再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

「ゆで蛙」の法則

2008-07-26 09:36:05 | チャット

「二匹のカエルを用意し、一方は熱湯に入れ、もう一方は最初水で緩やかに温度を上げていく。すると前者は直ちに飛び跳ね脱出・生存するのに対して、後者は水温の上昇に気付かずに死んでしまう」

これが「ゆで蛙」の法則と言われるもので、たびたび人間組織の比喩として用いられる。

人間はある程度の環境適応能力を持つがために、緩やかな変化には比較的鈍感であり、たとえその変化が致命的なものであっても、受け入れてしまう傾向がある。例えば、業績悪化が危機的なレベルにあっても、それを危機として受け入れられず、「ゆで上がって」しまうまで気づかない。

こういう組織は、中にいる者にはなかなか分からないもので、ただ外から冷静に見ていると良く分かることがある。

自分自身が「ゆで蛙」状態にあるのかどうかは、自分自身を客観的に映す鏡を持つしかない。組織も同じことで、組織を客観的に映す鏡が必要である。

ビジネスの場合、それは唯一厳しい顧客であろう。新しい分野の新しい顧客にぶつかっていくことから、自分自身と自分の所属する組織の本当の強さが分かってくる。

そうした地道な努力と格闘を日々継続しているか。それが個人と組織の生き残りの唯一の道であろう。