ベルばか日誌

ベルばら好き主婦、Kimeの妄想満載「ベルばか日誌」
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ああっ、あたしの大切な資料がっ!

2009-09-25 23:22:48 | ベルばか日誌
私の住むマンションは、築18年になります。
内装のあちこちに痛みが目立ってきたので、この秋、一部をリフォームすることにしました。

で、家具をどかすのはリフォームやさんがやってくれるのですが、中身は出しておかなけりゃなりません。
この連休、てーしゅは本棚の中身を段ボールに詰め始めました。

ふと見ると、一番手時近な棚から始めたとみえ、あたしの「ベルサイユのばら大辞典」がない!

ちょっとっ、あれがないと困るんだけど。
作文する時、参考にするんだから、年表とか名前とか。
(私のSSの一体どこに年表のデータが反映されているのか謎に思われる方もいらっしゃるでしょうが、あれでも色々確認していることもあるのです)

彼はその段ボールを隣の部屋の一番奥に置きました。

あの上に、これからどんどん段ボールを積み上げる気だね。
奴が留守の間に、こっそり出しとかなくちゃ。

と思っている間に、奴はその上の棚に手を伸ばしました。
ちょっとっ、その愛蔵版全2巻、使うんだけどっ。
セリフの確認とか、場面の構図の確認とかするんだってば。

奴は愛蔵版その他、せっせと箱に詰め、隣室に運び積み上げます。
しかもご丁寧に、ガムテープで封まで。

ガムテされたら、封開けたらばれちゃうじゃん。
ああ、こっそり出しとこうかと思ったけど、これじゃ出せないよ~。



リフォームは10月下旬。
それまでに、本当に資料を必要とする機会があるかどうか、つまりホントに創作をするかどうかってゆーのは、びみょーなんですが。
でも、あれが手元のすぐ取れる場所にない、ってだけで、なんか気分が凹んじまいまいした。

「派遣のアンドレ」と「主夫のアンドレ」

2009-09-24 16:37:55 | ベルばか日誌
↓の記事に影コメント下さった方、萌えていただけて私も嬉しいです。
彼女のために尽くすのが彼の人生とはいえ、時間と能力は有効活用、それでこそアンドレです。
専門職派遣は確かにいいですね。(IT系はプロジェクトによっては苛酷なのでお勧めしませんが)
短期・単発でプライベート優先、時間単価も高そうです。

やっぱ共稼ぎよねぇ。専業主夫のアンドレよりも。


でもちょっと考えてみました、優雅な専業主夫を満喫するアンドレ。

早起きして妻のために朝食とお弁当を準備。
妻を送り出すとてきぱきと台所を片付け洗濯、掃除、天気が良ければ布団干し。
週に3日は習い事。テニスにフラワーアレンジメントにお料理。
レッスンの後はお仲間のソワソンさんやアルマンさん(彼らも主夫ですが妻が誰なのかは追及しないこと)なんかとランチやお茶して、夕方「あっ、いかん、もうこんな時間だ」と慌てて買い物して帰宅。

・・・いや、やっぱありえないでしょう、そんなの。

習い事のない日は、デパ地下で自分の分だけ買ったスィーツでお茶しながらテレビ三昧。
ドラマの再放送にはまり、ワイドショーの王室ネタに食いつく。
『国王陛下、××県の式典へお出まし』
『王妃様、お子様方とご静養。御用邸へ』
紅茶のカップを片手に、「シャルル殿下もすっかり大きくなられて・・・、お手振りもお上手になられたもんだ」、なんてうなずきながら画面にくぎ付け。

・・・だからありえないってば。

一体どっちに向かって走るのか、私の妄想。
誰か止めてください~。。。


「派遣のオスカル様」より「派遣のアンドレ」

2009-09-22 12:47:52 | ベルばか日誌
派遣の経験で、ネガティブなことをいろいろと書きましたが、もちろん悪いことばかりだったわけではありません。

様々な業界の内側を垣間見ることができたのは、興味深い体験でしたし。
スキルアップと称してパソコンと英語を勉強し、資格も色々とりました。(今ではすっかりサビついてますが)
ある会社では、パソコン事務にとどまらず、ホームページの作成や英語文献の翻訳などもやらせていただき、とても勉強になりました。
何よりも、派遣先の会社で出会った社員さんや派遣さんたち、一つの会社にずっといたのでは到底知り合うことのできなかった大勢の人たちとの出会いは、私の人生の貴重な財産です。
短いお付き合いではあったけど、あの方々、今頃どうしてるのかな。



ところで、半現代物の妄想作品をいくつか書いている私ですが、実際にオスカル様が派遣事務OLだったら?って、考えてみました。でも・・・。

・・・ありえない。

私の中でオスカル様は、セレブ。人の上に立つ人。その他大勢にはなりえない人。
そのオスカル様が派遣って、やっぱり考えられないんですよね。

派遣なんて会社組織の中で、最底辺の人間ですから。
ひたすら指示された通りに働く派遣って、軍を指揮して統率するようなオスカル様にはふさわしくない、と断言します。



それより、アンドレの方が派遣に合ってそう。
指示された仕事は、書類作成もファイリングも完璧かつ迅速。
電話応対も、お茶出しも、細かい気配りでそつなくこなす。
女子社員からの飲み会の誘いを笑顔でかわし、定時になったらさっさと退社。
買い物して帰宅し、残業で帰りの遅い妻のために夕食の支度をし・・・。

また、妄想が暴走してしまいました・・・。


派遣と社員

2009-09-16 12:42:47 | ベルばか日誌
派遣さんに比べて、正社員は福利厚生や待遇がずっといいです。
そりゃそうだよね。

以前、正社員経験のない若い派遣の子が、「社員の人は社食もあってその上食事代補助も出るなんて、ずるい!」と怒ってましたが、ある程度社会経験のある人間から見りゃそれは当り前のことで。


正社員さんは、会社を儲からせなきゃいけないから。
派遣よりお給料がいいのは、その「責任」の分だと私は考えています。
福利厚生や手当があるのは、会社に対する忠誠心がなきゃいけないから。
忠誠心に対する見返りとして、各種手当や福利厚生制度があるんだよね。
会社からすれば、社員は忠誠心を持って仕事に励み、会社を儲からせてくれなきゃならない。


その点、派遣さんは派遣先企業に対する忠誠心は薄いかも。
ある会社では、「この会社辞めたら、もうここの前の道通るのもやだよね」と派遣さん同士でうなずき合ってました。
その会社の製品だって、絶対買いたくないし。(一般人が買うような製品ではなかったですが)

中には、忠誠心の篤い派遣さんもいるでしょうし、無責任な社員さんもいるでしょう。
派遣で働いている人だって、本当は責任のある仕事をバリバリしたいのに、思うように職が得られない人が大勢いるご時勢です。
それぞれの人が、ライフスタイルに合わせて納得できる働き方ができるような社会に、っていうのは、なかなか難しいんでしょうね。


「派遣のオスカル(様)」第2回まで見て、そんなことを考えました。


で、第3回以降は録画もしてないし、見ていません。

ドラマの中で、ベルがどんな使われ方しているのか大体わかったから、もういいや、って。
麗奈ちゃんの恋の行方には若干興味がありますが、DVD見る時間があったらパソコンで読み書きしたい、っていうのが本音です。



派遣だった私と、派遣のオスカル様

2009-09-07 16:55:11 | ベルばか日誌
まだ第1回しか見ていない、「派遣のオスカル」。
ドラマの中で語られたエピソードが、私も実際に経験しました。あれこれと。

経費節減のため、主人公の勤める会社で蛍光灯を外したりしてました。
私がいたある大手企業のビルでは、やはり経費削減のためか、廊下やエレベーターホールの蛍光灯を外してありました。
でも上層階部分は建物の中心が吹き抜けになっていて、とても開放感があって明るいのです。
一方下層階は、光が差し込まず、建物の中央にある廊下もエレベーターホールも真っ暗。まるでダンジョンでした。
で、明るい上層階には大手企業の社員さんがいる部屋。
暗い下層階には、システム開発関係の派遣社員さんたち(←私はここ)と物置(!)が入ってました。
仕事する部屋はしっかり明るかったですけどね。ランチやトイレに行くのもダンジョン探索みたいだったなあ。

もう一つ、この会社で思い出したのは、社員さんは出勤時、ICのIDカードを1階の自動改札みたいなところにかざして入構するのですが、派遣さんは「出入り業者」扱い。建物のわきの外階段から地下に降り、地下2階の通用口で警備員さんに顔写真入りのIDカードを提示して「おはようございま~す」と入構します。
エレベーターも1階からならかっこいいエレベーターが12基もあったのに、地下からは荷物用エレベーターが2基あるだけ。
毎朝出勤時には、通用口のところに何十人もの派遣さんがひしめいて、エレベーター待ちをしてるんですよ。
私が辞める3か月前くらいに、派遣さんにもICカードが貸与されて、1階から入れるようになりましたけど。


私なんかは結婚していたので、お給料が少なくても生活に困ることはありませんでしたが。
一人暮らしの女性なんかは、月々貰うお給料ではやっていくのに精一杯だったようです。
ある会社で経理の派遣だった人は、繁忙期に残業代稼いで、それでやっと年間収支トントンだと言ってました。
彼女、必死で正社員の口を探しつつ、お見合いパーティーに出たりして婚活もしてたけど、今はどうしてるだろう・・・。

その会社では、毎年一流ホテルで開催される新年会に、派遣の者は一切お声がかかりませんでした。
別に行きたいわけじゃないし、呼んでくれなくてもいいんですけど。
でもまったくシャットアウトされるのも、ちょっと冷たいですよね。


派遣やってて一番つらかったのは、ドラマの中でもエピソードがありましたが、経費削減のため二人いた派遣さんのうち一人だけ契約打ち切り。
私は残された方だったんですが、それまで仲良くしてたもう一人の若い派遣さん、自分だけ契約更新がなくなったとわかってから、私と一切口をきいてくれなくなりました。
彼女はそのすぐ後、同じ社内の別の部署に改めて派遣されることになったのですが、社内で私と顔を合わせることがあっても、完全無視。
そりゃそーだよね、彼女にしてみれば、自分だけ切られて面白いはずがない。
でも私にしても、社員さんとか派遣会社に対する不信感がつのってしまって、ものすごいストレス。
結局私も次の契約更新時に、そこを退職してしまいました。



あれこれと、派遣時代の思い出を書き連ねましたが、ここまで書いて、ドラマの2回目を見ました。

チャラチャラした派遣が何えらそーなこと言ってんのよ、正社員だって大変なのよっ!

・・・うん、そうだよね。

つづく、かもしれない。


派遣のオスカル様と、派遣だった私

2009-09-07 16:54:43 | ベルばか日誌
え?呼び捨てですか。

NHKで放映が始まった「派遣のオスカル」。
ベルサイト読み書きするようになってから、「様」を付けないとどうも座りが悪い気がします。
新聞の解説欄で、主人公は田中麗奈ちゃん、ベル妄想にふけるさえない派遣社員28才、と知り、それはさえないパート主婦妄想歴30年超の私に対する挑戦とみていいのだな、と無意味に反感を持ったりしたんですが。

普段ドラマは全く見ない私ですが、まあ話のネタに(っつーかブログのネタに)見てみっか、と第1回を録画、先日見てみました。

まずはつっこみから。
麗奈ちゃん、持ってるMC全10巻すっごくきれいだ~。
こんな保存状態のいいMCが今でもあるんですね。
私が5年生の時買ったやつは中学の頃はすでにボロボロ、手垢で真っ黒でしたよ。
特に7巻美しき愛の誓いの巻。
それと麗奈ちゃん、漫画ブログをやってるようですが、他のベルサイトは見てないのかな。
二次創作には興味ないんだろうか?
ネット上のベル友はいないのかしら?
疑問は尽きません。

それと原作絵にかぶるオスカル様の声が田島令子さんだったのがツボ。
田島さんって、オスカル様のオフィシャル声優さんなんだなあ。

私はまだ第1回の放映しか見てませんし、あくまで私の感じたことなんですが。
ドラマの中で「ベル妄想」はどっちかというと小道具の一つ、メインテーマは現代日本の派遣ていう雇用形態に関する問題提起なんですね。
出産するまで3年半の間に4つの会社でPC事務派遣やってた私には、そーいえばあったわねぇこんなこと、っていうエピソードがいっぱい。
もう10年近く前のこともありますが、色々と思い出し、しみじみとしてしまいました。