Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

体つくり運動 2

2011-04-21 23:26:32 | 体育
 折り返しの運動は,筑波大学附属小学校などの実践で大変有名である。
 低学年などで基礎感覚を鍛える動きとして大変有効である。

 5年生相手に行ったのは初めてだったが,子どもたちたちの運動能力を把握するのにも有効であった。

 折り返し運動のよいところとして,筑波大学附属小学校の清水由氏は次のようにいう。

 ①すべての子どもに運動する機会を平等に与える。
 ②クラスの子どもの技能差を吸収する。
 ③様々な種類の運動を取り入れることができる。
       『子どもが動く授業マネジメントと折り返し運動』(学事出版)

 また,単純な内容なので,マネージメント効率がとてもよく,学習規律の確立にも有効であった。

 まずはチームづくりである。
 普段の教室の座席と同じように整列させた。
 6人ずつの6列に分かれているのでちょうどよい。
 また,普段の座席位置には様々な配慮がなされているので,効率よく授業も進められる。

 行った運動は,次の通りである。
 ・スキップ
 ・クマさん走り
 ・クモ歩き
 ・うさぎ跳び
 ・アザラシ

 マネージメントとしては,「①ルールを守ること」「②応援をすること」の指導を入れた。

 素晴らしかったのは,応援である。
 運動な苦手な子に,一生懸命に声を掛けている声がたくさん耳に入った。
 最後の1人の子には,みんなで声を掛け,ゴールすると拍手を送った。
 このような温かい雰囲気の中で授業が進むと,子どもたちものって,勢いのある授業ができる。
 
 最後にターザンロープである。

 できるだけ高いところに登ったり,団子虫の姿勢で振ったりする活動を入れていった。
 離れた場所にマットを置き,そこに着地できたら合格という活動も入れた。
 ほとんどの子が合格だったので,更にマットを離したが,これは少し調子に乗り過ぎであった。
 ロープを振るときに勢いを付け過ぎたために,壁に激突してしまう子が数名いた。
 安全への配慮が足りなかった。これは反省しなければならない。
 
 今日の動きの様子を見る限りでは,子どもたちの運動技能は,決して低くはないと感じた。
 これから1年間の子どもたちの伸びが楽しみである。