Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

今日は作業お休み。

2014-07-26 22:24:19 | 日記


今日は曇りでしたが、気温は上昇。
秋田市内でも、34℃近くまであがりました。

表板をはぎ合わせたので、鉋がけをと思ってましたが、工房内は35℃位。
作業したり、機会を動かすと、さらに上がってしまいます。
はぎ合わせのクランプを外しながら、ちょっと考えましたが、今日は作業を休みました。

明日は天気の具合を見て作業を決めます。

作業を休みにしたのは、気温が高かったのもありますが、新作の資料がそろっていないのもあります。
色々と集めてはいるのですが、今までに作った事のないパターンなので、技法もふくめ、研究中です。
個展もあるので、最悪、製作楽器を変更するかもしれませんが、とりあえず、調査続行の予定です。

写真は昨日撮り忘れた、クランプ中の表板です。
この後、クランプを外して、終了でした。

表板、はぎ合わせ。

2014-07-25 22:57:55 | 日記


今日は快晴。
気温も上がりました。

作業はリペアウクレレのチェックから始めました。
仕上がってますが、最終チェックです。
チューニングして、音を確認し、クラック箇所もチェックして、全体をクリーニング。
夕方、無事、お引き渡しでした。


製作の方は、今日から開始。
まずは、表板からはぎ合わせていきました。
材を選んで、鉋がけしていきます。
鉋がけは、すぐ終わるのですが、材の選択は時間がかかりました。
接着面の鉋がけが終わった所で、接着クランプし、明日まで乾燥です。

明日も新作の作業を予定しています。

写真ははぎ合わせの鉋がけが終わった所です。
接着クランプしてる所を、撮り忘れました。

ウクレレケース、ちょっとだけ修正。

2014-07-24 22:49:43 | 日記


今日は雲が出るときもありましたが、いい天気。
暑い一日でした。

作業は新作の準備のつもりでしたが、予定変更になりました。
完成したウクレレケースは、ふたの合わせの部分を塗装し直しましたが、やはり、バックルを締めて圧力がかかると、ちょっとくっつき気味な感じでした。
そこで、ふたと本体が密着しないよう、フェルトを貼って、修正。
たいした改修ではありませんが、これで、ふたはスムーズに開閉できるようになりました。

明日は、延び延びになっている、新作の準備を予定しています。

今日は、ケースの改修につかう素材を買いに、作業前に出かけるつもりでした。
ところが、車に乗ってキーをまわすと、電源ダウン。
この間と同じ症状です。
今回は、何度キーをまわしても反応なし。
車が移動できないので、整備工場に電話をして、家まで見に来てもらいました。
キー周りのパネルを外したり、エンジンルームを見たりと、色々と診断。
最後に、ヒューズボックスとバッテリーを見てもらうと、電源が復活。
どうも、バッテリーをつなぐボルトが緩んでいてようでした。
また、修理代がかかるかと、ヒヤヒヤでしたが、なんとか助かりました。
ただ、だいぶ時間がかかって、その後、買い物に出かけたので、ほとんど作業なしでした。
なので、今日は写真もなしです。

カマカコンサートタイプ、リペア終了。

2014-07-23 19:00:38 | 日記


今日は午後から雨。
湿度のせいで、実際の気温よりも蒸し暑く感じました。

作業はウクレレリペアの仕上げ。
クラックにボディー内側から、補強を当てる所から始めました。
今回は、隙間がなく完全に割れてないクラックだったので、補強をどうするか、考えていましたが、今後の事も考えてパッチを貼りました。
貼ったパッチです。


クラック部分はタッチアップしてありましたが、少しひけがあったので、さらにタッチアップして仕上げました。
リペア前です。


リペア後です。
ほとんど目立たなくなりました。


最後に、試奏してチェック。
フレット調整もうまくいって、びびりもなくなりました。

明日は、新規製作の準備をしていく予定です。

この先は、個展用の楽器の製作に入ります。
先日までは、注文品の製作で、生活が夜型だったので、新作からは昼型にシフトしたいと思ってます。
習慣を直すのは、大変な気もしますが、、、。

写真はリペアが終わったカマカコンサートです。

ウクレレリペア、続き。

2014-07-22 22:46:26 | 日記


今日は曇り。
雨は降りませんでしたが、蒸し暑い一日でした。

作業はウクレレのリペアの続き。
クラックは無事接着されていたので、塗装を整えました。
ほぼ、ぴったり平面で接着され、目違いはなかったので、亀裂部分のみにラッカーを流し込んで仕上げました。
ウクレレの次は、先日完成したウクレレケースの塗装を手直ししました。
発送が、お客様の都合で少しのびたので、ふたと本体の合わせ目の塗装を修正。
トップコートに使った塗料は水性のアクリル系でしたが、蓋を閉めて、バックルをとめ、しばらく時間が経つと、開きにくくなるときがありました。
乾燥はしているのですが、塗膜同士だと密着するとくっつき気味になります。
そこで、一度、塗膜をはがして、黒顔料で染め直しました。
明日まで乾燥させて、様子を見て、最終仕上げをどうするか考えます。

明日は、リペアの仕上げ調整をして、時間があれば、次に楽器の準備をしようかと思ってます。

写真はクラックを接着した、ウクレレの裏板です。