goo blog サービス終了のお知らせ 

kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

『昭和』も 遠くなりにけり

2016年04月29日 | 日記
                 
 中村草田男の有名な俳句に、「降る雪や 明治は遠く なりにけり」があるが、今日のKimitsukuの心境は、
「降る雨や 昭和も遠く なりにけり」でしょうか平成の世も28年となり、昭和10年代に生まれた身として
昭和時代って何だったのと感慨に耽ることが多くなりました。正直あまり良いイメージが持てない『昭和』。
 世界恐慌・満州事変・日中戦争・太平洋戦争・原爆・敗戦・沖縄基地・戦後復興・バブル経済・公害・格差
社会・少子高齢問題など、まさしく糾える縄の如き禍福を乗り越えて、現在の日本が形成されたのですよね。
 今日は『昭和の日』。降りしきる氷雨を眺めながら些か感傷的に、あの時代を振り返ってみました。
北海道の田舎で育ったので戦争の記憶は無いのですが、ひとつ覚えているのは妹と遊んだ「空襲ごっこ」。
ウーウーと警報音を叫びながら、大事な物を風呂敷に包んで背負い、狭い家中を走り回る遊びでしたねぇ。 
出征していた父が戻った時、持ち帰った飯盒とスプーンを大事にしていたことを懐かしく思い出します。
 その後は貧しいながらも平穏な子供時代を送り、ラジオや映画で様々な出来事を知るようになりました。
白井義男や吉葉山は祖父の影響でしょうし、美空ひばりや石原裕次郎の映画は、いつも叔母と一緒でした。
手塚治虫の『リボンの騎士』に夢中になったり、ロマンティックな洋画に夢見たり、それなりの青春を過ごして
いつしか現在に至った訳で…、まぁ個人的には良しと思える半生を送ってきました。
 「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」趣旨の『昭和の日』に  
改めて平和の有難さを想い、この平和が後々の世まで、そして世界中に繋がることを祈念しています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする