トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

自転車で探る奥武蔵の魅力 vol.2

2013-12-24 20:39:00 | 旅 (自転車)
 魅力の無い県ワースト3に入る原因のひとつは、この県の住人自らがそれを肯定している気がしてならない。都心にアクセスが良いという理由だけでこのエリアに居を定め、その生息範囲は住居と仕事場である都心の南北の移動がほとんどだ。いわゆる埼玉都民である。
 東西の行動範囲は南北の移動距離に比べるとかなり限定されるようだ。だから、彼らが持つ情報は、そのほとんどが南北の移動範囲に限られてしまう。さらに情報が正しく評価されていないが故に、彼らの週末のレジャーはメジャーな都内とか、あるいは北関東や房総・湘南等に電車や自動車で行ってしまうらしい。その結果、ますます自分たちの住む埼玉県の魅力を認識しないことになる。
 また、魅力を発信すべき側の人達は、彼らが日常的に手にしているその価値を特別だと思わない。だから彼らの多くが、「こんなことが、魅力=観光資源になるの?」なんて思いがちなのだ。その結果、下手糞なアピール方法になってしまうこともしばしば・・・・

 でも、その魅力をはじめて体験する人にとっては、
「わ~~~すげ~~~っ!」
「こんなところで~~~~っ!」
「また、別の季節に来てみた~い!」
てなことになる。
それは、人間自身がエンジンなので行動範囲はおのずと限定される自転車であるからこその感動だ。それとスピードが遅く、気軽に寄り道できることから、今迄見えなかった発見がすごく多い。
 僕の記憶の中では、ミカン畑を登って弓立山(都幾川)の頂上からの景色は、関東平野の広さだけでなく、地球が丸いということを意識した衝撃的な景色だった。今なら、そこから東京スカイツリーもしっかり見える。

 浦和の秋ヶ瀬に戻って、自分が上った稜線が見えると、なんとも言い表せない感動に浸っていた記憶がある。
 残念ながら、日本にはサイクリスト用道路標識がヨーロッパのように整備されていない。近郊では群馬県が最近力を入れているが、標識が無ければ、別の手段でサイクリングマップってことになる。



 埼玉県のサイクリングの魅力は、川沿いにサイクリングロードらしき(らしき・・・オランダやドイツのそれと比較した場合の表現)ものが沢山あることだ。西から、代表的な河川では、入間川、荒川、芝川(見沼代用水)、江戸川が東京湾に注ぎ、西から東にかけて利根川が貫いている。埼玉県がサイクリングマップを無料で発行しているので、是非取り寄せてみてほしい。

埼玉県県土整備部 道路環境課
電話 048-830-5103
www.pref.saitama.lg.jp/site/gurutto



 前置きはさておき、今回は彩湖自然観察センターの展望台と治水橋の眺望について紹介することにする。

【彩湖自然観察センターの展望 】
彩湖は、ランとバイカーの練習聖地ともいえる場所だ。


エンデューロのレースも開催される。でも遊戯施設の近所で遊んでいる子供達には気を付けなければいけないけれど、西側の荒川沿いの土手はロンドンオリンピックのマラソンに出場した藤原新選手も練習コースに使用しているほどだ。基本的に、同じところをグルグル回るのは”自転車の探る奥武蔵の魅力”の主旨から反するので、詳細は実際に訪ねてみてほしい。天気が良い時に外せない場所が、彩湖自然観察センターの5Fの展望台だ。天気が良ければ、関東平野が山に囲まれていることが良くわかる。何が見えるかは行ってのお楽しみ。望遠鏡も無料でみることができる。夕刻の日が沈む時の素晴らしい眺望は、言葉を失うほどだ。



奥武蔵の稜線が、見えるのも楽しい。あんなところまで、日帰りできるのか!?と思うと次のサイクリングが待ち遠しくなる。

【ちなみにこれは、堂平の展望台、慣れれば都内から日帰りできるんだなぁ!】

グーグルマップで、ココです。
https://plus.google.com/108718650011715764953/about?gl=jp&hl=ja



【治水橋の眺望】
 治水橋、川面からの橋高がここらへんでは、一番高いらしい。なので、ここも素晴らしい眺望が見ることができる。荒川CRは、この橋の下を通過してしまうけれど、実はここは川越へ向かう最短ルートで通る場所だ。

ここからの陣馬山、大菩薩嶺と富士山の景色が何度見ても素晴らしい。新宿の高層ビル群はわかりやすいが、実は六本木ヒルズも確認できる。

自動車で通過してしまうと、その素晴らしい眺望に気が付かないことも多い。簡単に止まることもできないので、なおさらだ。自転車は、気軽に停止して景色を堪能できる。そんな素晴らしいことに気が付いたのは、残念ながら生まれて半世紀近くなってからだった・・・・。

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