キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

おはつの葉っぱ着物

2006年10月20日 | 今日のキモノ

 今日はすうざんさんと大須へ。
 まずはカフェ「ぶりこ」でランチ。写真はランチのあと「ぶりこ」前にて。


 この着物は9月に大阪に行った際「中之島きものいち」にて求めた葉っぱ模様の錦紗。今日おはつです。帯は金沢行きと同じ草色雪輪引き抜き帯。『秋』って感じで作ってみました。半衿は帯に合わせた草色の麻の葉。帯揚は紫の雪輪なんだけどあんまり見えませんね。帯締めはオレンジ色。
 あ、そして長襦袢は久しぶりにうそつきでないもの。赤地に桃色で大きく雪輪模様が染め抜かれています。お見せできなくって残念‥でも、錦紗の着物はしなやかで翻りやすく、ふと動いた拍子に裾からちらり長襦袢、見えることがけっこうありました。うん、錦紗の時にはステテコはやめよう(爆)。
 この長襦袢も錦紗。錦紗って、とろりと柔らかく身に添うのですね。なんだか淫蕩な気配さえ漂う官能的な肌触りです。きもちいい‥。



 後はこんな風です。アンティーク着物やさん『善屋』前にて。
 いい感じの雪輪模様羽織があったんだけど、裄が57センチでは‥と断念。

 今日のすうちゃんです。

 今日のすうちゃんはシックな若奥様風。豪華な刺繍の半衿に(あ、手で隠れている!ちゃんと見たい方はすうちゃんのブログへどうぞ)絞り模様の上品な小紋(なのかな?)。ゴブラン織りのバッグはアメリカのアンティーク。‥これをいいなあと思ったばっかりに‥と、それは後の話として、一番目を奪われたのは帯!でした。


 なんとも上品で上等な塩瀬の帯~~!!艶やかな牡丹の花が、浮き上がっているように見えます。いいわあ、うっとり。
 本人は締めている間中、帯の一番いいところを見ることができないというこの矛盾。わたくしは同行者のシアワセをかみしめつつじーーーっと眺めておりました。


『背中丼』

2006年10月20日 | 買っちゃいました

 私は実は買い物が苦手です。物欲はあれど決断力がないのです。「いいなー」と思うものを見つけても、「ほんとにいいの?」「ちゃんと似合う?」「値段に見合う価値がある?」などなど考えすぎてしまって結局買わずに帰り、あとで「やっぱり欲しい」と思って買いに行くけどもうなくなっていて、でも「欲しい」気持ちに火がついちゃった以上収まりがつかなくって似たものを探して買い、しかし似て非なるものなので気に入らずに涙に咽ぶ‥といったことを何度経験したでしょう。
 結局、自分のセンスに自信がないことからすべて端を発しているのです。

 そんな私にとって、すうざんさんは救いの女神(あるいは誘惑の魔女)でした。とってもセンスのいいすぅちゃんが「いいわよー」と勧めて背中をドン!してくれると、確かにそうだなあと納得して買うことができ、素敵なものとの出会いを逃さずに済むのです(そのたびにお財布は悲しいことになるのですが)。
 今日締めていった帯も、春先の骨董市ですうざんさんに『背中丼』してもらったもの。とても気に入っていて、見るたびに買って良かったなあと思います。骨董市にしては高かったので、自分ひとりだったらきっと迷いつつ通り過ぎていたことでしょう。

 さて、今日はそんなすうざんさんと大須。散財せざる能はず!

 『背中丼』 その1

 今日すぅちゃんが持っていたゴブラン織りのバッグ。「いいなー」と言ったら連れて行ってくれたお店『TAO』にて、さっそく『背中丼』。
 大ぶりのゴブラン織りバッグ、50年代のアンティークだけど、作りはしっかりして傷もなし。9800円はお買い得!持ってみたところに「いいわよ似合うわよ、素敵よー」言ってもらって決断できました。
 たくさん入って和服にも合うバッグが欲しかったんだ。うれしいなー。


 『背中丼』その2

 今日の目的は、アンティーク着物の『江口屋』さんに大正時代の着物が入荷したということで、お馴染みさんのすぅちゃんについて来てもらって見せてもらおうということでした。その大正モノは高くて買えなかったのですが(でも素敵だった)、傍らにかかっている羽織を指してすぅちゃん「これ、素敵なのよー」写真には映っていないのですが、羽裏に薔薇が織り出されているのです。アールデコの模様もめずらしく、羽織ってみると色調が今着てる着物にぴったり、困ったことにサイズまで合ってる。「似合う!いいわよー」‥『背中丼』です。4800円、これもしみじみお買い得。
 あともうひとつ帯も『背中丼』があったのですが‥保留中。でも~‥。


 背中丼 おまけ

 これはおまけ。『美女塾』以来メイクにちょっと目覚めて、今日もすぅちゃんにいろいろ教えてもらいました。そして、勧めてもらったのがこの本。値段も安い(780円)し、わかりやすいって。自分ではなかなかわからないので、教えてもらえて助かりました。

 というわけで案の定な散財の一日でした。しばらくおとなしく節約しよう。
 あー、でもあの『江口屋』の帯‥‥。