再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

素振りの大切さを想う(2011年の終わりにあたり)

2011-12-29 09:04:25 | コラム
「貴方にとって、理想のバッティングフォームとは?」

某超一流プロ野球選手の答え。

「ヘトヘトになるまでバットを振って、その結果、振った形が私の理想のフォームだ」

どんな天才打者でも、日々の素振りは欠かさないという。大舞台での晴れやかな一打の裏には、手の豆をつぶしてつぶしても繰り返した素振りがある。

ビジネスマンも一流のプロを目指すならば、ビジネスマンにとっての日々の素振りが欠かせない。

素振りのスタイルは、多種多様である。若手の営業マンは、営業活動を毎日欠かさず上司に報告することであり、ベテランの技術者は、常に国内外の競合先の動向を把握することであり、中小企業の経営者は、足元固めと将来の成長戦略の両立策を考え続けることなど。

それぞれの置かれた状況と立場によって、素振りの形はいろいろあるが、それらの素振りに共通する大切なことがたった一つだけある。

それは、毎日毎日、ただひたすらに続けること。どんなことがあろうとも、周りの変化や出来事に一喜一憂することなく、バットを振り続けることである。

その地道な努力が報いられる大舞台はひょっとして明日来るかもしれないし、また永遠に来ないかもしれない。しかし、その日がいつ来てもいいように、ただひたすらバットを振り続けることである。

激動の2011年ももうすぐ終わり、新しい年が始まる。

もちろん気持ちを新たにして新しい年を迎えるものの、一日24時間はまったく同じように続いていく。

そして、来年もまた今年と同じようにバットを振り続けて行きたい。

皆様、良いお年をお迎えください!