ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

熱中症あれこれ

2015-08-19 10:22:57 | 健康・医療
お盆も過ぎて少し涼しくなったような気がしますが、もう一度くらい暑くなるのかもしれません。

最近は高温注意報や、熱中症の危険をいろいろ報道していますが、この熱中症という言葉はいつごろから使うようになったのでしょうか。昔は熱射病や日射病という言い方はあったのですが、あまり熱中症とは言ってなかったような気がします。現在はいろいろなところにエアコンの整備が進んでいるのに、熱中症で搬送される人や死亡する人まで出るのは不思議な気がします。毎日のように報道されていますが、単に取り上げることが多くなっただけで、特に増加しているわけではないのかもしれません。

普通は発汗作用などで、暑くても体温を一定に保っているものが、熱を排除しきれなくなり、上昇して起きるのが熱中症とされています。ですから単に気温が高いだけでなく、湿度が高いと汗による調節が難しくなり、熱中症となる率が上がってしまうようです。このように汗というのは、非常に重要な役割を果たしているのですが、私は頭と顔から汗が出るタイプで、若いころはこれがかなり嫌で、目立たない人がうらやましいと思っていました。私の知人でかなり暑くても、汗ひとつかかず涼しい顔をしている人がいました。この人は汗をかかないのですが、だんだん顔が赤くなり、フラフラになってしまいました。病院で調べたところ、通常より汗腺が少なく、簡単に熱中症になってしまうようです。その後手術をしたと聞きましたが、どうやって汗腺を増やすことができるのか不思議な気がします。

熱中症の予防には、水分補給が必須ですが、単に水だけではなく塩分補給も重要なようです。大量に汗をかいた場合、単に水を飲むだけだと塩分不足で痙攣を起こすとされています。現在はスポーツ飲料など必要なミネラル補給ができるものが身近にありますが、昔はどうしていたのでしょうか。現在はスポーツ医学も発達したと言われていますが、昔は激しい運動をしたとき水分を取ってはいけないとされていました。このように現在では常識と思われていることが、変わってくる可能性は高いと思われます。

いろいろ調べて熱中症予防に取り組むよりも、自分に合った方法を見つけるのが一番良いような気がします。私は最近外に出るときは、ペットボトルのお茶を準備するようにしていますが、この程度で幸い熱中症的な症状が出ることはありませんでした。このブログのタイルにもあるように、病気を治すのは自分自身ですし、その病気を予防するのも個々人違っているような気がします。暑い時にはあまり外を出歩かないというのが、最大の予防法であることは確かです。