

スペインのバルセロナで行われたフィギュアスケートのグランプリファイナル男子シングルで、羽生結弦が
前人未到の高得点で三連覇を達成した。先日のNHK杯で出した世界最高得点を8点も上回る、驚異的な
330,48点を叩き出しての優勝だった。21歳の若者が持つ無限の可能性に、称賛の拍手を贈りましょう。
技術的な事は勿論だが、今季のプログラムは選曲も振付も衣装も特段に良くなって高得点に結び付いて
いるように思う。SPはショパンの『バラード第1番』を、繊細かつ優美なスケーティングで魅了してくれる。
此の曲は『戦場のピアニスト』で印象的に使用されていた曲で、まざまざと映画の一シーンを思い出した。
またFSはガラリと印象を変えて『陰陽師 SEIMEI』を、和の雰囲気で蠱惑的に舞って魅せていた。
今までのジャンプが得意なスケート少年を脱して、真の世界チャンピオンに成長しつつあるような…。
何処まで伸びるのか予測不可能な羽生結弦くん、強い気持ちで更なる高み目指して挑戦を






