Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

横跳び越しの授業 4

2010-10-04 00:03:05 | 体育
6.跳び箱運動

・跳び箱の上に乗って,高くジャンプして下りる
・何回手を叩けるか
・半回転ジャンプで着地
・助走して正座で乗る

 これらの運動のあと,いよいよ横跳び越しの練習に入る。
 まず,踏み切り板を斜めにし,「踏み切り板の向きに並び直しなさい」と指示した。
 3台ずつ左向き,右向きに斜めにずらしたので,子どもたちは放射状に並ぶようになった。
 
 踏み切り板を斜めに置くような場面を見るのは,子どもたちは初めてである。
 何が始まるのだろうというワクワク感が感じられた。

 斜め助走からの横跳び越しを私が示範してから行わせた。
 H君がくるんと反転してしまうのが目に入った。予想されたつまずきである。

 ここで発問である。
「手はどのように着いたらよいでしょうか。」

 発問によって,子どもたちにゆさぶりを掛けていく。
 予想ではBの方が跳びやすいというのが圧倒的であったが,「両方試してみなさい」と指示して試させた。結果はやはりBである。

 また,「トトン」となってしまう子もいるので,「さっきの平均台と同じです。音をひとつにしなさい」と指示した。

 練習していく中で,よい動きをしている子を見つけるように努力した。
 そして,Rさんに示範させた。
 Rさんは,跳び箱の奥に着手し,跳び箱の上を体が通過するようにしていたのである。
 そして,私も示範した。私は手前に手を着いた。
 
「Rさんの動きと先生の動きで違うのはどこだろうか。」
 
 手の位置が違うということに子どもたちはすぐに気づいた。
 発問を入れることによって,知的な授業となる。

「ちょっと難しいという人は,一旦跳び箱の上に跳び上がって下りなさい」とステップを置かせた。

 左からが助走するのがやりやすい子と右からがやりやすい子がいるので,入れ替えて練習させた。
 その後,どちらか自分がしやすいほうで練習させた。

 結果として,全員が横跳び越しを行うことができた。