Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

横板仕上げる

2009-08-26 22:18:16 | 日記
今晩、8時45分からのNHK秋田のニュースで昨日の再放送がありました。
夕方、NHKの方から連絡があり、また見る事が出来ました。
たびたび放送して頂き感謝しております。
明日は秋田のウェブマガジン、プラッサさんの取材があります。(この所取材がつづいています)
アキタジンというコーナーで来月の枠で紹介して頂けるようです。
今まで紹介された人は有名な人が多く、自分でいいの?と思ってます。
ほぼ一日密着取材になるのでがんばりたいと思います。
作業の方は、明日取材があるので今日のうちに粉塵の出る作業をやってしまうべく横板の仕上げをしました。
接着したライニングの少しはみ出させた部分を横板とならしていきました。
裏板の接着面はアーチに合わせいつものとうり少し角度をつけてならします。(ブロックもアーチに合わせ角度をつけます。)
接着面のつぎは横板のベンディング時についた歪みをならします。
これが結構大変で粉は出るは、汗はたれるは、かいた汗に粉塵がついてまさに粉まみれでした。
調子に乗って削りすぎると板厚が薄くなってしまうので注意しながらサンディングします。
サンディングの次は、ライニングの余分なとことをそぎ落とします。
ライニングは板材ですが、断面が三角になるよう削って行きました。
写真は今日仕上げた横板です。

ライニング続き

2009-08-25 22:03:16 | 日記
今日は夕方、NHK秋田放送局のニュースこまちでKEN弦楽器工房の話題が放送されました。
取材して頂いたNHKさん有り難うございました。
さすがプロの技で大変すばらしい編集でした。
8月29日の早朝にはNHKラジオの方でも今回の話題が放送されるそうです。(こちらは全国放送だそうです。)
作業の方はライニング接着の続きです。
接着の前に横板の裏面を接着する側をアーチをつけカットします。
ネック側が幅が狭くウエストの辺りが幅が広く、エンドに向かって少しだけ狭くしました。
のこぎりでカットした後鉋で滑らかにしました。
横板の加工が終わった所でライニングを接着します。
アーチがついている分表側よりも隙間が出来やすいので注意しながら接着して行きました。
左右接着が終わった所で今日は放送を見るため早めに切り上げました。
写真は裏面のライニング接着中の様子です。


ライニング接着

2009-08-24 22:22:33 | 日記
明日、25日はこの間取材、撮影した物がNHK秋田ローカル、夕方のニュースこまちで放送されます。(6時からです。)
今日の放送の最後で予告をしていました。
おそらく5分くらいの放送になると思います。(ギター演奏の所はなくなっていればいいなと思ってます。)
ギターを作り始めた頃はまさかテレビに出るなど思ってもいなかったのでちょっと不思議な感じがします。
19世紀ギターに興味を持ってくれる人が増えれば幸いです。
作業の方は接着したブロックのボディー内側の整形から始めました。
ノミで荒削りしだいたい形を整えた後、鉋で調整しサンディングで仕上げました。
今回はネック側とエンドの大きさをいつもとバランスを変えてみました。
ネック側を重くしてエンドを軽くしました。
今回は色々実験をしているので結果が楽しみですが、どれがどのように影響したか解らなくなる可能性がなきにしもあらずです。
ブロックの次はライニング接着です。
ベンディングした物を再度、ベンディングアイロンで修正しながら接着していきました。
制作者によってやり方は色々だと思いますが、私はいつも表板側から接着します。(私なりの訳があるのです。)
今日は表側を接着した所まで進めました。
写真はクランプ中のライニングです。

ライニングベンディング

2009-08-23 22:07:51 | 日記
今日は整形したブロックの接着から始めました。
ブロックは横板にしっかり密着させないといけないのですが、クランプすると接着剤のせいでずれてしまいちょっと手こずりました。
ネックブロックから接着しクランプし終わった所でライニングを曲げました。
横板と同じく新しいやり方を使ったのでいままでより楽に曲げる事が出来ました。
ギターを作り始める前はライニングが音に影響を与えると思っていませんでしたが、作るようになってからは少なからず影響を与えると考えるようになりました。
全部で4本曲げた所で今度はエンドブロックの接着です。
今日の作業はエンドブロックをクランプした所まででした。
写真は曲げ終わったライニングとクランプ中のエンドブロックです。

ネックブロックエンドブロック

2009-08-22 23:15:23 | 日記
今日は午前中電器屋にでかけました。
居間で使用していたビデオデッキが壊れたためハードディスクレコーダを購入。
アンテナがアナログなのでアナログ対応のレコーダーにしました。
午後は定期通院。
そんな訳であまり作業は進みませんでしたがネックブロックとエンドブロックの製作をしました。
切り出したスプルース材をボディーのラインに合わせて接着面をアール加工。
いつもの事ですがアールをぴったり合わせつつ削って行きました。
ボディーの内側の面はクランプした時押さえやすいように平面のままにしておきます。
ブロックはボディーを閉じてしまうと見えなくなるのですが結構重要なパーツだと思っています。
後で削る内側の削り具合でブロックの重量が決まるのでバランスを考えながらの作業になります。
上下のブロックのアールをつけ終わった所まで進めました。
写真は輪になったサイドと今日作ったブロックです。