トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

皇居ランに新ルール(読売新聞から)

2011-12-22 10:26:00 | 泳ぐ・乗る・走る
 皇居のお堀で泳ぐことはないが、バイクもランもトライアスリートにとっては、縁がある場所だ。バイクとランすなわち”ジョギングやサイクリングを巡るトラブルが絶えない”という記事が読売新聞に掲載された。
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増え続けるランナーや自転車と共存できるか――。皇居外周でジョギングやサイクリングを巡るトラブルが絶えないことから、千代田区は21日、マナー向上や環境整備に向け、ランナーや道路管理者などを招いた初の検討委員会を開いた。今後も会合を重ね、「お互いに思いやりと気遣いを持って共に楽しめる空間作り」を目指して、ランナー、サイクリスト、歩行者の3者が納得できる「新ルール」を約1年かけてまとめる。(小林直貴)

 千代田区役所で行われた初会合では、ランナーや自転車団体の代表、地元警察署など20人で構成する検討委員会のメンバーが、それぞれの立場から意見を述べた。

 1991年の東京国際女子マラソンで優勝した、谷川真理さんはランナー指導者の立場から発言。「道路幅を広げてもらえれば一番ありがたいが、なかなか難しい。ランナー同士の配慮が必要」などと提案した。

 国土交通省の担当者は、「景観の問題もあり、植栽をなくして歩道の幅を広げるというわけにもいかない」と説明。ランナー支援施設の運営者は「歩行者のマナーも悪いが、多いのはランナーと自転車のトラブル」と指摘した。

 区が検討委を設置するなど、危機感を募らせるのは、空前の健康ブームでランナーの数が飛躍的に増え、さらに東日本大震災以降、通勤者が自転車を利用するケースが目立つためだ。仕事帰りのサラリーマンランナーが利用できるようにと、更衣室やシャワーを利用できる施設も充実。都心のホテルを利用して、泊まりがけで「皇居ラン」を楽しむ人も増えている。

 一方、皇居周辺は、散策コースにもなっており団体客も多い。「猛スピードで走ってくるので怖い」「集団で広がって走っていて迷惑」などの苦情が寄せられており、区ではこれまで、トラブルが頻発する地点に立て看板を用意してマナー向上を呼び掛けてきた。

 区は近く、現地調査でランナーの利用頻度、混雑する時間帯などについて聞き取りを実施。来年3月の次回の検討委で提示し、協議を進めるという。石川雅己区長は「それぞれの立場は違うが、できるだけ早く対策をまとめていきたい」としている。

■皇居外周 1周約5キロの皇居の周囲を巡るコース。大半は「内堀通り」の歩道だが、道路の管理者は国、都、千代田区など複数にまたがる。信号がなく一定のペースで走ることができることなどからランナーに絶大な人気があり、区の2009年調査では、平日午後6~9時で延べ約4500人が走っていたという。

(2011年12月22日 読売新聞)

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 この記事からだと、具体的なトラブルはなんなのか?良く解らないけれども、実際にランをしていて竹橋から千鳥ヶ淵にかけて狭い場所は少々難儀だ。記事に「歩行者のマナーも悪いが、多いのはランナーと自転車のトラブル」と書いてあるが、これは誤解を招きかねない。少なくともランをしていて不愉快だったのは、ママチャリの類で歩道を走る輩だ。スポーツバイクは、そのほとんどが車道を走っていたので、ランナーである私からはストレスは感じなかった。そんなことを知らない読者は、”自転車=悪”みたいな印象をもちかねない。
 皇居の周りこそ、徹底して自転車は車道を走らせればよいのだ。桜田門も近所なんだから、もっと取り締まれっ!と強く言いたい。
 記事では触れていないが、日曜日に開催しているパレスサイクリングは地味ながら良いイベントなので、悪い影響がなければ良いがと心配してしまう。


自転車関連製品事故

2011-12-14 09:50:00 | 自転車事情
 製品の不具合(欠陥)が原因で、その製品の使用者が人的物的損害を被った場合の事故情報を、独立行政法人製品評価技術基盤機構(通称NITE)でまとめている。自転車の場合、整備不良なのか?元々の設計・製造上の欠陥なのか?を含め調査活動もおこなっている。最近の情報からも、原因は特定されていない事案も含め報告されている件数は、いつも自転車関連の数は上位だ。

 12月8日には、自転車事故に関しての注意喚起情報もだされた。


     ◆◆◇ 消費生活用製品の事故情報収集状況 ◇◆◆
          (11月16日~12月6日 受付319件)

  NITEに通知のあった事故の傾向をみるために、上記3週間内で収集件数
 の多い5製品を掲載しています。なお、事故原因については現在調査中で
 す。
       製品名            (事故状況と件数)
      =====================================================
      1.ACアダプター(コードレス電話子機用)
                     (熱変形163件)
      2.石油ストーブ        (火災等11件)
      3.ガスふろがま         (火災等6件)
      4.自転車            (重傷等5件)
        石油ふろがま         (火災等5件)
        電気ストーブ         (火災等5件)
 
niteinfo.pdf

報道発表資料 (上記が資料です)
発表日: 平成23年12月8日(木)
タイトル: 自転車等の事故の防止について(注意喚起)
発表者名: 製品安全センター
資料の概要:  NITE製品安全センターに通知された製品事故情報のうち、自転車の事故(※1)は、 事故発生日でみると平成18年度から平成22年度の5年間に540件(※2)ありまし た。被害の状況は、死亡事故が5件、重傷事故が160件、軽傷事故が232件でした。

 自転車の事故540件のうち、「製品に起因しない事故」及び「事故原因が判明しない事故」が192件あり、死亡・重傷など重篤な事故の割合が多くなっています。
 調査中を除く324件の事故について現象別に分析すると次のような事故が多く発生しています。

①下り坂や曲がり道等でバランスを崩して転倒した
②締付不足により部位の固定が緩んだため脱落や折損した
③転倒等の衝撃により亀裂が生じて繰り返しの荷重で亀裂が拡大し破損した
④異物を前輪に巻き込んだ
⑤過大な衝撃や荷重によって破損した

 自転車による事故は、増加傾向にあり、使用者の使い方による事故及び日常点検により 防ぐことができる事故が多発していることから、正しく使用し事故を防止する目的で注意喚起することとしました。
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 物を製造する立場として、安全な製品を提供することに十分な配慮をしなければいけないのは当然。しかし自転車の場合はそのほかに、整備・組立作業上のリスクもあることから問題を多少複雑にさせている。そのほか、ユーザーレベルの誤使用やモラルリスク(ブレーキを付けないピスト車等)や、イタズラなどの危険も過去の事例ではあった。

 また、被害者を装った恐喝・ゆすり・詐欺行為の強要(保険会社などに)の事例も少なくない。そのような意味では、日頃から誠意ある事故対応を心がけるとともに、エンドユーザーにも、供給側からの一層の安全に関する働きかけが必要だ。

 弊社の自転車(カラミータ)の取扱説明書には、必要最低限の注意事項を記載してあり、かつそれを理解して戴いたことを確認するためのハガキが添付してあるのだが、残念ながらその返却率は、実際に販売された数よりも少ないのが実情だ。万一の場合、被害者に対してよりスムーズな対応するためにも、原因の特定を速やかに行うために是非、まだハガキを返送していない人は是非出して欲しい。

 宜しくお願いします。