トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

1年ぶりの投稿・・・ミラノのスリ事情・・・

2014-12-12 13:13:00 | 旅 (自転車)
 久々に、ブログを書く・・・・
 イタリアベローナから、なんて書くとカッコイイが、単純に時差ぼけで眠りが浅く、昨晩寝たのが12時過ぎなのに、午前4時に目が覚めてしまったからだ。


(ミラノの中心部 ドウモ)

 一番初めに、イタリアを訪れたのは、たぶん約28年前だったと思う。その頃はまだ通貨ユーロが存在しなくて、イタリアはリラだった。ミラノの駅や街の中心部のドウモ周辺(写真)には、ホームレスみたいないわゆるジプシーの人達が沢山いた。少なからず、その中の連中の何人かは旅行者の財布やカバンを狙っていてその手口は巧妙というか?大胆というか?その執拗な攻撃に慣れない日本人旅行者は格好の餌食にされたものだった。
でも、昨今はそんなジプシーの連中は、少なくともミラノやローマからほとんど居なくなって、子供を抱いた女性のジプシー達がかつてに比べれば上品に小銭をねだる位だ。


(ミラノ中央駅)


 ジプシーに限らず、コソ泥は話に聞くと相変わらず存在するらしい。今年、保税倉庫から輸入しようとしていた高級バイクフレームが、多数盗難にあったことを考えると、本質的にはあまり変わっていないかもしれない。
 幸いにして?!28年前の一番最初イタリアの訪問の時に、その洗礼を受けた。ホテルのロビーで電話をしている間に両足の間においていたカバンが見事に無くなっていたのだ。最初は何が起きたか理解できなかった。その見事さに自分がどこかにカバンを置き忘れたと思ったほどだ。仕事の書類とカメラとやられてしまった。幸いパスポートをお金は自分の体に身につけていた。不思議なことに、朝盗まれたカバンはカメラを除いて夕方には、そのホテルのロビーに届けられていた。それから、この手の被害には会っていない。


典型的な手口にはこんなパターンがある

*ケッチャップやコーヒーをわざとらしく掛けられて、その間にもう一人の相棒が、財布を抜き取るという手口は、よく聞く話だ。

*新聞を持った数人に囲まれ、無理やり半強奪で財布を取られるパターン

*少年が走って来て、ハンドバックを取られるパターン


*メトロの階段などで、すれちがいざまに最初に一人がショルダーバックのジッパーを開けて、次の相棒がすれ違いざまに中身を頂戴するパターン

*列車にのったとき、大きなバックを棚に上げるのを手伝うふりをしながら、別の相棒が貴重品の入ったハンドバックやショルダーを盗むパターン

*母親が子供を見せるふりをしながら、ポケットの内側の財布に手を出すパターン


 これらのパターンは、自分の目の前で起こったことも多数あるし、やられているのを助けたことも少なくない。狙われる日本人旅行者も、ポケットの財布をまさぐられているのがわかりつつ、吃驚してフリーズしてしまうケースが多いらしく、堂々財布を抜き取られてしまったケースも多いと聞く。そんな場合は、日本語でもいいので、大声を出して暴れてしまえば、ほとんどの場合は連中の方から逃げていくようだ。(この経験は何度かある。「テメ~バカヤロ~アッチイケ~!」てな事を叫んだ記憶がある(笑)

実は、盗まれることを前提に行動して、もし自分がコソ泥だったらなんて自分自信を客観的にみれるようになると、自分が狙われている視線を感じることができるようになる。また人通りの少なそうなメトロの入り口は避けるようになるし(遠回りするに限る)、なによりも金のなさそうな恰好をすると、彼らから相手にもしてもらえない。その昔、何人かの日本人の取引先とミラノのドウモ周辺と駅前に行ったときは、残念?ながら僕だけが、彼らから相手にされなかった(笑)それと少々歩きにくいけれど、ズボンの前ポケットに財布を入れておくのも、僕的にはアリだなと思っている。
あと、上着の内ポケットに財布を入れておくときは、必ずボタンを掛けておくと簡単にはやられない。


 ここ10年以上前から、ジプシーの人達や狙われているような視線も、ミラノではあまり感じなくなった。最近は、こんなノウハウも要らなくなったような気もする。でも、安心はしていられない、一年のうち多くをイタリアで過ごす有名なフォトグラファーでさえ、5~6年前だったか?地下鉄で一式やられてしまったというぐらいだから、彼らの能力も別の意味で向上しているのかもしれない。

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