中小企業診断士理論更新研修より備忘録

中小企業診断士の理論更新研修があり参加してきました。
講師は、中小企業診断士の小林勇治氏。
テーマは「中小企業の再生支援」です。
特に、具体的な事例の紹介があり、その支援側としての緻密で説得ある支援内容に大変勉強になる点が多くありました。
ここでは、資料として提示のあった再建計画の項目を記しておきたいと思います。

Ⅰ　企業概要と沿革、経緯
　１．企業概要
　２．当社の沿革並びに経緯
　　（１）旧社（㈱日本工業）時代
　　（２）分離後（㈱新日本工業）の推移
　　（３）当方へのコンサル依頼

Ⅱ　財務ＤＤ
　１．作業手順
　２．実態の貸借対照表、損益計算書
　　（１）債務超過の状況
　　（２）収益の推移

Ⅲ　事業ＤＤ
　１．会社内容調査結果
　　（１）役員構成
　　（２）株主構成
　　（３）組織及び従業員の状況
　　（４）事業構造
　　（５）金融機関の融資状況
　　（６）販売
　　（７）仕入状況
　　（８）業界調査
　２．会社の事業価値（強み）及び事業基盤の検討
　　（１）強み
　　（２）弱み
　　（３）機会
　　（４）脅威

Ⅳ　事業再生計画の作成
　１．再建計画対象企業の範囲
　２．再建計画の期間
　３．再生の基本方針（事業戦略・ビジョン）
　　（１）事業の短期戦略（１年以内）
　　（２）事業の長期戦略（３～５年）
　４．不採算事業、不良債権、過剰設備等の整理
　５．グループ事業の再編、事業譲渡及びスキーム概要
　６．本業の収益強化、経費削減対策
　　（１）短期戦略
　　（２）長期戦略
　　（３）長期改善策の詳細説明
　７．人員体制、給与体系、組織体制の見直し
　８．非営業資産の売却
　９．自己資本の強化
　１０．経営者責任及び株主構成の内容

Ⅴ　関係機関協議の結論と結果
　１．基本方針
　　（１）スポンサー企業への事業譲渡
　２．ＳＥ社への支援要請
　３．事業譲渡のスキーム
　　（１）新会社方式
　　（２）譲渡企業
　　（３）本スキームはの経済合理性
　　（４）経営者責任
　　（５）株主責任
　　（６）保証人の責任
　　（７）効果があった内容、教訓など

キムカズｉｎ秋田サイト