7月24日(日)
市立土崎図書館で開催されている「戦争・原爆被災展」。
戦争が終わって僕らは生まれ、戦争を知らずに僕らは育った。
そんな僕らが今、3.11東日本大震災を契機として、
原子力発電施設の崩壊により窮地に立たされている。
この未曾有の災害をきっかけにして、唯一の原子力爆弾被災国民として、
「戦争」「平和」について、いま一度考えておかなくてはならないのではないか。
ここ「土崎」も戦争で大きな痛手を負った地域。
それは・・・、戦争真っ只中というより、終戦がすぐそこまで来ていた時。
1945年(昭和20年)、
8月6日に広島に原子力爆弾が投下され、
8月9日には長崎に原子力爆弾が投下、
そして、8月14日に土崎が129機のB29により12047発もの爆撃を受けた。
その結果、93人の死者が出たという。
これが、日本最後のそして第二次世界大戦最後の空襲となるとは。。。
翌日の8月15日が、日本がポツダム宣言を受諾し無条件降伏を宣言するその日だったのに。
たった一日の違い。これってあまりに酷では。
なぜこの時期に?なぜ土崎を標的に?
あちらこちらでその答え(らしいもの)を見つけることができるが、
いずれ、明日(15日)には天皇陛下が「玉音放送」を行う予定なのに、なぜ・・・
一方、長崎の原爆被害者がわざわざ秋田を訪れていただき、
被爆体験者講話会が行われていました。
長崎や広島では、この忌まわしい戦争・核爆弾の根絶のため、
このように全国を訪れその実態を説いている活動をしているのでしょう。
あの忌まわしい日から今年で66年。
ということは、このように実体験者の話しを聞く機会というのは
これからもっともっと減っていくことでしょう。
「平和」ということばを考えさせられる日となりました。
きっと、「平和」」を守るためには、それ以上の『努力』が必須なのでしょう。
平和・平和・平和・・・
努力・努力・努力・・・
語り手がいなくなっても、平和の維持に努めることのできるのは、
我々人間でしかないことは確かです。
考えさせられる一日となりました。