以前紹介した上海影視中心。正式には上海影視楽園だった。忘れてた。
以前は、八万人体育場から上海影視楽園行きの上海旅遊集散中心のバス(1日に1便)を利用するのが一般的でしたが、地下鉄網が張り巡らされたお陰でぐんと便利に。地下鉄9号線の松江新城駅からタクシーで10分ぐらいで30~35元が目安。
再現されているのは、
南京路
メインストーリには1930年代の旧上海がリアルに再現され、先施・永安・新新・大興の4大デパートを中心とした、南京路が再現され、路面電車も運行され乗車もできる。
租界中心街
租界時代に外灘を中心に建設された欧風ビルと町並み。
蘇州
外灘北端の外白渡橋のようにも見える浙江路鉄橋を再現。
石庫門
租界時代に19世紀末から中国人向けに建設された長屋街。
上海古里
豫園付近を中心とする旧上海城時代から続く古い町並み。
エリック・マーラー邸
租界時代にイギリス籍ユダヤ人富豪が建築した邸宅(静安区陝西南路に現存)。
和平広場
現在の人民広場の前身で租界時代の社交の中心となっていた上海競馬場。
教会
徐家汇協会
湖山区
上海郊外の江南水郷地区である朱家角や周荘。
のエリアに別れる。
撮影された日本の作品は、
映画 スパイ・ゾルゲ、広島 昭和20年8月6日、T.R.Y.、三丁目の夕日、地下鉄に乗って
ドラマ 華麗なる一族、李香蘭、わが家の歴史など多数。
映画やドラマで路面電車が走るシーンや、昭和30年代ものはまずここで撮影したと思って間違いないだろう。倉庫にはクラシックカーやオールドタイプのバス、バイクなど「よこも残っていたものだ」と思えるくらいに懐かしい車種が多くあるが、圧倒的な数を誇るのは、軍用車。ジープ、戦車、サイドカーの付いたバイク、救護班用ミニバスに並び、なんと敵役日本軍のジープはご丁寧に国旗が掲げられていた。中国では、TVで放送されている戦争物のドラマが凄く多く、朝っぱらからもやっているくらいだから、軍用車の需要も多いのだろう。敷地内には、洞窟も造られている。
訪れた時には、ローカルドラマの撮影が2本行われており、カメラマンのほぼ真後ろまで行っても大丈夫だった。ただ「写真は撮るな」と言われたけど。もう1本の撮影現場は、室内の撮影で、玄関口まで覗き込んでも何も言われなかった。だが、松潤あたりにいて欲しかった。最後には、「大泉洋でいいよ」。(家族の肖像)