…いや、そういうタイトルだったわけではないのですが。
いつもの加寿也での『吟味喰らぶ』、今回のお題は『クエ』!それも、本クエでございます。うっふっふ~楽しみだ~。おなじみmayさんと期待の笑顔です。
今日の着物:魚柄鰹縞紬(ヤフオクの反物を和裁教室で自作)
今日の羽織:柿模様銘仙羽織(mikaさんからいただく)
今日の羽織紐:緑うねうねトンボ玉(おーこさん)
今日の帯:麻雀トランプ作り帯(ハギレからカクマさんに作ってもらった)
今日の半衿:秋の味覚ハギレ(きむら)
今日の帯揚:辛子色縮緬(大須商店街ワゴン)
今日の帯締:山吹色組紐(義母にもらった)
今日の簪:魚柄七宝(ちゃいず)
今日の足袋:薄紫雪(まねきや)
今日の下駄:赤い花緒のじょじょ(松屋)
今日のコーデは…何はともあれこの『柿の羽織』を着たかったのです。そのココロは、クエをいただくので『柿クエば、鐘が鳴るなり法隆寺』っ。くっ苦しすぎ。苦しすぎて恥ずかしいのでその場では言えなかったっ。
ほんで、あとは何となくばたばたと。あ、この帯はこっちの面を締めるのは初めてですが、実はリバーシブルになっていてもう一面は『丸い鶴』の模様。小つる師匠のき楽寄席のときに一度締めて行きました。
今日のお酒。
お題が『クエ』とあって、お酒も気合の入ったものばかり!
さぁ、板さんの乾杯の音頭でクエの吟味喰らぶ、はじまりはじまり~。
うひゃ。のっけから板さん飛ばしてます。先付け3種、鱧と松茸と銀杏ですわ!
移り行く季節を感じつつ、いただきます~。ああなんて美味しい。
美味に浸っていたところに「こんなもんぢゃねえぜ」と!!
『クエ大根』です!! …クエのあらと大根の煮つけ。 …えとあの、どうしましょういきなり。これ、最終兵器?クエのあらの、ぷりぷりした歯ざわりを感じているほどなくんわり深い味わいが湧いて来るこの。
そして、すべてを吸い込んだ大根のなんて滋味あふれる味わい。しかも、中心は大根本来の爽やかな味わいを残して、その対比がまた…。
はぁはぁと荒い息をついているところにナマモノ攻撃。甘エビと自家製イクラ。そして定番ヒット商品鰹の石ラーユッケ。
そして季節の幸せ寒ぶりのお刺身、生きてて良かった生うにぃ!うわーすげーぜいたくうーの幸せに浸ります。板さん、こんなん出してくれちゃって…赤字だよねこの会、すまんす。
たたみかけるように出てきたのがこれ、クエのから揚げ。表面さくっと爽やかに見せておいて、淡白にして深い味わいのクエの身がこれが。ああ、ぜいたく~。
さあそして…今回のメイン、鍋なんです。
まずはクエのあらを煮て、野菜を入れて。ゆっくりいただいていくうちに、お鍋の出しは凶暴なまでに美味しくなっていきます。そこにおもむろにクエの身を投入し、ほどよきころに加寿也特製ポン酢でいただき……。
ぷり。ふわ。じわあ。…うまあ~~~。
お鍋をいただいてしまうと、あとのためにいったん引いていきます。
そのインターバルに出てきたのがこれ。板さん特製カラスミ。大根の薄切りといただくと、あああ、なんぼでもお酒が美味しい。
すべての旨みを吸い込んだ雑炊。
そして、定番お好みアイス(これはあずき)。
あまりにも満足して、脱力感さえ感じる中で、吟味喰らぶは粛々と果てたのでありました。……板さん。参った。
帰り道。名古屋駅は恒例のイルミネーションでにぎわっていました。
おまけ画像~。
mayさんが撮ってくれた写真。ありがと!
今回もこのようにフショウフズイで撮っていたのでございます。
この写真以外はオット054が撮りました。毎回カメラマンありがとーねー。