Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

ラプレヴォット、セラックフレンチポリッシュ、仕上げ行程

2018-03-06 21:57:05 | 日記


今日は曇り。
暗くなってから雪が降って、少し積もってます。

作業は今日もセラックフレンチポリッシュ。
ボディーの仕上げ行程に入りました。
出来るだけ綺麗に塗ってきましたが、塗膜をよく見るとタンポの摺り跡が角度によって見えます。
タンポは綿素材の物を使っているので、織の線がどうしてもつきます。
今日は摺り跡を消しつつ、つや出しをして行きました。
作業前の塗膜です。


一回、薄めのセラックを塗って、その後は、アルコールで磨いて行きました。
磨き後の塗膜です。




写真だとわかりにくいですが、だいぶ平滑になりました。
サイド面も同様に仕上げていきます。


乾燥後の塗膜をみて、良ければ終了、必要ならもう一磨きするかもしれません。

明日も続きを予定しています。

セラックフレンチポリッシュといっても、おそらく、人によってやり方は様々。
全く同じ人はいないんじゃないかと思うくらいです。
それぞれ、こつみたいなものがあるとおもいますが、いずれにしても、手間がかかる塗装です。

写真はセラックフレンチポリッシュ、仕上げ行程中のギターです。