目指せ!映画批評家

時たまネタバレしながら、メジャーな作品からマイナーな作品まで色んな映画を色んな視点で楽しむ力を育みます★

オブリビオン ★★★

2013-06-02 17:57:16 | ★★★
オブリビオン

上大岡TOHOシネマズで映画の日、1000円で鑑賞。

全く前情報も入れずに期待もせずに観に行きましたが、結構面白かったです。
最近のSFの欠点だった、「何でもかんでもCGで済ます」ようなところがなくて、きちんとロケして、広大な大地でトム・クルーズが原付みたいな折り畳みバイクで走って行く様はなかなかに楽しいものがありました。
ストーリー自体はどこかで観たかのような既視感あふれる展開で、しかもラスボスも含め、SFにはよくある展開のオンパレードでしたが、それでもなかなかに面白かったのはたぶん、全体のルックの良さやら、お話の筋立ての上手さ、適度なアクションがスパイスになっているのでしょうね。


ネタバレします!






途中でなんかおかしいなーと感じるところはありましたが、「自分自身がクローンで善悪が逆転していた」というオチはなかなかに面白かったです。まー、よくある展開ではあるのですが、トム・クルーズ演じるジャックが最強の敵ですべてを滅ぼした存在であったのに、それを注意深く観察し続け挙句にスカウトしてしまうモーガン・フリーマン側の説得力がすごい。ってか、たぶん、あの役を他の普通の役者がやってたらダメで、彼だからこそそんな無茶なことやってもスクリーン上での説得力があるんだろうな、と。あらすじだけ書くとどうしてもこの点は無茶があるのですが、彼が「君の可能性に賭ける」とか言うときちんと説得力が出てしまう。
あの棺から出てくるのが死にかけのモーガン・フリーマンで最後はトム・クルーズと世界を救ってしまうあたり、めちゃ美味しい役やなあ、と。
ドローンやらトム・クルーズが駆る機体はなかなかのダサかっこよいデザインであり、最初の登場から戦闘シーンに至るまでとても楽しめるものになっていました。おしむらくはIMAXで観たかった!と思うことくらいでしょうか。ドローン3機との銃撃戦や空中戦は素晴らしい出来。それにしても、人間を消し炭にするほどの出力の武器を持つドローンにスナイパーライフルやら対戦車ライフルくらいの武器で戦うってのはなかなかに面白かったし、アジトを上層下層に縦横無尽に人を消し炭にして回るドローンの鬼畜ッぷりは凄まじかったですね。良いシークエンスでした。

広大なスケール感溢れる音楽とロケ交えた映像美とアクションを楽しむ映画なので、IMAXもしくは大画面大音響で楽しんで欲しい映画です。オススメです!


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