.

.

今更ながらのジャッキー・チェン/受刑者の話

2014年10月28日 | 田舎生活の衣食住
 近頃のマイ・ブームの話。元々格闘技が好きで、カンフーにも興味があり、カンフー映画を観始めたのが香港映画にはまった経緯です。しかしその頃は、ジャッキー・チェンは然程でもなかったのですが、ここ数週間、はまりまくりました。
 それも古装束物が良いですね。日本で言うところの時代劇です。こんなに面白かったなら、折角香港に居たのだから、もっと観ておくべきでした。



 知人の弟さんが、2泊3日の旅程で香港を訪った折り、タクシーに乗車中、赤信号で止まった隣の斜線の車がジャッキーだったそうです。
 因に、自分も一度だけ見掛けた事があります。世界的なスーパースターさへ、あの狭い香港では遭遇出来るのです。
 織田裕二主演の「トライ」。実は自分が持っていた上海のイメージはこの映画でした。町には路面電車が走り、日本でいったら昭和30年代の風景。「三丁目の夕日」の世界です。そんなノスタルジックなイメージを勝手に抱いていたのでした。
 ですから初めて訪れて、「期待外れ」なほどに外見は近代化されていたので、がっかりしました。
 北京や香港には、歴史的建造物も多く、目を楽しませてくれるのですが、上海は私の生活圏内にはそういった物もなく、当初は期待外れ感が否めませんでした。租界や上海外灘は遠過ぎて一、二度しか行っていません。
 なので、「上海影視楽園」(映画村)に行った時には、小躍りしたいくらいに浮かれました。実際にスキップしたくらいです(笑)。日本映画もここで撮影されており「三丁目の夕日」、「わが家の歴史」、「華麗なる一族」などなど、昭和初期が舞台となる映像はだいたいここを使っているようです。
 地下鉄網が張り巡らされたお陰でぐんと便利になり、地下鉄9号線の松江新城駅からタクシーで10分ぐらいで30~35元が目安で行けます(詳しくはカテゴリー、「今時の上海2010」にて)。




 香港スタンレーの刑務所敷地内でのバーベキューの話は以前書きました。仲間に看守がいたので、職員用のバーベキュー施設を利用させてもらった訳ですが、金網越しに受刑者が見られる位置で、そのオープンさに大層驚いたものです。
 しかし、そればかりではありません。警察病院に急患で入ると今は一律100ドルだそうですが、当時は無料だったので、胃けいれんで利用させてもらいました。
 待合室には、一般患者と受刑者が、ほとんど手の届く距離で待っています。最も受刑者は手錠をはめて、腰からロープも掛けられていますが。
 異様な光景でしたが、香港の人たちは動じません。
 また、出勤途中の中湾の坂の中腹に止まった一台の小型バスから、わらわらと女性受刑者が下りて建物の中に入るところに出会しました。
 町中に刑務所があるのか、それとも裁判所か何かなのかは分かりませんが、十数人の受刑者は手錠もなく、繋がれてもおらず、ただ受刑服(グレーのワンピース)を着用していたのでそれと分かった次第。
 いずれも、軽犯罪かと思われますが、我が国と比べて、余りの違いにただただ驚きを隠せません。
 因に、海外では最下層と最上階は住むなと言われています。最下層は分かるけど、最上階も!? そう、アクション映画を観てお分かりのように、上から泥棒に侵入されるからだそうです。あのキレキレのアクションは映画だけではないようです。
 おまけの話。香港で大手日系のセキュリティ会社があります。社長も従業員も格闘技の猛者揃い。警備もハイテク技術を駆使しています。
 そんな社長宅に泥棒が侵入し、とうてい持ち出せそうも無い大型のかなりの重さの金庫を、そのまま盗まれるという事件がありました。
 笑えない話ではありますが、どんだけ力持ちなんだと思うと同時に、寄りにも寄ってセキュリティ会社の社長宅とは、イメージダウンだよなあ。
 



 人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ 


コメントを投稿