ベルばか日誌

ベルばら好き主婦、Kimeの妄想満載「ベルばか日誌」
SSサイトへはカテゴリー「倉庫への道」からお入りください

む 無理心中はいけません

2014-04-28 20:02:32 | カルタ
そりゃ、いけませんでしょう。

オスカル様の結婚話に、ワインに毒を入れて無理心中を図ろうとするアンドレ。
思いとどまってくれて、良かった良かった。


解説本によると、当時入手できた毒は
カンタリス(ハンミョウ虫毒)
プトマイン(牛、ヒキガエルの血)
あるいは、ヒ素などの鉱物毒
だそうです。


そう言われても、毒薬に関する知識は皆無ですので、ちょっとググってみました。

カンタリス
ツチハンミョウの分泌物から抽出される。
皮膚炎・神経痛や尿失禁・膀胱炎の治療、または毒薬・媚薬・発毛剤(!)などに利用される。
ただし、18世紀の科学技術では高純度に抽出することはできず、死ぬほどの毒性の高い薬ではなかったようです。

プトマイン
タンパク質が腐敗したときに発生する毒。
食中毒の原因になる毒素だそうです。
ですが、腐敗臭がものすごいため食べ物に混入しても絶対すぐバレる、と書いてあったので、これはありえなかったのでは。

ヒ素
8世紀にアラビアで作られて以来、中世、ルネッサンス期と暗殺に利用されていた。
ナポレオンもこの毒で死んだんじゃないかという説もある。


こう見てみると、アンドレが使おうとした毒は、上の3つの中ではヒ素が一番ありえそうですね。
ただアンドレは事前に神様にお祈りした後、「苦しませはしない」とか言ってましたが、ヒ素中毒の急性期症状は、腹痛・嘔吐・発熱・けいれんなどかなり苦しく悲惨なようです。
本当に飲んだら、かなり苦しんだと思われます。



だけどいずれの毒にしても、やっぱり人に飲ませようとしてはいけませんですね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。