Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

節電の授業 1

2011-07-16 23:56:08 | 特別活動
 15日(金),節電に関する授業を行った。
 経済産業省で発行した「こども節電学習テキスト」を使用した。
 テキストに沿って授業を展開していった。

 表紙のグラフのタイトル,縦軸,横軸の表しているもの確認した。
 今夏,東京電力で1日に供給できる量である5380万kWのところに赤鉛筆で線を引かせた。

 「もし,5380万kWを上回ってしまったら…」と書いてあります。
 今年の夏,上回るかもしれないと思う人?絶対大丈夫だと思う人?


 大丈夫という子はいなかった。

 去年のような調子でみんなが電気を使い続けたら,間違いなく上回ってしまいます。
 
 需要が供給を上回れば停電になることを確認した。

 どんな問題が起こるのか具体的に把握させなければならない。
 これは現実に迫っている問題なのである。
 子どもたち自身の生活にも関わってくるのである。

 テキストでは東京電力のことについて書かれている。
 これは東北電力も同じであることを説明した。
 1370万kWの供給量に対して,需要が1480万kWの見込みである。

 大きな停電が起こると,どんな困ったことが起こるか,テキストのイラストを見ながら書かせた。
 次のようなことが発表された。

 ・エレベーターが使えない。
 ・電車が動かない。
 ・レジが使えない
 ・手術ができない。
 ・信号が止まる。
 ・工場でモノが作れない。

 需要が供給を上回っているのは,9時から17時である。
 この部分は,企業などの努力が必要となる。
 
 家庭で消費電力が多くなる時間帯がある。17時から20時である。
 この時間帯にどうやって消費電力を減らすかが,問題である。
 子どもたちが自身の生活の中で工夫できるところである。
 次のような意見が出た。
 
 ・ゲームをしない。
 ・テレビは時間を決めて見る。
 ・別に見たくないテレビ番組は見ない。
 ・誰もいない部屋の電気を消す。
 ・家族がひとつの部屋で過ごす。
 ・使っていないコンセントを抜く。
 ・エアコンの温度を高めにする。
 ・早く寝る。