第二十九話 2010年01月25日 | 夢脳 深夜の3時ごろ、相方が遅い仕事から帰って来たのであろうか、ガレージが空く音がする。 私は、地下室でベッドに入り込み、本を読んでいたが、一言声をかけようと、ベッドから出る。 地下室のドアを開けると、見慣れぬデパートの踊り場のようなところに出る。 「ここから先には入れません」と黄色いテープがかけられている。 「おーい」と呼ぶが、相方に届きそうにもなく、地下室のセメントに声が響くばかりである。 モップの . . . 本文を読む