トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

おやぢのサイクリングのツボ 007

2023-02-08 18:07:53 | 旅 (自転車)

 【坂道は楽しい?!嫌い?!】

前回、マドン峠なんて書いたものだから、ドン引きの人もいたかもしれない。某社のトップモデルの名称にも使われるくらいだからね。ちなみに多くのプロ選手は税金から逃れるためにタックスフリーのモナコ周辺に住んでいるらしい。マドン峠へのコースは彼らの練習場所だそうだ。

 健康診断で×が付く多くの人は、ロードバイクに対する憧れがあっても、その多くは坂道が嫌いだ。だってメタボ体型ですから!!パワーウエイトレシオ的に無理があるというものだ。ボクも最初はそうだった。どちらかと言うと平地番長だった(笑) だけど昔オートバイに乗っていた経験があって下りは好き。好きな下りを味わうためには、上りの我慢が必要だということを最初に悟った。でも、サイクリング仲間が出来ても、山に行くのは嫌だった。いつもドンべだったからだ。常に自分より遅いと思われる生贄を探し誘っていた(笑)

 前にも書いたかもしれないが、坂道ではいきなり軽くしないで、少しづつ軽くしていた。これが間違いだとわかってから、坂道の頂上で少し余裕ができた。それと一人で登るとラクだということが解った。

 今でも坂道は、好きではないけれど景色を堪能するためにはアチコチ上る。自分のペースでのんびりと。そんな割り切りがあるからか?最近は坂道は好きではないが、嫌いでもない心境だ。

 だからタイムを競うヒルクライムレースはあまり興味が無い。もちろん白石峠のタイムアタックもやったことがない。でも、山は好きだ。

 見出しの写真は、日光金精峠。標高約1800m。東武日光駅迄、さいたま市から1200円ちょっとで行くことができるのでとても魅力的なエリアなのだ。日光駅から東照宮の神橋を経て、いろは坂。実はいろは坂は傾斜が緩く上り易い。手前の馬返し前の方がキツイ(笑) 明智平を経て雄大な中禅寺湖、竜頭の滝、戦場ヶ原と変化にとんだ景色を楽しみ、金精峠を超えれば、群馬の鎌田迄23㎞のロングのダウンヒルが待っている。毎年必ず訪れる定番コースだ。自転車を乗り始めて1年も満たない女子も昨年このコースを見事に完走した。ここら辺の話はまた別に書くことにしよう。

 下の写真は、堂平。奥武蔵でとても好きな場所。景色が雄大で地平線をみて地球が丸いという事が解る。そして季節によって趣が変化する素敵な場所。それに自分の脚で上ったからこその、なんとも表現しがたい喜びがあるのだ。それは上り坂での辛さを忘れさせ、また来ようという気持ちにさせる。

  若い頃登山を楽しんでいたとき五国土地理院の5万分の一のマップに、自分がトレースしたルートを赤線引いて、快感を感じていた。サイクリングでトレースしたルートは、スマホが担っている。ロードバイクで走る場所は、基本的に舗装されていて、どこかに通じているので 登山のように道に迷って遭難してしまうようなリスクは無い。なので、走ったことのないルートはプチ冒険で、自分の知っている道にでると、「ああここに繋がっていたのか!」とプチしあわせを感じる。そして頭の中にマップが蓄積されるのだ。それと頂上から自分の知っている場所が見えると、本能的にとてもウレシイ。他人に教えたくなるのだが、教えてもそれほど感動してもらえないことが多い(苦笑)

 

 ここは越生とときがわ町の境にある弓立山、天気がいいと東京は箱庭のように見えて、千葉の富津の工場の煙突や横浜のランドマークも見える。背後には奥武蔵の稜線の連なりを見ることができ、奥武蔵グリーンラインを感じることができる。

 ボクにとって、坂道を上るのは 後のダウンヒルを楽しむことと季節の変化に富んだ景色を堪能することにある。しかもマイペースで・・・・要は楽しみ方は、一つじゃない。

多くのロードバイクに乗り始めて間もないおやぢサイクリストが、山を嫌う理由は・・・・

・慣れてないからシンドイ

・ギヤの選択ミス

・頑張りすぎること

・仲間と競い合っての敗北感

等々が原因ではなかろうか?と思っている。

自転車にしばらく乗り続けていれば、徐々に慣れてきてメタボ体型も少しづつ改善されるはず。敗北感を味わった坂が、いつのまにか「あれ?ここ、こんなにラクだったかしら?」と思うことがある。

今は、コンパクトクランク(50-34T)にリア32Tのローギヤを付けるのが一般的だ。このギアを使ってのんびり上りましょ (Calamita Due+はこのギア設定ですー広告)

頑張ることは、競い合うことは若い人に任せましょう。だって、健康の為に乗り始めたんでしょ??