ベルばか日誌

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ふ 武器をとれ 市民諸君(シトワイヤン)

2013-01-24 15:47:31 | カルタ
1789年7月11日、大蔵大臣ネッケルが罷免され、ベルナールは市民に
「武器をとれ、国王の軍隊が我々を虐殺しにくるぞ」
と演説。


それまで国王貴族の圧政に耐え、搾取されてきた平民に、武力をもって反旗を翻そうと呼び掛けたのです。
これが7月14日の革命に繋がり、ひいては現代の西欧や日本の社会構造に繋がっているのですね。
私らが現代の日本で、身分にしばられずに生き方を選択できるのも、この革命のおかげです。

ベルナールはジャーナリストですから、それまで言論によって自分たちの主義主張を世間に訴えてきました。
その彼がついに、「武器をとれ」と訴えたということは、社会制度のひずみがMAXに達していたというのもありましょうが、国王側も軍を集め民衆を制圧しようとしていることから、やらなければやられる、という危機感があったと思います。



子供のころから戦争を知らず、「暴力はいけません」、「自分が人にされて嫌なことは人にやっちゃいけません」と教えられて育った現代の日本人としては、自分らの主張を通すために武力に訴える、ということに多少の違和感を感じてしまいます。
武力衝突があれば、必ず人命が失われ、多くの人が苦しみ悲しむのです。


そんなことを考えていた折も折、海外でのテロ事件、軍事弾圧で、日本人を含む一般人が多数犠牲となりました。
自分たちの仕事をコツコツと、普通に真面目に生きてきた人々です。
報道を見聞きするにつれ、やり切れない思いになります。

「暴力はいけません」ていうのが常識と思ってきましたが、そんなの日本だけなんでしょうか。
国際的には通用しないのかな。


だからと言って、革命が間違っていたわけではありません。
意見を主張し自分の理想を実現するため、そして自分や家族の命を守るため、多くの人々が武器をとり戦いを重ね、そして今の世界ができあがっているんですよね。
今の平和な日本も、人権宣言の思想を受け入れ、数々の戦争を経て、先人達が積み上げてきたものです。



あれこれ考えていたら、ちょっと重い記事になってしまってすみません。

年明けに風邪をひき、薬を飲み毎日8時間くらい寝てるのに、未だに咳が止まりません。
皆様も、どうぞお気をつけ下さい。

バレンタインに向け、またひと頑張りしたいと思います。


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