キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

雨でも「きむら」

2006年10月12日 | 今日のキモノ

 11日は、覚王山のお気に入りの古着屋さん「きむら」に行ってきました。

  

  以前にここで求めた葡萄柄の錦紗を着てきたかったのですが、あいにくの雨。こればっかり着ている片貝木綿に『大津絵の帯』ででかけました。半衿は金沢行きと同じ。手抜き。帯留めと根付は竹蔵龍さんとこの『シルクロード』と、『華鯉』『ガラスの雫』重ねづけ。雨しずくの中だけど『水を得た魚』のように勇躍出かけるもんね、という心弾みの表明。『きむら』では、いつも素敵な眼福に出会えるのです。それに、キモノ仲間と会えるのも楽しみ。

  お店に入ると、白雪ママさんすうざんさんことりさんリエさん、そしてうまこさんが来ています。あとからぶるちゃんも現われました。

   

  リエさんは華やかな縞の銘仙に、帯締めのチョウチョ結びも可愛らしく。その手にお持ちのバッグは、ここ『きむら』で求めた長襦袢地からの自分で作ったんですって。
 白雪ママさんはウールの立涌柄の着物に、帯はこれまた自作のリバーシブル名古屋帯。いつも艶やかな着姿で楽しませてくれるすうざんさんは、今回はお洋服。でも何となく大正モダンガールの風情漂ってます。
 ことりさんもお洋服。少女のような姿でした。ぶるさんは軽快なパンツ姿。写真がないのが残念。

 そして、今回「やられたっ」と思ったのはうまこさんの帯。
                 
  中日優勝記念、『ドラゴンズ帯』です!!ちゃんとドラゴンズカラーだし!!旬ネタをさっそく取り入れてらっしゃる。遊び心に脱帽です~。
 しかも、これも手ずから作られたもの。元はタペストリーだったとか。重ね重ね、ステキです。

 『きむら』では、今回も素敵なアンティークをたくさん見せてもらい、羽織らせてもらいました。浅葱色の絽縮緬、朽葉色の裾模様、八重山上布‥。「これ全部いただくわ」と言えたら、どんなにいいでしょう(溜息)。
 さんざん着物を羽織って、買ったのはハギレ3点。
 
  魚尽くしの布はかなり痛んでいますが、裏打ちして半衿にすれば大丈夫かと。右上の鱗柄縦絽は帯揚にするつもり。そして右下『六大学模様』は羽裏の袖分ですが、これ、なんとかして帯にしたい。今後の課題・宿題。

 三々五々てんでにお店に来て、それぞれ好きなものを見ておしゃべりして、また三々五々帰っていく。『きむら』、キモノ乙女のクラブハウスのようでありました。

          
  白雪ママさんの『角出し』かっこいいです。葉は雨コート着ています(右端)。