ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

青少年が巻き込まれる犯罪

2015-08-24 10:22:31 | 時事
このところ青少年が巻き込まれる犯罪が増えているような気がします。最近では大阪の中学一年生の男女が、殺害された事件を大きく報道しています。幸い容疑者がすぐ逮捕されましたが、このようなまだ子供がなんで殺害されたのか、経緯や動機はまだ出てきていません。

今回の容疑者逮捕のきっかけは、死体遺棄現場や周辺の防犯カメラの映像が大きな役割を果たしたようです。実際二人の被害者の夜中の行動が、商店街の防犯カメラに映っており、繰り返し流れていました。こういった防犯カメラの映像が犯罪解決の役に立っているようですので、それなりの役割を果たしているようですが、予想もしないようなところに防犯カメラが設置されているような気がします。これはある意味やや気持ち悪さを感じます。なんとなくすべての行動を監視されているようで、プライバシーとの関連はどうなっているのでしょうか。

もうかなり前からいたるところにカメラを設置し、広い範囲を監視するということが当たり前のようになってきました。このように犯人検挙につながるという報道があれば、ますます増えていくような気がします。こういったカメラや録画機器、モニターなどの一式がいくらくらいかかるのか全く分かりませんが、それほど高価ではないのかもしれません。現在はこういった防犯カメラの設置は、商店街やコンビニといった組織がほとんどのようですが、個人が設置するようになるとやや恐ろしい気がします。携帯などGPSが付いていれば、個人の居場所なども特定できるなど、ますます監視社会になっていくようです。

こういった犯罪でもう一つ気になっているのが、刑法39条です。ここでは「心神喪失者の行為は罰しない。心身耗弱者の行為は、その刑を減軽する。」とあります。この条文がどんな理由で出来上がったのか分かりませんが、やや異常と思われるような犯罪が起きると、必ず犯人の精神鑑定が行われるようです。こういった責任能力の有無の判定は必要なのでしょうか。精神疾患で責任能力がないから、犯した犯罪を罰しないというのは、被害者や関係者にとっては納得できないような気がします。やはり重大犯罪については、病気だから仕方がないという考え方はそろそろやめるべきと感じています。

現代は多くの人がメンタルな問題を抱えており、心神耗弱の意味合いも変わってきているような気もします。今回の中学生殺害事件の犯人も、こういった方向に進む可能性がありますが、少々精神的に問題があったとしても、厳罰に処すべき犯罪と思っています。