ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

マリンバが家に届きました

2015-08-26 11:01:28 | 音楽
写真は先日家に届いたマリンバです。実際に家の中で組み立ててみると予想外に大きな楽器でした。

ずいぶん前になりますが、新しく楽器を始めたいということをこのブログに書き、何にするかをいろいろ考えていました。どうも吹奏楽器は無理な感じですので、打楽器系を中心に探していましたが、今更ピアノなどの鍵盤楽器は難しそうでした。そこで目を付けたのが、ビブラフォンでした。これはそれほどメジャーな楽器ではないのですが、私はMJQ(モダンジャズカルテット)というバンドが好きでした。このリーダーのミルトジャクソンのビブラフォンが素晴らしかったのです。1960年代ころから2000年近くまで活躍しており、数多くの名演奏を残しています。そこでこの楽器のスクールを探したのですが、あまりにもマイナーすぎるのか近くには見つかりませんでした。

その代り隣の市の音楽教室にマリンバがあることがわかりました。こういった打楽器類にはかなり色々な種類があり、私もはっきり区別はできませんが、基本的には音盤が木でできている木琴類と金属でできている鉄琴類があるようです。ビブラフォンは鉄琴で、共鳴管がついており、その中にファンがありそれが回ることによっていわゆるビブラートがかかって、独特な音色が出るようです。マリンバは木琴で、写真のように長い共鳴管がついており、軟らかい音質になっているようです。

マリンバはラテン系の音楽ではよく使われている程度しか知りませんでした。それでもどちらも音盤を丸のついた棒(マレットというようです)でたたいて出すのは同じなので、このマリンバ教室に体験で行ってみることにしました。実際に先生に習ってみると、マリンバは基本的に長い音は一つの音を細かくたくさん叩く、いわゆるトレモロ奏法が中心でした。やってみると左手が全く動かず、相当練習が必要になりそうでした。それでもなかなか奥深そうで、やってみてみ良いかなということで体験練習は終わりになりました。

さて実際にやり始めると、当然練習用に楽器を購入しないといけません。一応先生にお勧めを聞いてみたところ、どうせ買うならばこの程度といって非常に高価なものを進められました。練習用に安いものでよいかということで探しましたが、いざ買うとなるとそれなりの物の方が良いような気もして、先生お勧めの楽器のワンランク下の物にしました。それでも写真のようにかなり大きな楽器でした。

まだほとんど音を出していないのですが、果たしてこんな楽器を弾きこなせるようになるのか、9月からマリンバ教室に通って頑張ってみるつもりです。

シンシナティテニス 総括

2015-08-25 10:25:32 | テニス
アメリカシンシナティで開催されていたマスターズ(ATP1000)は、昨日フェデラー対ジョコビッチの決勝戦があり、フェデラーの連覇・7回目の優勝で幕を閉じました。

この大会は錦織も第4シードとして出場が決まっていましたが、負傷棄権したためあまり盛り上がりませんでした。それでもNHKBSが注目試合を中継していましたので、録画してゆっくり観戦していました。この大会は8月31日からの今年最後のグランドスラムである全米オープンの前哨戦として、トップ10選手が全員出場していますので、本来は非常に面白い大会となっています。しかし実際は現在のテニス界の厳しさを、如実に表す大会ともなっていました。

世界ランキングの決定は、1年間の累積ポイントによって決まります。これは文句のつけようがない素晴らしい制度ですが、ある意味非常に厳しいものとなっています。例えば錦織は昨年全米で準優勝し、1200ポイント獲得しました。現在はこの1200も加えてやく6000ポイントで4位になっていますが、もし今年の全米オープンで欠場や早期敗退があると、終わった時点で昨年のポイントは失効しますので、1200ポインがひかれてしまい、4800になってしまいます。そうするとランキングは7,8位まで落ちることになります。つまり昨年良い結果を出した大会は、今年も同じような結果を出さないとポイントが大幅に減ってしまうわけです。

この典型例がナダルで、昨年好調だったのに昨年末からケガや病気で調子を落とし、現在は大幅にランキングが下がってしまいました。さらにマスターズは年間9大会ありますが、トップ10の選手は大部分の大会に出場義務があるようで、欠場するとペナルティーが科せられるようです。

錦織はワシントンの大会で優勝しましたので、5試合を戦い、次の週にカナダの大会に出場しました。これも順当に勝ち上がり準決勝まで行った、つまり2週間で9試合を戦ったわけです。ここで疲労が蓄積して体に痛みが出て破れ、次の大会も棄権となったわけです。

これと同じようなことが今回のジョコビッチとマレーにも出たようです。この二人はカナダの決勝戦を3時間かけて戦いました。そして次の週このシンシナティに臨んだわけです。そして準決勝は二人とも2週間で9試合目となったわけです。マレーはフェデラーとの試合で、ケガこそ出ませんでしたが、明らかに動きが悪くストレートで負けました。ジョコビッチも準決勝途中に、腹筋を痛めたようでメディカルタイムアウトを取りました。それでも勝ってしまうのがジョコビッチのすごいところですが、決勝のフェデラー戦は、休養十分のフェデラーにストレートで負けてしまいました。このようにトップ選手でも2週間連続で9試合を勝てるようにならないと、その地位が守れないようです。錦織は世界の1位を目指していますが、そのためにはもっとしっかりした体力が必要で、当面の全米オープンでの活躍を期待しています。

青少年が巻き込まれる犯罪

2015-08-24 10:22:31 | 時事
このところ青少年が巻き込まれる犯罪が増えているような気がします。最近では大阪の中学一年生の男女が、殺害された事件を大きく報道しています。幸い容疑者がすぐ逮捕されましたが、このようなまだ子供がなんで殺害されたのか、経緯や動機はまだ出てきていません。

今回の容疑者逮捕のきっかけは、死体遺棄現場や周辺の防犯カメラの映像が大きな役割を果たしたようです。実際二人の被害者の夜中の行動が、商店街の防犯カメラに映っており、繰り返し流れていました。こういった防犯カメラの映像が犯罪解決の役に立っているようですので、それなりの役割を果たしているようですが、予想もしないようなところに防犯カメラが設置されているような気がします。これはある意味やや気持ち悪さを感じます。なんとなくすべての行動を監視されているようで、プライバシーとの関連はどうなっているのでしょうか。

もうかなり前からいたるところにカメラを設置し、広い範囲を監視するということが当たり前のようになってきました。このように犯人検挙につながるという報道があれば、ますます増えていくような気がします。こういったカメラや録画機器、モニターなどの一式がいくらくらいかかるのか全く分かりませんが、それほど高価ではないのかもしれません。現在はこういった防犯カメラの設置は、商店街やコンビニといった組織がほとんどのようですが、個人が設置するようになるとやや恐ろしい気がします。携帯などGPSが付いていれば、個人の居場所なども特定できるなど、ますます監視社会になっていくようです。

こういった犯罪でもう一つ気になっているのが、刑法39条です。ここでは「心神喪失者の行為は罰しない。心身耗弱者の行為は、その刑を減軽する。」とあります。この条文がどんな理由で出来上がったのか分かりませんが、やや異常と思われるような犯罪が起きると、必ず犯人の精神鑑定が行われるようです。こういった責任能力の有無の判定は必要なのでしょうか。精神疾患で責任能力がないから、犯した犯罪を罰しないというのは、被害者や関係者にとっては納得できないような気がします。やはり重大犯罪については、病気だから仕方がないという考え方はそろそろやめるべきと感じています。

現代は多くの人がメンタルな問題を抱えており、心神耗弱の意味合いも変わってきているような気もします。今回の中学生殺害事件の犯人も、こういった方向に進む可能性がありますが、少々精神的に問題があったとしても、厳罰に処すべき犯罪と思っています。

若者たちとの麻雀

2015-08-23 10:18:53 | ギャンブル
昨日は久しぶりに前の職場の仲間と麻雀をやってきました。このメンバーは30代2人と40代と比較的若いのですが、現役のころは終業後に会社の近くの雀荘で月1回くらいやっていました。私が退職してからは、ゆっくり打とうということで土曜日に皆の中間的な駅前に集まりやったのですが、色々とあり半年ぶりの麻雀となりました。

若手だからということではないのですが、非常に派手な麻雀となり、1時から9時すぎまでに9半荘もやってしまいました。この一つの理由はだれかハコテンになると(トビといっています)、そこでその半荘は終了します。昨日はこのトビが多く、9回のうち最後まで行った半荘は2回しかなく、全員が1回はトブという荒れた麻雀になりました。たぶんここのルールは赤ドラ3枚がありますので、簡単に高い手ができるということもあります。

最終的には私がトップになりましたが、+28というわずかな浮きで、最も負けのが-47と平均化して終わりました。実際に面白い手が次々に出る麻雀で、書くことが満載でした。

私の良かった手は、配牌で発、中、私の風の南がトイツで白が1枚という素晴らしい手が来ました。2,3巡目で発をポンし、すぐに南も鳴いてしまいました。すると見事に白を積もり、がぜん大三元が見えてきたのです。すると10巡目ぐらいにリーチがかかりました。これは勝負にはなりますがチャンスともいえ、上がった場合の点数など数えていました。するとすぐに中を引き、1万と白で聴牌し、白で上がれば役満の大三元です。さてリーチとの勝負はと緊張したのですが、すぐにリーチの現物の1万が出てしまったのです。ちょっとためらったのですが、これで上がってしまいました。小三元混一混老トイトイ南とドラを使わずに3倍満でした。点数的には役満とそれほど変わりませんが、めったに上がれない役満の魅力はあったのですが、上がれたことで良いとしました。

ところがこれはほんの序の口で、すぐに親が清一色三暗刻つもという倍満が出ました。とにかく昨日の麻雀は高い手の自摸が多く、それほど高い手を振り込んでいないのに点が少なくなり、ちょっとしたことで飛んでしまうという展開でした。極め付きは国士無双でした。狙っていそうな捨て牌で、若干気にしていたのですが、8巡目に南が出ましたが、いくらなんでもまだ聴牌まで行っていないだろうと、11巡目に「やや気持ちが悪い」といいながら捨てた私の1万で上がられてしまいました。国士無双のような手は、こういった異様に早い聴牌がたまにあるようです。

このように特に私が、出入りの激しい派手な麻雀でしたが、久しぶりのメンバーで十分楽しめました。

コーヒーの成分カフェイン

2015-08-22 10:25:24 | 化学
今回はコーヒー中に含まれる、カフェインについて書いてみます。カフェインという化合物は、遺伝子であるDNAの構成成分である核酸の(正式には核酸塩基と言います)一種であるアデニンの誘導体と定義されます。

DNAは4種の核酸が並んでいますが、そのうちのアデニンとグアニンをプリンと呼んでいます。最近のビール系飲料の宣伝に、プリン体ゼロということを謳っていますが、これが核酸のプリンのことです。プリンは特に体に悪いということはないのですが、これを摂取すると体内で代謝され、尿酸という化合物になって排出されます。

余談になりますが、この尿酸は毒性など全くありませんが、水溶性がやや低い性質を持っています。ですから血中濃度が溶解度より高くなってしまうと、結晶が析出してしまいます。この尿酸の結晶は、非常に鋭い針のような形となり、この針先が神経を刺激し激痛が出る病気、それが痛風です。ですからプリンは痛風の原因といえなくはないのですが、通常の食事でかなり大量のプリンを取っています。ビールなどを飲んだからといって、それほど大量のプリンが入っているわけではないので、痛風とはほぼ無関係と思われます。

さてカフェインに戻りますが、アデニンと構造が類似しているため、摂取するとアデニン拮抗作用が現れます。具体例としては、興奮作用や利尿作用などですが、そのほかもかなり色々な作用を示すようです。多くの核酸が結合して高分子のDNAとなり、重要な情報伝達物質として働くのですが、細胞分裂をするときには当然遺伝子は複製され、新たに作り出されるわけです。ですからその原料となる核酸類も常にストックされています。こういった核酸類が、高分子化しない単独の形でいろいろな役割を担っているわけです。

カフェインと類似した物質もかなり多く、代表的なものがテオフィリンでこれは日本茶の成分です。カフェインとテオフィリンは非常によく似ており、私でも区別がつきにくいほどです。当然作用もほぼ同じですが、カフェインのほうがより明確に出るような気がします。カフェイン類の毒性や危険性もいろいろ言われていますが、それほど問題になるほどの強さはありません。嗜好品の中に入っているものですので、それほど大量に飲むものでもありませんし、含有量も非常に低いのでよほど飲みすぎなければ、問題はありません。

コーヒーの豆やお茶の葉が、なぜこのような化合物を作っているのかは全く分かりませんが、こういった物質も人間になくてはならないものとなってきているようです。