ベルばか日誌

ベルばら好き主婦、Kimeの妄想満載「ベルばか日誌」
SSサイトへはカテゴリー「倉庫への道」からお入りください

み 三十路過ぎてもマドモアゼル

2014-03-20 12:23:12 | カルタ
突然求婚してきたジェローデルに、「マドモアゼル」と呼びかけられ、動揺するオスカル様。

「ふ・・・、初めて呼ばれた・・・」
と仰ってますが、外伝ジェローデル編でちびジェロに「マドモアゼル」と呼ばれたのは、O様の中ではなかったことになっているのでしょう、きっと。


カルタの解説本によると、既婚女性は「マダム」、未婚女性は「マドモアゼル」、でも現代フランスでは少々ニュアンスが変わってきているとか。
自分より年上の方には「マダム」、迷ったら「マダム」、ということが多いそうです。


以前、スペインを旅行した人のエッセイで読んだ話です。
(うろ覚えなので、間違っていたらごめんなさい。)
スペイン語では既婚女性は「セニョーラ」、未婚女性は「セニョリータ」。
ですが、「セニョリータ」には「小娘」的な、女性を一人前扱いしていない的なニュアンスがあるため、大人の女性に対しては「セニョーラ」を使うのが一般的だとか。

私はスペインには行ったことがありませんが、20数年前、夫とイタリアに旅行した時にアリタリア航空のイケメン客室乗務員さんに
「マッダ~ム?」
と呼びかけられました。
20数年前の私、20代半ばでフリーの貧乏旅行をしてる貧相な日本人ですよ。
元々童顔ですし、イタリア人から見たら貧乏学生にしか見えなかったと思うんですけど、一応夫婦で搭乗しているので「大人」扱いしてくれたのでしょう。

「ふ・・・、初めて呼ばれた・・・」
とは思わなかったですけど
「え?マダムって、なに?あたし??」
とちょっと動揺したのを覚えています。


原作では、ジェローデルはO様に対し、あなたを女性として見ていますよ的なアピールをするため「マドモアゼル」と呼びかけたのでしょう。
O様、十分その言葉に動揺、女心を刺激されていますよね。



でも個人的には、その後オスカル様がバイオリンの弦で手を怪我しアンドレが手当てして、二人が微妙な雰囲気になるシーンの方が萌えポイントだったりします。



ま マントはためく黒い騎士

2014-03-08 15:33:47 | カルタ
しばらくお休みしていた、というかすっかり忘れていたカルタネタ、再開します。


マントをはためかせて闇夜を走る黒い騎士。

でも、そもそも何のためのマント?
電気の照明のない18世紀なら、夜はあのマントで身を隠せたのかな?
だけど重そうだしあちこち引っ掛かりそうだし、泥棒するのに邪魔じゃね?

そんな疑問が生じたので、ちょっとググってみました。
そもそものマントの役割は防寒具。
その後、聖職者や権力者が、その権力や富の象徴として身に着けるようにもなった。
ヒーローや悪者がマントを身につけているのは、その方がカッコいいから。

そうか、黒い騎士の場合も、実用性よりカッコよさを優先したのかもしれないね。

現実の世界では、少なくとも私はマントを着用することはありません。
お洒落な友人が秋の終わり頃、寒くなってきた頃に着ていたのを何度か見たことがあります。
また、皇族の方々が着用されているのも拝見しますけれども。
実用的な防寒具というよりは、おしゃれグッズではないかと思います。



昔の子供は、ヒーローごっこなどで、風呂敷をマント代わりに首に結んで遊んだものです。
私が小学生の頃、テレビの子供向けドラマで「怪人二十面相」っていうのをやっていて、学校のお楽しみ会でそれを劇にして紫の風呂敷で扮装していたクラスメイトがいました。
この記事を書くにあたり、そんなことをふいに思い出し、しみじみしてしまいました。

今の子供はそんなことしないのかな。
だいたい、風呂敷なんて家庭になかったり、目にしたことのない子供も多いんじゃないかな。
戦いごっこをするとしても、おもちゃ会社から精巧なヒーローの武器やベルトなんかが販売されていますものね。

だけど、そういやうちの娘が少し前にお友達と劇ごっこをしていた頃、家で練習していて魔女役の子がバスタオルをマント代わりに羽織って
「ホーーホッホッホ」
と高笑いしていたなあ。

高価な小道具がなくても、今も昔も、子供は身近なものを見立てで利用して遊べるんですね。


拍手お礼と、ひな祭り

2014-03-03 18:39:33 | 楽屋オチ
お礼が大変遅くなりましたが、SSサイトに拍手コメントくださった方、ありがとうございました。
自分と家族が交互に風邪をひいたりしてたもので、更新も滞ってしまい、申し訳ありませんでした。
今は家族みんな元気です。

以下、お返事です。

>あのシーンが現代に
原作の馬車襲撃事件を交通事故にアレンジしてみました。
だけど毒ワイン事件は、私の力不足でどうにも組み込めなかったですね。

>現代ものも大好き
ありがとうございます。
これからもこの作風で、マイペースで突き進む予定です。


拍手くださった方々、閲覧してくださった方々、ありがとうございました。
今後は、現代版ラブラブ成就を少しずつ描いていけたらいいなと思っています。
気長にお付き合いください。



今年ももう3月になってしまいました。
毎年、ひな祭りは私の実家で祝うことにしており、今年も家族で出かけてきました。
実はさる子が生まれた時、初節句に私の母から「雛人形を買いなさい」とお金をもらったのですが、狭いマンション暮らしゆえ、しまっておく所がない、とお雛様は買わずしっかり貯金させていただきました。
母はいまだに、お金をあげたのに雛人形を買わない、とブツブツ言ってますが、娘さる子も成長して習い事など自分のことで忙しく、こういった行事でもないと帰省する機会もありません。
さる子の元気な姿に目を細める年老いた両親を見て、ちょっとは親孝行できたかな、と思いました。

ところでもちろんフランスにはひな祭りなんてないでしょうが、もしあったとしたら、6人姉妹のジャルジェ家ではさぞかし華やかなお祝いをしたんだろうなあ、なんてちょこっと妄想してしまいました。