再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

Facebookの台頭に想う

2011-02-27 07:58:39 | チャット
最近、FacebookなるSNS(Social Network Service)が世界中に伝搬していると聞き、「フェイスブック・若き天才の野望」(日経BP社)を読んでいる。

同時に、自分自身も良く理解しないままに、日本版フェイスブックに登録してみた。

日本のSNSに関しては、すでにミクシィなどが広く知られているが、大学生の息子や高校生の娘は、この種のツールというか、インフラというか、日常的に使いこなしている。

「一体なにがおもしろいのか」というのが、正直なところ今の自分自身の感想である。

ネット上で人とつながること、このことにどれほどの意味があるのか。既に旧知の中であれば、直接コンタクトすればいい。直接のコミュニケーション以外で、何が楽しいのか分からない。

まったく知らない人、だけど出身学校なり、出身地なり、趣味なり、共通する点のある人とネット上で知り合いになる。これは確かに自分の世界が広くなることかもしれないが、果たして本当だろうか。

この種のネット上の接点が、自らの視野拡大や人間成長に役立つのであれば、いいのかもしれないが、薄っぺらなつきあいで、深く価値ある人間関係など望めないのではないか。

むしろ、意識的にそうした深い人間関係を避けつつ、でもどこかでつながっていようとするところに、SNSの妙味があるのかもしれないが。

一方、こんな小難しいことを言っている「おやじ」こそ、現代の大きな潮流に取り残され、すでに過去の人となりつつあるのかもしれないと、ある種の焦りも感じたり。

だが最近のネットは、マスコミや広告業界など、人間の持つ強欲(グリード)を無意識的に引き出す格好のツールとして活用される。最近では、政治的な扇動にもネット経由が当たり前になってきた。

「わからない。なにがおもしろい」だけでは、すまされない何か大きな胎動があることだけは認めつつ、真正面から見据えていく必要だけはあるのだろうと思う今日この頃である。