ごっとさんのブログ

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   薬と猫と時々時事

暑い中でのコンサート

2015-08-02 10:55:13 | 音楽
昨日は奇妙なところでのコンサートに行ってきました。かみさんと30年近く、年数回のコンサートに行っていたグループが、2年ほど前活動を停止してしまいました。それでもグループとしては活動していないのですが、個々のメンバーは時々ソロや2,3人でライブを開いていました。私は全員がそろっての音楽は面白いが、バラバラではとほとんど行っていませんでした。

今回はこの中で作詞作曲をやっていた「紅龍」とボーカルの「サトちゃん」のライブを箱根でやるというのです。友人夫婦の強いお勧めもあり、久しぶりにこの夫婦とも飲んでみたいという気もあり、行くことにしました。チケットを申込み、詳細がメールできたのですが、一応箱根登山鉄道で行くのですが、箱根の入口よりはるか手前で、駅名にも箱根と入ってはるのですが、全く高度などない平地のお寺でした。しかも2時半開場で3時開演という一番暑い時間帯でした。

友人夫妻と小田原で待ち合わせ、昼食をとってから向かったのですが、このときビールを飲んだのも悪かったようで、駅から10分少々歩いているうちに全身汗だらけになりました。かなり大きな修験僧のためのお寺で、12月には火渡りなどあるそれなりに有名なお寺でしたが、その本堂の仏様の前に幕を張り、キーボードとギター、マイクがあるだけの簡単な設定で、この住職と紅龍が友人で、後ファンの一人が設定するという、本当に素人がプロジュースした演奏会でした。本堂の畳の上で座布団に座って、梅酒を飲みながら歌を聞くというのも面白い趣向ではありました。

紅龍のキーボードでの弾き語りから始まりましたが、久しぶりの演奏なのか、練習不足なのかミスが多く歌は良かったのですが、音楽としては?という感じでした。サトちゃんの歌声は相変わらず済んだ高温でよかったのですが、紅龍のへたなギター伴奏だけでは音が少なく、やや物足りないものでした。後半に入り、それまでは外はアブラゼミの声がうるさかったのですが、サトちゃんの歌が始まるとたんにヒグラシが一斉に鳴きはじめ、歌が始まりませんでした。こういった事も自然の中でのライブの面白さかもしれません。

終わってから小田原に戻り、当然居酒屋で友人夫妻と飲みましたが、やっと涼しい環境になりホッとしました。当然音楽談義から始まり、元のグループの再開の可能性や、紅龍は大丈夫かといった話、今話題になっている安保法制反対の話などで盛り上がり、5時過ぎから10時前まで飲んでしまいました。本当に暑い中でのライブでしたが、熱中症にもならず、楽しい一日となりました。