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修業の時計を止めない教師でありたいです。

オール小嶋悠紀セミナー 1

2009-10-12 21:51:21 | 教師修業
 10月12日,山形・大手門パルズで行われた「秋の拡大TOSSデー オール小嶋悠紀セミナー」に参加した。

 小嶋氏は向山一門51番弟子。27歳とのことである。
 自分より年下の方が講師を務めるセミナーは,初めてであった。
 プライドが邪魔をして,素直に話を受け入れられないのではないか,という不安があったが,心配無用であった。

 小嶋悠紀,恐るべし。
 ただ者ではない。
 おそらく将来のTOSSを背負って立つ人物の1人であろう。

 講座の途中で,参加者が飛び入りで授業する場面が何度か設定された。
 TOSS体育サークル杜の都から私のほかにも,T氏,M氏,N氏も参加していた。
 算数の授業では,20名近くが立候補した。サークルメンバーの3人も立ち上がった。度胸の座っていない私は出遅れてしまった。

 授業のつかみの場面である。

 T氏は,顔の近くで教科書の74ページを開いて見せながら,「教科書 74ページを開きなさい」と指示した。
 実際に見せながら指示していたのは,T氏だけであった。
 小さい技術であるが,視覚から情報を入力する児童にとっては,大切な配慮となるであろう。
 小嶋氏もそのことを取り上げ,評価していた。

 M氏の声の張りは素晴らしかった。
 他の授業者とは明らかにトーンが違っていた。
 しかも,自然な笑顔であった。
 20名近くが授業したが,その中でお世辞抜きにナンバーワンであった。
 第1声にこだわってきた日ごろの成果が垣間見られ,感心した。

 N氏が授業に挑戦する姿を見て,ただ者ではないことを確信した。
 隣の席で「やってみたら」と散々あおっていたが,本当にするとは思っていなかった(最低なことに,あおっている自分は授業に立候補していないのである)。
 サークルに参加して,まだ1カ月。
 セミナーで,あのような緊張場面に立つなどということは,よほどの度胸がないとできない。
 「声がいい」「声がきれい」と評価されていた。

 こうなっては,私も授業せざるを得なくなった。
 他のメンバーが行っているのに,代表が授業を避けているというのでは話にならない。