再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

最近の面白かった本

2008-05-25 11:40:37 | 読書感想

久しぶりに最近読んで面白かった本を3冊紹介します。

それぞれにまったく違ったジャンルですが、それぞれに大変勉強になりました。私は、通常一度読むと読み返すことをしない人ですが、これらの本はどれも、もう一度、じっくり読もうと思っております。

1.会社は頭から腐る(冨山和彦著・ダイヤモンド社)

2.ウェブ時代・5つの定理(梅田望夫著・文芸春秋)

3.誰も知らない世界と日本のまちがい(松岡正剛著・春秋社)

会社は頭から腐る―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」

会社は頭から腐る―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2007-07-13

「会社は頭から腐る」は、ご存知の元産業再生機構COOの冨山氏の著作。やはり、企業再生という実体験から出る言葉には、重みとすごみを感じます。冨山氏は自分よりも4歳も若い1960年生まれの経営者ですが、ある年齢を過ぎると、人間、特にビジネスパーソンは、生きた長さではなくて、どれだけの修羅場を潜ってきたのかだなと、正直言って焦燥感を抱きました。経営者としての人間洞察にも、納得いく点が多くありました。

ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!

ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2008-02-28

「ウェブ進化論」「ウェブ時代をゆく」と最近立て続けに梅田氏の著作を読んでおり、すっかり梅田ファンになったようです。この方も冨山氏と同様に、自分より4歳若いアントレプレナー。今回の「ウェブ時代・5つの定理」は、前二作とは毛色が違い、スティーブ・ジョブズのようなシリコンバレーのスター起業家達の夢溢れる言葉を、梅田氏が臨場感を持って解説してくれるもの。梅田氏は、いつも自分よりも若い世代へのメッセージとして、自らの著作を位置付けていますが、私も彼の著作からいつも元気をいただいています。俺もまだ若いかな?(独り言・・・)

誰も知らない 世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義

誰も知らない 世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義
価格:¥ 1,800(税込)
発売日:2007-12-20

最後の「誰も知らない世界と日本のまちがい」は、こちらは大先輩の松岡正剛先生の著作。こんな世界史の教科書があれば、誰でも歴史が好きになるのではないでしょうか。講義形式を本にまとめたものなので、非常に難しいことも、大変分かりやすく読みやすく、かつ魅力的に語られています。膨大な知識と見識がなければ、絶対にこんな講義はできないだろうなと感銘を受けました。難しいことをいかにシンプルに説明するか、または説明できるかで、その人の力量が分かるというもので、この点ではビジネスの世界とまったく同じですね。