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kimitsuku独り言

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『アンティークの祝祭』

2022年07月05日 | 日記

                                           

2020年の映画『アンティークの祝祭』がTV放映されていました。

公開時はあまり話題にもならず、かつての美女優人気も凋落したかと思ったものでしたが

今日TVで初めて観てみたら、如何にもフランス映画らしい

豪奢で繊細で寂寥感が残る、母娘の愛憎を描く心理ドラマでしたね。

今日が最期の日と確信した母親をカトリーヌ・ドヌーブが演じ

疎遠だった娘を実娘キアラ・マストロヤンニが演じて

当時ちょっとした話題になっていましたが‥。

要するに、老女が愛蔵していたアンティークを≪断捨離≫しようとして

過ぎ去った日々が甦り‥と言うストーリー。

いずれ誰の身にも訪れる人生終焉の日を、どのように迎えようと望むか

そんなことを考えさせられる映画でしたね。

衝撃的なラストシーンは、波乱に満ちた彼女の生涯を飾るに相応しい

華々しく壮麗な画面でした。

そしてキアラが実父マルチェロ・マストロヤンニに瓜二つなのに

驚いたり喜んだり‥

何かと印象に残りそうな久し振りのフランス映画でした。

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