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再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

これでいいのか?日本の技術力は!

2015-07-18 05:33:21 | チャット
国立競技場の設計をゼロから見直すとか。
大大的に国際コンペをして、その結果選んだデザインをコストが合わないから変えると。
先進国として、また技術立国を誇る日本として、こんなことが許されるのか?恥ずかしくないのか?
大手ゼネコンがJVを組んで、ある意味採算を度外視してでも完成させるべきではないか。
そんな腹を括って建設業界を叱咤する大物政治家はいないのか?
いずれにしても、この国はまったくリスクを取れず、覚悟という精神をすっかり忘れてしまったようだ。
このままで本当にいいのか?
なんとかしたいものだが、自分自身の非力がもどかしくもある。

安全神話に一言

2015-05-31 05:40:10 | チャット
3.11の不幸な原発事故により、安全神話という言葉が良く語られるようになった。
この安全神話は、どうやって形成されるのだろうか。
私自身、原発については、3.11前から消極的容認派とでもいう立場を取ってきたつもりである。
高レベル放射性廃棄物の処理問題という大変重い課題を背負っている以上、またテロなどの重大リスクを完全に払拭できない以上、原発はある意味過渡的な技術であり、できる限り早期にもっと安全でかつクリーンな電源へと置き換えるという方向性を示し、そこに向かって努力していくべきではないかという立場でした。
今でもこの考え方は、基本的には変わっておりませんが。
当時は、こうした発言を公の場ですると、原発推進派からは、かなり強烈なバッシングを受けたものだ。
要は日本の原発は、幾重にも安全対策が施されており、絶対に安全であり、大きな事故など起こるべくもないから、素人は安心して専門家に任せなさいという感じだ。
安全神話というのは、こうした絶対に大丈夫というある種の思考停止回路に入ることなのだろう。
この種のような事柄は、実は我々の周りにたくさんある。
絶対に大丈夫と自からが思い込むことで、日々の煩わしさや不安から開放されたい、安心や安寧を得たいという願望かもしれません。
こうした日常にいかに対処していくか。
生活の知恵のようなものは、要するに事に対する時、物理的、時間的な余裕を持ち、さらには精神的なゆとりを持つことなのだろう。
絶対にと思い込むのではなく、なにかあってもなんとかなる、なんとかする、なんとかできるという気持ちの余裕が大事なのでないか。
これこそが、様々なストレスの溢れる現代社会をスマートに生きる術なのではないかと思う今日この頃である。

ESCOふたたび!

2015-05-23 05:53:18 | チャット
ESCO推進協議会という業界団体がある。
もうかれこら16~17年前に設立された団体であり、その設立には私も参加させていただいた。
当時は、省エネルギー推進の期待の星として、ESCOが脚光を浴び始め、国も様々な支援をしてくれたものだ。
その後、原油価格の高騰や原子力発電頼みのCO2削減策などによって、省エネルギー事業の事業性と魅力が薄れつつあったなかで、3.11という大きな出来事を受け、その低落傾向には拍車がかかったかのようである。
一方、太陽光発電を含めた再生可能エネルギーは、固定価格買取制度というウルトラCによって、超活況を呈してきた。
その華々しい状況を羨望の念を持ちつつ横目で見ながら、省エネルギービジネスをなんとかしたい。
儲かり魅力ある省エネルギービジネスを創ること。
このことを残された自分の人生を賭けたライフワークと定めた者として、今こそもう一度原点に立ち返り、ESCOの再生に力を尽くす時ではないかと、最近思い立った。
資源の乏しいわが国エネルギー政策の一丁目一番地は省エネルギーである。
この信念に基づいた自らの実践を世の中に示すこと。
そんな想いをいだきつつ、ESCO推進協議会へ復帰することとした。
とは言うものの微力の自分に一体何ができるのか、何をすべきなのか。
日々悩みつつ、少しでも一歩でも二歩でも、前に進みたい、否、進むぞと自らに誓う。

妥協の産物でいいのか!

2015-04-29 05:39:56 | チャット
2030年における電源構成の経産省案が提示された。
かねて危惧していたように、各方面への妥協の産物そのものである。
当面の電力コストを優先すれば、原子力に頼らざるを得ない。だから、20~22%となる。
再生可能エネルギーは、22~24%として、原子力よりは少し積み増し、かつ当面の国民負担の増大にも一定の配慮を示しているということか。
残りを火力となるが、石炭も温暖化に配慮して、少し抑え気味にした。
賢明なる役人の方々には、おそらくこの案の実現性が薄いことは、重々承知のはずだろう。
複雑な方程式を解くための当面の暫定策ということだろうが、いかにも日本国らしい。
これがこの国の現実であり、実力なのであろうが、長くエネルギー業界に携わる非有識者としては、とても残念な想いである。
ただ、こう嘆いてばかりでは、何も始まらない。
将来の子供や孫たちに誇りと夢を持てる国に少しでも近づけるために、地道な努力と実践を世の中に示し続けるしかない。
そうした覚悟を新たにせざるを得ない妥協案である。