ベルばか日誌

ベルばら好き主婦、Kimeの妄想満載「ベルばか日誌」
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小さくなったら?

2008-06-30 16:54:43 | 楽屋オチ
6月26日にコメント下さった方。
ありがとうございました。
喜んでいただけて私も嬉しいです。
今後もよろしくお付き合い下さい。




あるとき、娘さる子が言いました。

「さるちゃん、小さくなりた~い」

さる子が手で示したサイズは10センチ弱。ミニオスカル様より縮尺やや小さし。

「なんで?」

と問うと

「だってワンちゃんのベビーカーに乗って遊びたいんだも~ん」

さる子は、お世話遊び人形用のベビーカーに犬の縫いぐるみを乗せて遊ぶのがブーム。
でも自分が乗ったら壊れちゃうし。
そこで自分が小さくなればいい、と思ったらしい。

「じゃあ、お腹すいたら何食べるの?」
「えーとね、コーンフレーク!」
「飲み物は?」
「牛乳!冷蔵庫にね、ぴょーんって飛び付いて、ドア開けて、よいしょって牛乳出して・・・」

いや、それ、無理だと思うよ。

「でもさ、ちっちゃくなったらポチ子(仮名:我が家の室内犬)に踏んづけられちゃうよ?」
「大丈夫。ポチ子の背中に乗るから、浦島太郎みたいに。
それでね、ポチ子と丸くなって一緒に寝るの」

それはなかなかに微笑ましい光景ではある。

「保育所は?小さくなったら行けないよ?」
「いいの。おうちでずっと、いろいろなとこ探検するから」


・・・そうか。
体がちっこくなるって、ファンタジーだもんね。
子供にしてみたら、考えれば考えるほど、ワクワクしちゃうんだね。

食べ物とか洋服とか縮尺とか生活全般、具体的なことつっこんであれこれ現実的に考える私は、やっぱりオトナなんだなあ。

純粋無垢な子供の心には戻れません。


あたしは××座の女

2008-06-20 23:28:37 | ベルばか日誌
私の職場には、パート主婦が60~70人位います。
普段親しく話をするのは、その内20人位ですが。

ある朝、始業前のロッカー室で、若いAさんが星座の話を切り出しました。

「この会社って、××座の人多いですよね~。
あたしもそうだし Bさんも、Cさんもですよ~。
こないだお辞めになった、Dさんも。
・・・で、××座の人ってマニアが多いっていうんですけど~」

そう言ってるAさんは5歳の息子さんと特撮モノにハマっているし、Bさんも某キャラクターの偏執的マニアです。
Dさんは私と同期入社でしたが、私とはいろんな漫画を貸し借りするオタクな仲でした。

「Cさんも『あたしは変態です』って言い切ってました」

私はCさんのことはほとんど知らないのですが、へ~、あのキレイな人がねえ。

すると近くにいたEさんが
「あたしも××座だよ。
でも、あたしは変態じゃないから」

そこで私もカミングアウト。

「あたしも××座。
それにウチの班のFさんも確かそうだったよ」


××座の人は個性的な人が多いといいますが、AさんからFさんまで、上に登場した方は皆個性的でマイペースな人。
のんびりしているという意味ではなく、自分というものをしっかり持っていて、他者に迎合したり流されたりしない人です。
ふーん、なるほどね。


「へえ、やっぱり多いんですね~。
で、きめさんはどーなんですか?マニアですか?」

Aさんに突っ込まれて思わず私

「え、えっとぉ・・・、ぶ、部分的に・・・」


はい、部分的です。
妄想モードに入ってるのは、起きてる時間の60パーセント位ですから。


するとAさん、嬉しそうに
「今度Cさんと『××座変態クラブ』作ろうって言ってるんですよ~。
きめさんもどうですか?」

「じゃ、じゃあ、そんときは誘って」



その時その場にいなかったFさんに上記の話をしたところ、

「あたしは変態じゃないわよ~、一緒にしないで~」

と言われちまいました。





××座が何なのか、私のSSブログのプロフィール欄に明記してあります。
興味のある方はご確認ください。


はじめての・・・

2008-06-17 11:26:53 | ベルばか日誌
先週のKidsのネタバレです。






最近『はじめての××』などの入門書がはやってるんですか?

オスカル様に「しっかり励めよ」と『はじめての盗賊』を渡され、慌てて持っていた本を隠すアンドレ。
こっそりゴミ箱に捨てたその本は『成功率100% はじめての告白』


その後、アンドレが偽黒い騎士として立派に立ち回ったことからして、『はじめての盗賊』は役に立ったんでしょうね。
逆に本を読んだだけで盗賊になれるアンドレはやっぱりスゴい。


それで結局『はじめての告白』の方は読まなかったのかしらね。

読んでいたら、ブラビリにはならなかったのかしら。
それとも『成功率100%』をうたってるくらいだから、ブラビリで成功したりして。

ブラビリ→オスカル様ポッ→ラブラブ

え?ありえないですか?

・・・妄想は、止まりません。

あなたはバラの花びらを食べるのですか?

2008-06-12 15:53:21 | ベルばか日誌
ええ、バラは今が旬ですから。


少し前に、バラの切花を頂いたことを記事にしました。
先日再びそのお宅に伺った折、

「バラのケーキを焼いたのよ~」

と、ご馳走になりました。

写真を撮れなかったのが残念です。


お庭に咲いたバラの花(多分キングローズという種類だと思います)を摘み取り、花びらをよく洗ってお砂糖で煮てジャムにします。
そのジャムをパウンドケーキに練りこんで焼くだけ。

「簡単なのよ~」

そして、ジャムにするに相応しいバラの種類についてもご説明頂いたのですが、・・・すいません、忘れました。

お味は、ほんのりとしたバラの香りと、上品な甘さ。
大変おいしゅうございました。
ああ、幸せ。


・・・ところが。
同行した娘さる子、実はケーキを食べないのです。
幼児にあるまじきことですが、ケーキ、カステラ、ビスケット、菓子パンなどの類を好まないのですよ。

せっかく振舞っていただいたバラのパウンドケーキ、ほんの一口ほどかじっただけで、そこいらでフラフラ遊び始めてしまいました。
私は他の皆さんに気付かれないよう、自分の分、さる子の分をもぐもぐ。
さる子がせっかくのケーキを残したと気付かれるのもなんだし。
だからといって、私が娘の分まで奪って食べてると思われるのも心外だし。


バラ好きの、そのお宅の女主人様、

「バラって、一年中一生懸命お世話して、お花に会えるのはこの時期だけなのよね~」

そうか、・・・来年のこの時期も、こちらのお宅とご縁があるといいな。

夫婦の理想像

2008-06-10 14:06:38 | ベルばか日誌
しばらく前ですが、4~5歳の子どもを持つ親のための講演会に行く機会がありました。
講演なさった先生は、長年幼児教育に携わっている50代前半の女性で、ご自身も二人の大学生のお子さんがいらっしゃいます。

この先生の、子育て、教育などなどに関するお話は非常にユニークでいずれも興味深いものだったのですが、印象に残ったのは夫婦のあり方についてです。
子どものためには、お父さんとお母さん、仲が良いほうがいい。
まあ、当然のことと言えましょう。


先生個人の体験では、熟年離婚を狙っているような女性、決して少なくはないそうですが、そういう人は皆、自分のことは自分でできる人、なのだそうです。
つまり、ご主人がいなくても生きていける人。
そんなしっかり者の女性の中には、こつこつと自分名義の預金をためて、年金分割を狙って熟年離婚を密かに計画している方が何人もいらっしゃるとか。

では、そうならないためには・・・、自分でできることでも、自分でやらない。
ご主人の帰宅を待って、やってもらう。

先生ご自身のご主人様は単身赴任中のため、金曜の夜に帰宅し、月曜朝までしか在宅されないそうです。

例えば、廊下の電球が切れた。
やろうと思えば電球くらい自分で付け替えることができます。でも、やらない。
切れた電球を、パパに写メ。
「電球が切れちゃった~」
そのまま不便でも金曜夜まで放置。
金曜の夜ご主人は、「電球はどこだ~」と言いながら帰宅。
電球を替えてくれたご主人に、「パパ、ありがとう♪」

例えば、ゴキが出現。
もちろん「きゃ~!!」と叫んでバシバシ叩きます。
お亡くなりになったゴキをパパに写メ。
「きゃ~、ゴキブリよ~」
そのまま金曜夜まで放置。
ご主人は「ゴキブリどこだ~」と帰宅。
ゴキを始末してくれたご主人に「パパ、ありがとう♪」

これで家庭は円満。

多少の脚色はあるかと思いますが、この話を聞いて思い出したのが、冷え切ったご夫婦のご主人を「家に居場所のないお父さん」などと言うことがありますよね。
ご主人に家で役割を与えてあげるということが、円満な家庭のポイントなのではないかと。


・・・私自身、40代の子どものいる夫婦としては比較的仲良くやってるほうじゃないかと思います。
でも、てーしゅの仕事が過度に忙しくて全く家庭を顧みてくれなかった時期があり、それは彼の責任ではないにもかかわらず、私の気持ちがなんとなく彼から離れそうになってしまったことがあります。

私は人生のごく初期に、ベルばらで「永遠の愛」を刷り込まれています。
神様の前で愛を誓い合った人とは永遠に添い遂げるのだ、とか、愛し合った人とは生まれ変わってもまためぐりあって愛し合うものだ、と信じ込んできました。
それでもさすがにこの年になると、どんなに燃え上がった愛も冷めることはあるし、離婚した方が幸せな場合もある、っていうこともわかるようになります。

でも、やっぱりそれじゃ、寂しいですよね。
好きになって、ずっと一緒にいたくて結婚した人なんだし、死ぬまで仲良くやっていきたい。
そのためには、お互いに努力したり歩み寄ったりすることも必要なんだな、と。

私はそれまで、仕事で忙しいてーしゅに家事や育児を分担してもらうことを若干遠慮しておりました。
でも、やっぱりそれじゃダメ。
てーしゅに上記の講演会の話題をかいつまんで話し、
「ちゃんとお家のお手伝いをしないと、そのうち『家に居場所のないお父さん』になっちゃうよ!」
そう言い聞かせ・・・、

私は家事・育児において、極力てーしゅをコキ使うようになったのでした。

お蔭様で最近の我が家は円満です。




もし、OAが現代において家庭生活を営んでいたら?

切れた電球を替えるのは、間違いなくアンドレの仕事でしょう。

では、ゴキが出現したら?

瞬殺するのはオスカル様。
「ワキが甘い!」
かなんか言って。
それをすかさずティッシュで始末するアンドレ。
もちろんその後モップがけも抜かりなく。

オスカル様、常々「私はお前なしには生きていけない」と仰っていますし、アンドレも「居場所がなくなる」ことはありえませんね。

お二人は、少女時代から今に至るまで、私の心の中では「理想の夫婦」かもしれません。









拍手コメントのお礼と・・・

2008-06-06 13:48:20 | 楽屋オチ
お陰様を持ちまして「アンドレの恋人」やっと完結しました。
沢山の方々に閲覧していただいてとても嬉しいです。

拍手コメント下さった方、ありがとうございました。



5月28日の方
原作のあの場面、さりげないけど大好きなんです。
書いていて、自然に思い付いて繋がりました。
堪能していただいて、よかったです。



6月4日の方
普段他人様から尊敬されることなどない生活を送っておりますので、たまにホメられると舞い上がってしまいます。
とにかく面白かったと言っていただけて、なによりです。



他にも拍手してくださった方、閲覧してくださった方、ありがとうございました。





「アンドレの恋人」おまけの番外編「アンドレの妄想(2)」をUPしました。
非常に下らない馬鹿話です(R指定ではありません)。
本編「5日目(3)」の中にリンクがあります。
本編のエンディングの雰囲気をぶち壊すかもしれませんが、それでもよいという方はごらんください。


夫唱婦随でツッコミ

2008-06-02 16:46:06 | ベルばか日誌
日曜の朝。
テレビでプリキュアを見ている娘の脇で、ボソボソと夫婦の会話。

「このミルキーローズって3分しか変身もたないんじゃなかったっけ?」
「あれは戦ったときよ。戦いで体力消耗しなきゃ大丈夫なのよ」

(ご存じない方の為に。
ミルキーローズっていうのは当初謎の美少女として登場しましたが、実はC王子、N王子の仲間の小動物が不思議な力で変身していたのです。
力を使いすぎると美少女→小動物に戻ってしまうはずですが、最近は美少女のカッコのままでいることが多いです)

「そーか、学校行ってたもんな。転入手続き、誰がどうやったんだろう」
「そーゆーの、突っ込んじゃいけないんじゃないの?」
「編入試験とか、受かりそうにないよな」
「あんまし勉強できなそうだもんね」
「やっぱそーゆーこと、考えちゃいけないんだ」
「そーそー。最初の頃は、どこに寝泊まりして何食ってたんだろう、とかね」
「そーいや、こいつらの親兄弟は何やってんだろうな。こいつらがこんな危ないことやってんの、知ってんのかな」
「外で戦ってても、町の人たち、出てこないしね」
「・・・突っ込んじゃいけないんだな、きっと」


私とてーしゅ、萌えポイントこそ全く異なりますが、設定に対する突っ込み角度はかなり近いものがある、と改めて認識しました。