ベルばか日誌

ベルばら好き主婦、Kimeの妄想満載「ベルばか日誌」
SSサイトへはカテゴリー「倉庫への道」からお入りください

コメントお礼と、しつこく「白鳥の湖」

2018-02-23 11:45:06 | 楽屋オチ
お返事が大変遅くなり申し訳ありませんでした。

下の記事にコメントくださった方、ありがとうございました。
非公表をご希望とのことでしたので、お礼を申し上げるのに留めさせていただきます。

それからSSサイトにコメントくださった方、ありがとうございました。

>森下洋子さん
経歴を拝見すると、私の生まれる前から「天才バレリーナ」として活躍されていらしたのですね。
もちろん「ベル」の誕生前からであります。
自分の好きなことを仕事にし、生涯かけて追求し、50年以上も現役で日本のバレエ界の第一人者で居続けるのは、本当に努力の賜物なのでしょう。
知れば知るほど、憧れてしまいます。


しつこく「白鳥の湖」ネタで引っ張ってすみません。

私が観た「白鳥の湖」でベストだと思うのは、マシュー・ボーンの「SWAN LAKE」です。
設定が現代で、白鳥がすべて男性ダンサーなのですが、お笑いの要素は全くなく、バレエというよりシリアスな心理劇、不条理劇のようでした。
もちろん一流のダンサーばかりなので踊りも素晴らしいのですが、白鳥に追い詰められて身を亡ぼすジークフリート王子の悲劇に目が離せませんでした。
今まで3回くらい観劇しているのですが、私のつたない筆力ではとてもそ魅力をお伝えできないと思いましたので、このブログで話題にしたことはなかったと思います。
次に来日公演があったら、絶対また観に行こうと心に決めています。


SSの続き、なかなか手を付けられず、バレンタインもスルーしてしまいました。
ひょっとして楽しみにしていた方がいらっしゃったら申し訳ありません。
いずれ必ず、形にするつもりです。
気長にお待ちくださいませ。



コメントお返事と、今度は「新・白鳥の湖」

2018-02-08 10:51:39 | ベルばか日誌
SSサイトに拍手コメントくださった方、ありがとうございました。
遅くなりまして申し訳ありません。
以下、お返事です。


>しっかりファブリーズ
ご指摘ありがとうございます。
確かに、男二人×缶コーヒー×車中泊=要ファブリーズ、ですよね。
O様、男臭には慣れていらっしゃるでしょうが、デート前の身だしなみは必要ですね。

>微妙な揺れ
月並みな言い方ですが、「友達以上、恋人未満」の状態の二人を妄想するのが大好きです。
じれったく感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、もうちょっとこの状態を楽しもうかと思ってます。


閲覧してくださった方々、拍手くださった方々も、ありがとうございました。



ところでまたバレエの話題です。
このタイミングで、松山バレエ団のバレエ公演「新・白鳥の湖」を観覧する機会に恵まれました。

新、と銘打っているのは、振付や曲の構成が従来の「白鳥」とは改編されているからのようです。
特に私がSSで取り上げた3幕の舞踏会のシーン、それから4幕のエンディングですね。
3幕は各国の姫の踊りも、オディール姫と王子のパ・ド・ドゥも、一般的な振付とはかなり変わっていました。
それからエンディング、↓の記事でも触れましたように、一般的な「白鳥」は王子とオデット姫が死んでしまう悲劇的な終わりがほとんどです。
ですが今回は、悪魔ロットバルトを倒したのち、瀕死になったオデットが王子と白鳥たちの愛と人間性の力でよみがえるのです。
メデタシメデタシ、ああよかった、となりました。

そして!ちょっとびっくりしたのがその悪魔との戦いです。
戦いで倒れそうになる王子をオデット姫、助け起こしたりしています。
おお、オデットちゃん、案外たくましいじゃん。
泣いて助けられるのを待ってるだけの女じゃなかったんだね。
それに王子と姫がいよいよやられそうになると、群舞の白鳥たち、力を合わせて悪魔を倒すのです。
いや、実際に立ち回りがあるわけじゃないですが、整然とした力強い踊りで悪魔に立ち向かい、悪魔はやられてしまうのですよ。
私の文章力だとなんだか下世話な感じになますが、プログラムの解説を引用させていただくと
『人間精神の煌きの前に漆黒の闇が崩れ去る』
のだそうです。

SSの中では「オデットは泣いて助けを待ってるだけの主体性のない女」、「白鳥たちは役立たず」などとO様の口をお借りして悪口雑言を吐きましたが、松山バレエによる現代の解釈と演出で、納得のいく素晴らしい舞台を見せていただきました。
やっぱり今どきの女はこれくらい強くなくっちゃね。

それにしても何より素晴らしいのがオデットとオディールを演じられた森下洋子さんです。
存在感のある踊りと、本物の鳥が羽ばたくような表現、演技にうっとりします。
なんと今年70歳になられるとか。
また、カーテンコールの時には、他のダンサーの方々と並ぶとその小柄なお身体にびっくり、150センチないとお聞きしました。
技術力を保ち身体を保ち表現力を磨くため、きっと日々たゆまぬ努力をされているんだろうなあ、と感じ入りました。

いやあ、生の舞台って、本当に素晴らしい。
素敵な時間を過ごすことができました。