きのう古本屋で『夜想35 チェコの魔術的芸術』という本を購入しました(1050円也)。もうお金がなくて、本当は何も買わないつもりだったのですが、どうしても欲しくて、えいっと買ってしまいました。古本屋に入ったのが運のつきでしょうか…
この本は、チェコの芸術を紹介した本です。アニメーションや人形劇、音楽、子どもの本、更にはシュルレアリスムについて、幅広く記事が書かれています。中でも赤塚若樹さんが大活躍で、ジャンルの異なる芸術について、多くの文章を書いています。チェコの芸術を詳しく紹介できるほどの人が日本にはまだ少ないことの表れでしょう。
ぼくはアニメーションの記事目当てにこの本を買いました。
イジー・バルタやポヤール『ナイトエンジェル』について言及があるようだったので、うちに帰ってページを繰ってみたのですが、それについてはわずかな分量しかありませんでした。イジー・バルタの包括的な紹介が読めると思って期待していたのですが…残念です。また、『ナイトエンジェル』はさらっと触れられている程度で、もっと突っ込んだ表現が見られるのではないかとこれまたやはり期待していたので、それがなかったことは残念でした。ただ、ポヤールについて何ページも割かれて書かれていたので、それはうれしかったです。他に思いがけない喜びとして、「カレル・ゼマンとトリック・フィルムの前衛たち」という項目があったのはうれしかったです。
各記事には、トルンカやイラーネクなどの名前も散見されて、こうして彼らをもっと知ることができるのは、ありがたいことです。
また、チェコのシュルレアリスムを中心に、チェコの絵画芸術や言語芸術が紹介されていたのは、得した気分になりました。シュルレアリストであるネズヴァルに関しては名前のみ知っていましたが、ここに彼の詩が翻訳されていたので、ようやくその作品に触れることができ、やっとか、という気持ちと共に達成感に似たものがありました。また、イジー・コラーシュという世界的に有名な詩人・コラージュ作家のことも紹介されており、僕はこの人のことを知らなかったので、チェコ芸術の奥深さにしみじみと感じ入りました(単にぼくが無知なだけですが)。
チェコの芸術をぼくはほとんど何も知りませんが、この本をきっかけに、もうちょっと勉強しようかなと思った次第です。
この本は、チェコの芸術を紹介した本です。アニメーションや人形劇、音楽、子どもの本、更にはシュルレアリスムについて、幅広く記事が書かれています。中でも赤塚若樹さんが大活躍で、ジャンルの異なる芸術について、多くの文章を書いています。チェコの芸術を詳しく紹介できるほどの人が日本にはまだ少ないことの表れでしょう。
ぼくはアニメーションの記事目当てにこの本を買いました。
イジー・バルタやポヤール『ナイトエンジェル』について言及があるようだったので、うちに帰ってページを繰ってみたのですが、それについてはわずかな分量しかありませんでした。イジー・バルタの包括的な紹介が読めると思って期待していたのですが…残念です。また、『ナイトエンジェル』はさらっと触れられている程度で、もっと突っ込んだ表現が見られるのではないかとこれまたやはり期待していたので、それがなかったことは残念でした。ただ、ポヤールについて何ページも割かれて書かれていたので、それはうれしかったです。他に思いがけない喜びとして、「カレル・ゼマンとトリック・フィルムの前衛たち」という項目があったのはうれしかったです。
各記事には、トルンカやイラーネクなどの名前も散見されて、こうして彼らをもっと知ることができるのは、ありがたいことです。
また、チェコのシュルレアリスムを中心に、チェコの絵画芸術や言語芸術が紹介されていたのは、得した気分になりました。シュルレアリストであるネズヴァルに関しては名前のみ知っていましたが、ここに彼の詩が翻訳されていたので、ようやくその作品に触れることができ、やっとか、という気持ちと共に達成感に似たものがありました。また、イジー・コラーシュという世界的に有名な詩人・コラージュ作家のことも紹介されており、僕はこの人のことを知らなかったので、チェコ芸術の奥深さにしみじみと感じ入りました(単にぼくが無知なだけですが)。
チェコの芸術をぼくはほとんど何も知りませんが、この本をきっかけに、もうちょっと勉強しようかなと思った次第です。