アメリカでは、シェール層が国土のほぼ全域に広がり、そこに埋蔵されている石油や天然ガスは100年分を超えるといわれていることから、世界最大のエネルギー輸入国から2020年ごろには一転資源大国に躍り出ると見られる。一方、世界一の天然ガス埋蔵量を誇るロシアは、シェール革命による天然ガスの大量供給により、最大の需要先である欧州の販売が振るわず、世界シェアが低下という影響を受けている。
- ロシア、中国、オーストラリア、ポーランド、ウクライナなど、古い堆積地層のある大陸にはシェールガス資源が存在する。アメリカなどにしか、掘削・生産技術がなく、世界各地でも石油などエネルギー価格しだいで販売もされる情勢である。