Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

クラシックギター、フレット打ち直し、続き。

2016-09-26 22:18:11 | 日記


今日は曇りで、晴れ間もありました。

作業はクラシックギターのフレット打ち直しから進めました。
フレットを抜いたとき、接着剤で接着していましたが、今回は膠で弛み止めをする事にします。
まずは、膠を溶かしながら、フレット打ちの準備をして行きました。
膠を溶かしている所です。


指板は平面を出していますが、溝を少し面取りして行きました。
面取りが終わった所で、フレットを打って行きます。
オリジナルフレットの打ち直しなので、ピッタリの位置に打って行きました。


打ち込み具合を確認しつつ、はみ出した膠を拭き取りつつ、なので、結構時間がかかります。
なんとか、打ち終わりました。


フレットは膠を1日乾燥させるので、レベリングとエッジ処理は明日にします。
フレットの次は、ブレイシングの剥がれのリペアに入りました。
裏板のボディーエンド側に剥がれがあります。
今日、確認すると、両端に剥がれがありました。




剥がれた部分に接着剤を刷り込んで、ボディー内に柱を立てて、クランプして行きました。
このまま、明日まで乾燥させます。

明日は外出予定がありますが、できれば、クラシックギターリペアの続きをしたいと思っています。

今日は午前中に引っ越し先の台所の蛇口を交換しました。
単純に、外して、新しいのをつければいいのですが、何度もリフォームしたり、蛇口も交換したような感じです。
取り外してみると、配管の中に錆があったり、給湯器側と水道水側の配管の径が微妙に違ってました。
水漏れ防止テープをネジ部分に貼って取り付けましたが、ゆるい方はわずかに水漏れします。
取り外しては、つけ直しを何度か繰り返しているうちに、昼になってしまいました。
それでも、なんとか交換終了。
まだ、リフォーム箇所は色々ありますが、少しづつ進めるつもりです。

写真はフレットを打ち直したリペアクラシックギターです。