Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

春休みの計画

2011-03-28 18:00:00 | Weblog
大学が休みに入る2月初旬、ぼくは漠然と春休みの計画を立てていました。

1、ロシア語の長詩を1篇訳す
2、ロシア語の短編を最低1篇訳す
3、ロシア語の研究書を毎日読む
4、日本語の長編小説をたくさん読む

いま振り返ってみると、大体このような計画だったように思います。しかし実現したのはゼロです。実に、ゼロです。3番以外は、途中までやりました。でもいずれも中途半端に終わっています。3番に至っては、手を着けることすらしていません。それでも、2月半ばまでは、わりと順調に進んでいたように思います。そのときは特に詩にかかりきりになっていて、いつ頃訳し終わるかな、と指折り数えてその日を計算していたものでした。

ところが、2月も末になると、がくんとペースが崩れ、読書や勉強が手に着かなくなりました。ただ平野啓一郎の『決壊』だけは読了しましたが、その他の成果となると、皆無です。本当だったらあれもこれも読んで、充実した毎日を送っているはずだったのに・・・!

そうこうしている内に地震が起き、本当に何かをする心の余裕が失われました。今ではだいぶ生活が平準に戻りつつありますが、それにもかかわらず、ぼくの心はいまだに空虚です。何かを欲求する情熱は冷め切って、虚脱感と無力感と無気力に苛まれています。まただ。地震が起き、胸の内がざわざわと波立ったのも束の間、しばらくするとそれも収まり、平坦な荒野が広がるばかり。

いや、読みたい、という熱意はあるのかもしれない。でも、精神と身体が疲弊しているのを感じます。へとへとなんです。何かをする前から、ぼくはもう草臥れている。必死に回帰しようとした日常は、ぼくの場合、こんなものです。日常に活気を!生命を!愛を!