていました(笑)。自己流の高菜ラーメンの出来上がり!
 この「味千拉麺」は中国大陸は勿論、あちこちに進出しており、シンガポールでは、何故か茶碗蒸しとのセット。バンコクではやはりこれでしょ! のトムヤム味。と、工夫を凝らしていました。
 どこに行っても食べていたなあ(笑)。




 当時、香港には銅羅湾に「ラーメン横丁」なるものがあり、そこでかの有名な「山頭火」の豚トロラーメンを食べました。日本では中々食べに行けないので、これは嬉しかった。
 ほかにも札幌、函館、喜多方、金沢8番・ラーメンなど、出店していた日系ラーメンを食べ尽くしました(笑)。
 ローカルに合わせて、背油を少な目にしているそうです。
 興味深かったのが、深圳(香港とのボーダー)近くの上水にあった「ジャズ・ラーメン」。これ、店の名前です。何でジャズとラーメン? 店主がジャズが好きだからだそうで、店内にはジャズが流れています。そして磯辺焼きやら麺のトッピングに何故か餅が多い。これも店主が餅が好きだからだそうです。
 こんな辺鄙なところでやっていけるのか? 不思議でしたが、日系の工場が近くにあるのだそうです。週休も多く、ほかにも突発的な休みも多いので、電話で確認してから来店くださいとのこと。「オヤジ(若かったけれど)、良い商売しているなあ」と、思った次第(笑)。
 味は、美味しかったですよ。麺も製麺所に特注だそうです。
 自分の好きなラーメンは、若かりし頃は、野菜たっぷりの味噌でしたが、年と共に、シンプルな醤油が好みになってきました。それでも塩味の野菜の餡が乗った固焼きそばは時折無性に食べたくなります。
 あっ、ラーメン食べたくなってきた(笑)。

 因に、香港のラーメン。そう、あの輪ゴムみたいな麺は好きではないのですが、住んだ当初は、広東語も分からず(旅行では気付きませんでしたが、思いのほか、英語は通じません)、「雲呑麺(ワンタンミン)」しか分からず、外食はそれ。良く食べました。そして。副食としてローカルが麺と一緒に良く食べるのが、茹でた青菜に油と醤油を掛けた物。これが食べたくて仕方なかったのですが、名前が分かりませんでした。後に、「ヤオチョイ」(漢字を忘れた)と知ってからは、雲呑麺とヤオチョイの一点張りでした。



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ポーク・サンドイッチ/怒った出来事

2014年10月21日 | 田舎生活の衣食住
 昨日の明け方5時半です。雨戸を開けたところ、未だ月が出ていました。




 昨日、ちょいと嫌な事があったので、ガッツリとヤケ喰いしたところ、ついうとうとしてしまったら、そのうとうとが3時間にも及ぶ、本格的な昼寝となってしまい、目覚めたら雨が降り出していました。何か感じたのか洗濯物は取り込んでおいたのですが、唐辛子を干した笊はそのまんま。乾燥の途中ですっかり濡れて台無しです。悲しい!
 嫌な事とはなにかと申しますと、もう10年も疎遠の親族の訃報は知らされずに、供花代を請求されたという始末。しかも○○一同ではなく個人での供花とあり、かなりの高額。それも親族の誰かからではなく遺族本人からです。
 疎遠になったのも先方に一方的に因縁を付けられ、交流しない態度を取られたからで、だったら仕方なしと割り切っていました。
 納得出来ずに断ったところ、「キャンセルした」旨のメールが届きましたが、承諾のお願いではなく、発注後の事後承諾だった事に再度驚きを隠せませんでした。
 こんな事ってあるのでしょうか?

 さあ、気を取り直して、と言ってもそんな嫌な事の後の昼食でしたが、ポークソテーをトーストに挟んだポークサンド。かなり分厚い肉でしたが、軟らかいので噛み切れます。これだけでは足りずに(腹が立っていたので)、クリームチーズのサンドイッチも食べてしまいました(笑)。クリームチーズが食べたくて、それを丁度購入したところでした。




 腹立ちついでに、本日は海外で怒った事です。まずは、深圳にてバスを降りようとしたら、それよりも先に乗り込んで来たハイヒールにホットパンツ(古いなあ)の若い娘がおり、ハイヒールがかなり高いので、よろけて私に掴まろうとしたので、その手を払って軽く押し戻したところ(突き飛ばすとも言う)、よろけてバスのステップから落ちていました。当たり前だ。降りる人の方が先!
 次に、上海にて歩いていたところ、路上駐輪場から自転車を出そうとしていた人が、思いっきり私の足に自転車のタイヤをぶつけたにも関わらず、謝らないので、自転車の後輪を軽く押し戻したところ(蹴り飛ばしたとも言う)、そのままほかの自転車も将棋倒しになっていきました。中国人相手に喧嘩になっては血を見る事も否めないので、早足で立ち去りました(笑)。
 洗濯機が壊れ、修理を頼んだところ、更に壊してそのまま帰り掛けた職人(と言えるのか)。こちらもロビーまで追い掛け、訳を話せと迫ると、部品が足りないのなんの。前よりも悪くなっているではないかと押し問答の結果、翌日、ましな職人がやって来ました。
 バンコクでのタクシーにて。サンドイッチを食べながら運転していたドライバーが、目的地へ向かうのに、真逆に走り出して料金を稼ごうとし、悪い事に渋滞に巻き込まれました。私の怒りはメーターが進む度に同時に膨らんでいき、ついに大声を出し(怒鳴ったと言う)飛び降りました。
 同じくタクシー。上海にて、目的地を書いた紙を見せ、分かるかと聞いたところ、知っていると言うので乗車。しかし、中国人特有の知らないとは言わないだけと判明。グルグルと回られ、目的地は見えず、かなりメーターが加算されていったので、知らないのかと聞いた(これも怒鳴ったと言う)ところ、未だ白を切るので、勝手にメーターを倒しました。
 上海のタクシーでは未だ未だあります。同僚と同乗していた折り、そのドライバーがずっと携帯電話で無駄話をしていました。同僚が止めるように諭したのですが、一向に止めようとはしません。すると、その同僚、傘の先でドライバーを突き出したのです。これには流石に驚きを隠せませんでした(笑)。
 香港で、未だ啓徳(カイタック)空港時代。100数10ドルで行ける所なのですが、空港に着いた途端にメーターが300ドルを超えました。タクシーから降りて、前に止まっていたタクシーのメーターを覗いても100ドルちょっと(どこから走ってきたのかは不明ですが)。苦情を言い(これも怒鳴った)助手席に100ドルだけ投げ込んでロビーへ向かいました。
 同じく香港で、空港からホテル(この時は旅行)へ向かったタクシーもぼったくり。ホテル前なので、ドアマンが居るから強気で、怒鳴り散らす。
 ニューヨークでは、ビレッジからダウンタウンまでを、チェルシーを通るといった西に大きく反れた進路を取られ(鮮明に覚えている)、道が違うと抗議しましたが、聞き入れられずに、後部座席からドライバーの座席をガンガン蹴りまくる。後の思えば良いドライバーで助かりました。結果、料金は通常と余り大差がなかったのです。在住の知人に話したところ、「殺されちゃうから止めてくれ」との事。私もそう思います。はい(笑)。
 ほかにも未だ未だありますが、これらに関して無傷で事が済んだのはラッキーだったのだと思います。決して真似はしないでください。
 
 
 
 
 




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ポークソテー/中国はヨーグルトが充実

2014年10月20日 | 田舎生活の衣食住
 昨日のロースをポークステーキにしました。すりおろしたニンニクと砂糖、麺汁に漬けて味を馴染ませます。
 かなり分厚いので、表面に焦げ目を付けてから弱火でじっくり焼き上げました。
 付け合わせのニンジンのグラッセは、バターで炒めてから、コンソメ、砂糖、水(ニンジンにかぶる程度)で水分が飛ぶまで煮詰めますが、コンソメ、砂糖、水を使わずにオレンジジュースで煮詰めても美味しいですよ。
 大根サラダ添えて、炊き込みご飯をよそって、ワンプレーとのポースソテー・プレートの出来上がり。
 久し振りの肉だっ! 豚コマではない肉の固まり。うん、美味しい(笑)。








 そして、肉を炒めた旨味の残った油で、焼きうどん。




 中国は、日本とは比べ物にならないくらいにヨーグルトが充実しています。ただし甘い物しかないのが難。
 固形型もありますが、それよりもドリンク型の方が主流で、メーカーも大きさも様々。
 自分は500ミリのドリンク型を愛飲していましたが、1本飲むとお腹いっぱいになってしまいます。
 何故なら、日本で市販されているドリンク型とは違い、濃厚なのです。ドロッとした濃度で、今流行のトロトロプリンくらいの濃さです。
 プラスチックの容器や紙パックに入って売られていますが、北京名物(?)には陶器の瓶入りもあります。これはもっぱら町の小売店で販売されていました。




 効果の程は…かなり良好です。
 ヨーグルトもそうですが牛乳などの飲み物、醤油といった液体調味料がビニール袋(ビニールで良いのかな? とにかく袋)入りなのには驚きました。見慣れないからでしょう。
 タイでは露店のテイクアウトの際、本当にビニール袋入りが多く、温かい物を…汁物まで、ビニール袋に…最初は大層驚きました。
 国が変われば常識も違う。あちらから見たら日本のご大層なパッキングが不思議かも知れません。
 ついでに水の話ですが、どこに住んでも水道水を沸かして飲んでいたことは以前書きました。流石に上海は「やばい」と思い、2年を過ぎた頃からミネラルウォーターを毎日買っていましたが(笑)。
 ですが、旅行先では万全の体調で臨みたいので、アメリカ以外は全てミネラルウォーターを買っていました。それを自前の湯沸かしポットで沸かして飲みます。
 海外対応の湯沸かしポットは旅の必需品。必ず持参していました。
 硬質、軟質など全く気にしないのでですが、ジャマイカのミネラルウォーターはちょっとばかり危機感を感じました。味などに問題はありませんでしたが、1週間の滞在中ずっと使用した湯沸かしポットに縁にびっしりと、石灰がこびり付いていたのです。そのミネラルウォーターが特別に石灰が多かったのか否かは定かではありませんがね。
 香港時代、生水をそのまま飲んでいた同僚(一応香港は水道水も飲めるとされているらしい)は、常に下痢をしていましたが、本人は意に返さず(笑)。水割りだけは美味しく飲みたいので、沸かした湯を冷蔵庫で冷やしていたそうです。
 日本人で、水道水を飲んでいたのは自分とこの同僚以外知りませんでした。中には、シャンプーまでミネラルウォーターでしている人も居るとか…。でもね、思うのですよ、そんなに神経質になるなら、住むんじゃねーよと。








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豚ロース買っちゃった!/海外の万引き防止策

2014年10月19日 | 田舎生活の衣食住
 朝晩の冷え込みが堪えます。今からこんな風では真冬が思い知らされますよね。既に朝晩は股引、綿入れ半纏を使用しています。そして鬼が腹を抱えて笑っちゃいますが、お節料理のことを思案している次第。
 冬の楽しみってやはり正月でしょう。北欧で、収穫祭以降冬の楽しみがなかったことから、クリスマスなるものができたのと同じ理論ではないですが、お節料理や雑煮は普段と違い、楽しみなものです。
 
 豚ロースが半額でした。これは買うっきゃない。衝動買いです。このところ、質素な食事が続いているので、ガッツリとポークソテーにするぞ!





 我が国でも、買い物袋持参のエコ対策がとられるようになり、万引きと言った弊害が多くなったと聞きます。確かに、自分も一度レジを通ってから、買い忘れに気付き、再度買い物をする際、先に支払い済みの商品を持っているのですから、誤解されたら…と思うことがあります。
 先日も上記のようなことがあり、「こちらは先程買いました」と申請しました。自己申請で通るのが田舎の甘さでもありますよね。
 海外に行くとそうはいきません。ちゃんと店が袋に入れてくれていても、欧米ではサービスカウンターに預けるシステムです。自前のバッグも大きな物は預けなくてはなりません。
 ニューヨークの本屋でのことです。預けたバッグを乱暴に扱われたのでしょう。戻ったから気が付いたらカメラが壊されていました。既に店は出ており、証拠もありませんでしたが、預ける前は何ともなかったのです。
 未だフィル時代。それまでに撮影した写真はおじゃん。そして、その後の旅も撮影ならずで歯ぎしりをしたものでした。
 自分が住んでいた頃の香港、タイは、手荷物についてのチェックはありませんでしたが、大陸では、ビニール袋は店の入り口で結束バンドで封をされます。店によってはやはりサービスカウンターに預けるのですが、自身安危ですが妙に落ち着きません(笑)。
 それだけ万引きが横行しているのでしょう。
 買い物をして入れてくれるビニール袋ですが、日本でも以前よりも大分薄くなりましたが、海外では、良くぞここまで薄く出来るものだと感心するくらいにヘナチョコなのです。
 北京にて、とうてい100元とは思えない商品がありました。観光客相手のぼったくりバッタ屋です。中国では値切るのが当たり前。その商品を掴み、「10元なから買う」とキッパリ言い切りました。100元が10元になんかなろう筈もないのですが、店員は「20元だ」と一挙に1/5に値下げ。内心ほくそ笑みながらも「10元なら買う」を繰り返しました。すると「13元でどうだ」ときた。後一歩です。「10元なら買う」としか言いません。
 すると、強気の中国人が折れました。見事10元でゲット。ただし、あのペラペラのビニール袋にさえ入れて貰えなかったので、原価かギリギリだったのでしょう(笑)。








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炊き込みご飯/娯楽

2014年10月17日 | 田舎生活の衣食住
 飯は白く。といってもこのところ、玄米と麦のブレンドなので、茶色ですが(笑)、そのまんまが基本です。おにぎりも具を何もいれない、素にぎりが好き。塩も付けません。
 ご飯に乗せる、カツ丼などはまだ良いのですが(カツ丼は好き)、炒飯の類いも嫌いではないのですが、炊き込み系のパエリア、釜飯、リゾットは言語道断。チキンライスやオムレツも滅多に(もう何十年も)口にしていません。これまでの人生で数回ではないでしょうか?
 おかゆ、おじやといった米粒の感触が味わえない物も好きではありません。
 ですが、自分で具を拵えた炊き込みご飯は好きなのです。矛盾してますよね。というか、かなりの偏屈(笑)。
 ニンジン、椎茸、油揚げを刻んで甘辛く煮付け、そのままでもお菜として食べても良いし、トッピングにもなるので、大量に拵えました。
 その具を一緒に焚いた炊き込みご飯です。美味い!








 今日は、娯楽についての話。香港の一大イベントはバーベキューは以前に書いた通り。ひとりひとりが串の先に肉をさして焼くので、わいわいと盛り上がらない、沈黙のバーベキューです。香港の男性はどんな人でも皆、火を熾せると言われているくらいです。
 そしてもうひとつの娯楽が、歩くこと。そう、ただひたすら群衆となって歩く。クリスマスも、新年も歩く。何が楽しいのか分からなくても歩くのです。
 中国大陸に行くと、深圳は卓球。ちょっと大きめのマンションロビーには卓球台が設置されています。さすが卓球王国だと思った次第。
 上海・北京は…思い付かない…のですが、会社の雇用条件に昼飯と年に1度の旅行がセットされているケースが多いようです。自分はなんだかんだ言って旅行には参加しませんでしたが(そういった団体行動は苦手)、アスレチック大会なんかを行っていたようです。
 因に、自分の勤務していた会社は飯付きで、毎月チケットが渡され、その店でチケット分だけ無料で食べられましたが、大抵は余ってしまっていました。
 タイはローカルスタッフによると、ボーリングだそうです。ほかに、これは驚いたのですが、タイ人はバトミントンが巧いのです。えっ、この人がと思われるような人でも、ビシバシ打っていました。
 日本発のカラオケも各国浸透しており、香港は日本同様にカラオケボックスが結構な数あります。「ビッグエコー」なる日系もあり、日本の歌もほとんど歌えます。
 それが深圳に行くと、同じボックスでも、こちらは場所的に目的が歌ではないので、お姐ちゃん付き。曲もどうでも良いのでしょうね。美空ひばりさんは無いのに、せんだみつおがあってビックリ。
 上海にもカラオケボックスはあり、香港同様に日本の歌も歌えますが、北京に行くと、カラオケボックス(有ることは有る)よりもスナックでのカラオケの方がポピュラーなようです。
 究極のカラオケはタイ。もちろん、お姐ちゃん付きの店もありますが、一般的なローカルが行くのは、ゲームセンターに設置された、丁度電話ボックスのような個室カラオケです。ひとりが入って満室のただひたすら歌うだけの箱。何が楽しい! と言いたくなりましたが、ひとりでもカラオケに行っちゃう自分は同類かも知れませんね(笑)。
 話は反れますが、日本人は「みんな一緒」が大好きで、特に女性はひとりでは行動しないですよね。自分は駄目だなあっ、他人とつるむの苦手です。特に旅行は絶対に嫌。他人と行ったら観たい所の半分も観られないばかりか、気を遣うだけなので。
 しかし、香港流のバーベキューは、さすがにひとりでは出来そうにありません。串にさして火の前で黙って座っているの図は漂流者だ(笑)。これは勇気が入りそう。
 ですが仮に、ひとりバーベキューをしていたとしても香港人は気にしないでしょうがね。
 
 





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大根とイカの煮付け/目先の事しか見えない中国人

2014年10月17日 | 田舎生活の衣食住
 大根とイカをジックリと煮ました。味が染み込み美味しい煮付けに。




 白菜と大根の皮・葉を具にした塩焼きそばです。野菜たっぷりなのでで付属の味付け(塩)ではかなりの薄め。そこで、麺汁を少しだけ加えてみましたが、合いました。




 上海では2軒のマンションに住みましたが、どちらも難有り物件でした。今日はその1軒の話。
 そこは、ローカルが住む古いマンション(と言うより、アパートの方が相応しい感じ)で、自治会みたいなものもあり(言葉が良く分からないので)、加入させられました。
 エレベータもなく低層の建物です。
 その部屋、一応、内側からロックは出来るのですが、その鍵は外から開けるそれと同じで、内側のチェーンなどは一切なし。
 ある晩、早めに就寝していると、ピンポンが鳴ったのですが、何せ就寝していたので、無視してやり過ごしていたところ、ななななんと、鍵を開けて勝手に入って来て、バスルームの切れていた電球を付け替えているではありませんか。
 そりゃあ、言ったよ。電球付け替えろって。だからって勝手に入って来るとは…。「諏訪何事だ」と起き出し、「勝手に入るな」とかなり怒ったのですが、伝わらない。
 「中国人は合理主義なのだ」とから何とか言っちゃって。
 しかも、その大家。用事で我が部屋に来る度に勝手にトイレを使うのが殊の外不愉快だったものです。
 これは同僚の話ですが、その人の住まいも、帰宅すると何かがおかしい。そんな事が何度か続き、ある日発見したそうです。大家が無断でシャワーを使用していた事を。
 光熱費節約のため、人の部屋で使用していたのでした。
 北京の会社は、トイレにバスも付いていたのですが、無論、バスは使用していないと思いきや、かなりの変わり者で通っていた、中国人女性スタッフが、髪を洗っていました。
 この女性、朝は新聞持参で1個しかないトイレを占拠するわで、かなりの困り者でした。
 こういった中国人の守銭奴ぶりは徹底しており、上海の会社では、トイレの紙はトイレットペーパーではなく、昔汲取式の頃に使用していたちり紙でした。無論、水には溶けないので、個室内に設置されていたゴミ箱に使用済みを捨てるのですから不衛生極まり無い。
 しかも、次第に、「1回に付き1枚しか使うな」とのお達しがありました。1枚で足りますか? 足りない場合だってあるだろうが! 第一、まずは便座を拭かない事には使用出来ない時だってあったのです。
 それがエスカレートしていき、紙を個室から外に出し、「1枚しか持って入るな」ときた。馬鹿な! 
 こういった幾らでもないせこいところに拘って、大きな部分を見落としているのが中国人の特徴です。
 ですが聞く耳も持ち合わせない彼らに何を言っても無駄。どうしていたかと言うと、自前でトイレットペーパーを持参していました。
 彼らを納得させるのは無理に等しく、時間の無駄なので、多少のリスクなら、負った方が生鮮衛生上良いのです。
 どれくらいに目先の事しか理解出来ないかと言うと、それまでは50枚のパッケージを渡されていたのですが、ある月から、「データ保存用のCDを1回づつ渡す」と言い放ち、3枚を渡されたのですが、馬鹿な、1回で少なくとも5枚は必要です。
 そして、月末。「CD代が少なくなったので、このシステムは成功した」だって。そりゃあ、その月は少なくなるでしょうが、長い目で見たら同じ事。そんな単純計算も出来ないのです。
 で、どうしたかと言うと、こちらも自前(自分で買っていた)です。1枚2円くらいですからね。
 ボールペン1本貰うのも大事なので、文具などの備品も全て自前でした。
 中国で、無駄なやり取りに時間をロスしたり、嫌な思いをしない為には、そうして自衛するしかありません。
 例えるなら、日本人なら、これ以上火に近付くと火傷すると分かろところを、彼らは火傷してみないとその熱さが分からない。しかも、それを繰り返すといったところでしょうか?
 自分の勤務していた会社が特別だったのか否かは分かりませんが…。





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