再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

実体験に基づいた起業論(4)

2007-12-15 16:15:23 | 連載:実戦的起業論

動機論(3):大義ある創業者の思い・志とは?

前回は、創業者の存在をかなり自虐的に表現したが、やはり創業者には創業者しかない強い「思い・志」というものがある。また、そうした「思い・志」があるからこそ、創業という冒険の旅に出る勇気が湧いてくるものである。

創業の動機には、創業者も人間である以上、「本音」と「建前」があるものだろうが、同時に、その動機には、必ず「大義」がなくてはならないのではないか。

「なんのために会社を創るのか?」という問い掛けに対して、やはり周りが「なるほど!」と納得してくれるような「答え」がないといけないのではないか。

その答えの中に、万人とは言わずとも、少なくとも何人かの心を動かすような「思い」が感じられなければ、その創業者の下に人が集まってくることはないだろう。そうなれば、会社という組織そのものが成立しないことになる。

私も創業を志したころから、努めて創業社長の話を聞く機会を持つようにしている。それぞれに表現や言い回しはことなるものの、伝わってくる「思い・志」がある。そして、その創業者の「思い・志」には、やはり必ず何かしらの「大義」を感じる。

「本音」と「建前」とは、場面によって使い分けることができるが、この「思い・志」だけは、そうはいかない。つまり、その人間の生き様そのものであり、化粧をすることができない。化粧をしてもすぐにはげ落ちてしまう。

「なぜ、自分はこの世に生まれたのか?」

その問いを突き詰めるような思考から湧き出てくるある種の感覚、それは「使命感」と言い換えてもいいかもしれない。それが創業者の「大義ある思い・志」なのである。

 

(次回に続く)

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