トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

プチ・サイクリング

2010-03-27 23:18:00 | Italia & Bike
土曜日に晴れて、自転車に乗れたのは久方ぶりのような気がする。宮古島も近いので今日はGX-2にのった。
 4月もまもなくだと言うのに気温が低い。しかし、陽光は真冬にはない力強さを感じさせ、雲雀はワタシの頭上遥かかなたで歌っている。

 


秋ケ瀬公園を過ぎ、荒川の土手に入る。日当たりの良い場所では、芥子菜の花(菜の花の仲間)が、咲きだしている。その香りもしっかり漂う。ここの土手は、日本酒のツマミに最高な天然の野蒜が取れるのだが、時間がないので諦めよう。

春の時期は、”のん兵衛”にとってはウレシイ季節だ。
芥子菜・野蒜・蕗の薹に始まり、様々な山菜が旬の季節、これらの食材を楽しむには上質の日本酒に限る。ふだん口にしない苦味が、酒の旨みをさらに引き立ててくれる。



 荒川の左岸は、右岸の雰囲気とはまったく違う。直角カーブが多いので練習には適さないかもしれないが、トマジーニで走ると景色とバイクのコンビネーションも良く自己満足に酔う。


なぜか、自転車で自分で自分を撮影するときには、鼻の下が長くなるのは・・・・・
自分でも不明(笑)


荒川の土手の上にある、イタリアンで食事。この写真はそのレストランテの畑だ。荒川にかかる荒井橋が見える。


桜の花の気配は未だ感じられず、せっかくので花を諦めて遠山記念館に行く。ここは日興証券の創業者が、自分の母親の為に作った家と迎賓館だ。昭和初期の日本建築の贅を尽くしたシロモノで、田んぼの真ん中に忽然と現れるので、面白くてたまに行く場所。
美術館も併設されていた、700円の入場料は取られるけれども僕は高いとは思わない。
横山大観・英一蝶・谷文晁らの絵画や紀貫之の書(重要文化財)などが、季節に応じていろいろ展示される。詳細は、

http://www.e-kinenkan.com/

いつもより1時間ほど遅く彩湖に戻る。3月も下旬なので日が伸びた。自転車に乗れる時間が増えてウレシイ!

イタリアンブランド その盛衰

2010-03-26 17:46:00 | Italia & Bike
 

 手前味噌だが、 Casatiは、創業者のオリジナルDNAを引き継いでいるメーカーとして最も古い会社のひとつにあげられる。創業1925年。歴史あるモンツァというミラノ郊外の街。フェラーリとサーキットの街といったほうが知られているかもしれない。そして富裕層がたくさん住んでいる街でも知られているようだ。いまでも頑なにイタリア国内で作る事に拘ってきた数少ない工房だ。

 いま、有名になっているブランドの多くは第二次世界大戦後に出来た。戦前からのブランドでも、売却・買収を繰り返して創業時代からのマインドやテイストを引き継いでいるところはほとんどない。Casatiの歴史、それを知っている街の人々はCasatiをとても大切にしているように感じる。だからCasatiも地元を大切にして、いまやローカルショーになったミラノの自転車ショーにも出展している。
 何年か前にそれに訪れたときには、Casatiのブースを囲む人の多さに驚いた。手前味噌だが、コルナゴやデローザーといった日本で有名なブランドよりも多いかもしれない。よくよくみると年配の人がかなり多い。懐かしそうにCasatiの人達を挨拶を交わしている光景に歴史を感じた。

 このように創業一族がそのブランドを守り続けるなんてのは珍しいことだ。いまでも売却されたりされたオーナーが代わったブランドは多い。それだけでなく、台湾メーカーの今日の隆盛を見たら、強力なブランド力があっても、自転車関連メーカーはチョットした経営上の失敗で、簡単に瓦解してしまうのだ。実際、ローフィニッシュ製品(製品仕上前の段階)からOEM(完全な生産委託)迄、台湾企業を利用している(利用せざるを得ない)ブランドは数しれない。




ITM
ちょっと前まで知られたイタリアのパーツブランドだ。この会社のパンターニのポスターはカッコ良かった記憶がある。当時、彼の偉業に関して当時は感心がなかった自分。大きなポスターを日本に持ってけと言われたのに、荷物になるからいらないと断ってしまった。今となって、ともても後悔している。現在は台湾系(中国)企業にその名前は買収されたようだ。個人的には好きなメーカーだった。買収されてからは残念な事に商品のデザインセンスも大きく変わった。パスタがラーメンになってしまった。ラーメンはラーメンで好きだけれど、少しオシャレなパスタの雰囲気はなんとか残して欲しかった。



Selcof
シートポストの老舗として有名だった。でも今はもう無い。会社は売却されてしまった。個人的にも好きだったのに・・・。オーナー一族で、最後の経営者だったマルコは、一応アドバイザーの肩書きはあるけれど、時限的なものみたいで彼は今違う仕事をしている。
 実際に品質の優劣は、現在台湾であれイタリアであれ同じだ。でも価格は違う。一般的にイタリア物は高い。理由は人件費や製造・物流コストの差もある。

 製造規模からくるシステムも違う。例えばフレーム作りに関しては、イタリアの小さな工房は、日本の競輪フレームを作っている小さな工房のように、独りの職人が1台ずつ丁寧に仕上げていくので、台湾でみる量産工程とは異なる。両方ともハンドメイドであることには違いはないのだが・・・・


 走りのパフォーマンスに関しては、ファンはに水を刺すようだが同じ材料で同じスケルトンで同じ溶接方法だったら、精度さえでていれば同じだと思う。だから其々のテイストやヒストリー(歴史)に価値を見出すかどうかだ。

 イミテーションのブランド品のバックを買うのか?本物でも、ディスカウント店で買うのか?それとも銀座に行ってそのブランドの直営店や専門店で買うのか?皆、買う側の価値感の問題のような気がする。

 ステキな事は、どこで買ってもホンモノであるならば、おなじ価値感を共有できる人達が少なからずいることだ。新たに豊かで楽しみな時間と空間を過ごせる事は人生にとって大切な要素であると思う。これからの季節は、花を愛でるには最高だ。

 そんな仲間と一緒に叫びたい
 頑張れ!小さくて偉大なイタリア職人魂!
 

純粋なイタリア産に拘っているCasatiとTommasiniが、パートナーであることを誇りに思う。


世界自転車中心・・・

2010-03-24 20:53:00 | 自転車事情
世界のスポーツ自転車製造の中心は、台湾の台中である。首都の台北ではない。
。(この写真は台北国際自転車展)







ほとんどの自転車関連の工場は、台中はもちろん、北側の大甲周辺(ジャイアントを中心に沢山存在)や南に位置する彰化周辺(メリダやKENDAタイヤ等無数!)に位地している。
中国のシンセンや上海に工場を持っている自転車企業の本社は、やはりこの付近である。
馬英九政権に変わってから、香港経由だった人・物の動きがダイレクトに中国本土と直接開始されるようになり、経済と政治は別物という華人らしい現実的で無駄のない状況が整った。その結果さらに台中の自転車企業をパワーアップさせているような気がする。(税制面や物流コスト等)

台中はHSR(台湾版新幹線)の駅もあり、空港から僅か1時間余りで到着してしまうので以前に比較してとても便利になった





台中の自転車業界人に言わせれば、台北での自転車ショーの意味合いが徐々に薄れつつあるという。実際に毎年12月に開催される"RIGHT ON"という自転車部品メーカー主体の展示会は、欧米人で賑わう。この時期に台中のホテルのロビーにいるとアジア圏とは思えないような雰囲気だ。その集まっている開発者の多くは、グランツールで良く名前が出てくるような大手ブランドの商品開発担当者だったりする。
 年々このショーの価値はアップしつつあり、いまや翌々年の商品開発の軸になるショーになっている。実際には台北ショーの表側で展示されているものは、有る意味 時代遅れなのだ。その台北ショーのデスプレイの裏側の商談小部屋で、"RIGHT ON"の続きの商談をしたり、夏に控えた翌年の新製品発表やユーロバイクショーのサンプルの打合が行われているのが実情だ。

 多くのメーカー、バイヤー達が実際に台中での開催を希望し始めているので、近い将来大きな変化があるかもしれない。
 


台湾女性・・・

2010-03-16 19:00:00 | 自転車事情
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 この車椅子の女性はステラ。世界最大のサドルメーカー台湾のvelo社の創業ボスである。
お歳を召して6?歳だから車椅子に乗っているワケでなない、なんと自転車で転倒して骨折してしまったのだ。

 彼女との最初の出会いは、約15年前に台中の飛行場にベンツを乗りつけて迎えに来てくれた。会社の直ぐそばの、不思議な台湾料理屋(寿司屋もやっている)で、なんどか宴会を伴にした。彼女は、元々日本の商社に勤務していた経緯もあり実は親日家で、酔っ払うと昔お世話になった人々の感謝を口にする。凄腕のビジネスマンというよりも、人情味溢れた行動的な女性といった言葉が相応しい。それ以外に実は酒豪として有名で、男でも彼女に対抗できる奴はめったにいない。さすがに近頃は骨折もしているので大人しくしているらしい。でも、とてもチャーミングな女性である。

 台湾には、女傑というかチャーミングというか賢いというか、感心させられる女性が少なくない。男には兵役があるせいか?女性が第一線で活躍して語学にも堪能だ。そんな意味では、女性が活躍できるチャンスが日本より多いような気がする。活躍できるチャンスが彼女達を輝かせているのか?それとも・・・・・・・・・・・

台北ショーの前日のパーティにて



原資は同じだが・・・・

2010-03-16 03:10:00 | Italia & Bike


 この左右二つの道路標識の意味は全然ちがう。





片方は、
”自転車道までの距離”
を親切に示してくれているのに対して
もう片方は
”自転車は20km/h以下の制限速度を守れっ!”
てなことを意味している。

片方が群馬県前橋市内でみたもので、
もうひとつが、荒川CRの埼玉県戸田市付近で道路標識だ。

前橋市内のそれは、自転車先進国オランダで見た光景を髣髴させる。

http://www008.upp.so-net.ne.jp/aim/cyclingroad1.htm#オランダ

そこには歩行者と自転車そして車道が区別され、標識はもとより信号までそれぞれあった。こんな環境は、サイクリストにとって距離と方向が確認でき運転にゆとりができるはずだ。それが結果として安全運転につながるのと感じるのは僕だけだろうか?







一方荒川の道路標識は、埼玉県に住む自転車乗りとして恥ずかしい。こんな標識を作らなくてはいけない現実があるこせよ、制限速度時速20kmなんて非現実的な規制は、上から目線のお上が作った匂いがプンプンだ。たぶん、この標識を考えた人はマトモな自転車に乗った経験無いと思う。
 実際、この写真の場所には回りに何もない。単なる予算の消化!税金の無駄遣いだ。僕の嫌いな”やっつけ”仕事。事業仕分でメスを是非入れて戴きたい・・・・
一歩譲って、周辺に少年達が遊ぶような公園・サッカー場・野球場等があれば、制限速度20km/hも理解できるのだが・・・・

群馬県は日本の自転車先進県かもしれない・・・・